TBSラジオ
『TOMAS presents High School a Go Go!!』(毎週・月曜夜9時~9時30分)
「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまく
いろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、
そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。
ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。
▼メインパーソナリティ:TBSアナウンサー・石井大裕
▼2021年4月5日(月) 放送後記
スタジオは、高校2年生の美空(みく)さんと、
高校2年生の石井薫子(いしい・かおるこ)さんとお送りしました。
<高校生の主張>
「高校生の主張のコーナーは、4週にわたり
この春、大学への現役合格を果たした皆さんに、
いろいろとお話しを伺っています。今回が最終週です。
大学受験を目指す皆さんへのアドバイスがいっぱいです。
今週は、東京大学に合格、晴れて、この春に入学した、
林航平(はやし・こうへい)さんにお越しいただきました。
石井大裕アナウンサー
- 学校の勉強と受験勉強は、違いましたか
- 林航平さん
- 「高校3年生になるまでは、学校の勉強をメインでやっていた感じはありますね。高校2年生までは、学校の定期テストを集中してやっていました。高校3年生になってからは、日曜日も補習などがあったので、あまり休む暇は無かったですね。(受験勉強を)やめたいと思うことはあまり無かったですが、正直、志望の大学(のレベル)を下げたいと考えたことはありました。結果的に、最後まで東京大学を目指していて良かったなと思っています」
石井大裕アナウンサー
- 林さんは、受験勉強中、どうやって自分の気持ちを保っていたのでしょうか
- 林航平さん
- 「周りに同じく東大志望の生徒がいて、彼らも頑張っいてるから、自分がここで抜けるのは、ちょっとダサイなと思い、ずっと勉強をしていましたね。(受験勉強の友達は)一応、ライバルなんですけれど、やっぱり仲間でもあるんで、励ましあったりもしていましたね。(ご家族はいかがでしたか?)僕が疲れて帰ってきたりしていたのですが、いつもご飯を作って待っていてくれて、とても感謝しています。(家族のサポートは)かなり大きかったです」
<なんでも課外授業>
「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」を
ゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。今週も、
アテネオリンピック女子ハンマー投げの日本代表選手で、
現在は順天堂大学の講師を務められている
室伏由佳(むろふし・ゆか)さんを迎えました。
室伏由佳さん
静岡県出身。お父様はハンマー投げで、オリンピック4大会出場や、アジア大会・5連覇を果たした室伏重信さん、お兄様は、アテネオリンピックの男子ハンマー投げの金メダリストで、現在、スポーツ庁・長官の室伏広治さんです。由佳さんは、中学時代に「短距離選手」として陸上競技を始め、高校から「円盤投げ」に転向、中京大学では、日本インカレで4連覇、21歳からはハンマー投げにも取り組み、2004年には、「アテネオリンピック」に出場。さらに「アジア大会」ではハンマー投げで銅メダルを獲得、「日本選手権」の円盤投げでは、なんと12度にわたり制覇、ハンマー投げでも5度の優勝、現在も日本記録を保持するなど、数々の輝かしい記録を打ち立てて、2012年に現役を引退されました。現在は、順天堂大学のスポーツ健康科学部などで後進の指導に当たっています
- 美空さん、石井薫子さん
- お父様、お兄様、共に活躍された中でプレッシャーを感じたことはありますか
- 室伏由佳さん
- 私は、どちらかというと、(オリンピックに)出られるか出られないかの瀬戸際で、兄は逆に、出て当然、メダルを取れるに決まっているというポジションにいて、そのプレッシャーは計り知れなかったのではないでしょうか。私は「出るか出ないかはわからないけれど、出るに決まっている」という視線がどこにもであって、「そこまでじゃない」「いや出たい」・・・というせめぎあいがとてもありました。私は「引っ込むタイプ」の人間なので、「前進していなければ」と思わないとやっぱり、気持ちが下がってしまうから、今も頑張っています
- 石井大裕アナウンサー
- 東京オリンピックが1年、延期されました。どのようなことに期待していますか
- 室伏由佳さん
- 時代とともに、いろいろなことが変わっていくものだと思っていて、今見ている形というものは普遍的なものではなくて、絶対に変わりますよね。自分も変わるし、人も変わるし、「絶対」というものは無いと思います。その変化に対して、どうやって自分が進化して付いてゆくかということを前向きに捉えて、オリンピックもパラリンピックもそうですし、「日本だからこういうことが出来た」というエピソードが出てくると良いなと感じています。日本だから、この対処ができて、それが社会の何かの役に立つことに繋がるとか、感染防止策を徹底して開催できたとなれば、この方法を、スポーツではないところでも運用しようとか、何かそういう世界に発信できる取り組みが出てきて、スポーツも出来たらベストかなと考えています
林航平さん、東京大学への入学、おめでとうございます。
インタビューでは「都市工学」に関心があると
おっしゃっていました。未来の都市計画、期待しています!
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放送後1週間以内、聴くことが出来ます!