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コロナーが受けた、コロナの影響。

森本毅郎 スタンバイ!

今日は、新型コロナの感染拡大で、大いに影響を受けた、ある会社のお話。その会社は岐阜県輪之内町にある町工場。主に自動車関係などの工場で使う作業用の手袋を製造販売しているのですが・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日4月5日(月)は、『コロナーが受けた、コロナの影響』。というテーマで取材しました。

 

近堂かおりの現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210405074049

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

★45年この名前でやっているのに・・・

新型コロナの感染拡大で、いったい何が起きたのか。社長の菱田男さんに聞きました。

菱田男さん
「うちの会社の屋号が『有限会社コロナー』と言いますので、それに対するご意見を結構頂くことが増えてまいりまして、「便乗してその名前を付けたんじゃないか」っていう方が一番多かったですね。「ふざけた名前付けたな」とか「みんなの注目集めてなんか便乗商法でもしたいのか」とか、そんな感じでしたね。今はだいぶ少なくなったんですけど、たまにまだありますね。でも、まあうちもこの屋号にしてから45年になりますので、愛着もありますし、自分の会社のこの名前にも誇りもありますので。当然変えるつもりもないので、ま、一から説明して「うちは45年この名前でやってます」と「太陽のコロナをイメージして先代の社長が付けた名前ですので」ということを事細かに説明して、一応理解はしてもらったと思うんですけども。ほんとに困りましたね。」

そうなんです。会社の名前が「有限会社コロナー」というんです。社長の菱田男さんのお話でした。

自動車工場の作業用手袋の製造販売がメインの仕事ため、去年の今頃は、各工場がストップ。注文が減り、菱田さんの工場の稼働率は、半分、40%、30%と縮小。あっという間に在庫の山ができ、途方に暮れていた。そこへ、追い打ちをかけるような、社名に対する苦情の嵐・・・。

「仕事が無くて時間だけはあったので」と菱田さんは苦笑いされてましたが、苦情一件一件に、誠実に対応し、説明を続けるのは大変だったと思います。そして、今もまだ無くなっていない、という事実に驚きます。

★専用の手袋をセミオーダーで!

新型コロナの感染拡大によって、大きくダメージを受けた菱田さんでしたが、そもそも、コロナ以前からかなり厳しい状況だった、と言います。というのも、中国などの、安い海外製の製品に押されてしまっているから。厳しい経営状態の中で、菱田さんはこんな形でなんとか頑張っていました。

菱田男さん
「できるだけ海外でできないような特殊な素材を使ったものだとか、機械なんかも特殊なものをできるだけ導入するようにして、なんとか利益を確保してたような状態です。例えば、防弾チョッキを作る素材を使った手袋だとか、そういう手袋ですと刃物で切れにくい手袋ができますので、金属製品なんかでケガをされる方がたくさんいるんですけれども、そういう方の安全保護具として使ってもらったりだとか、あとは、非常に薄い手袋を作って、商品の検査だとか、仕上げの工程での効率が良くなるような形といいますか。一つの会社さん、というよりも、一つの部署にまで落とし込んでいくような形で、そこの工程の作業員さんが、こんなような手袋だとかが欲しい、って言われると、それにセミオーダーのような形で、素材から機械から選定して作ってまいりました。」

大きな会社で、どーんと、となると、どうしても単価的に海外勢には敵わない。そこで、部署別、部門別の細かいニーズに応えるべく、それぞれ素材や機械を選定し、最適な手袋を作ることで、なんとか利益を確保していたのです。(例えば、塗装部門の人にピッタリの手袋、といった具合。)

菱田さんが、先代のお父さんから会社を引き継いで20年。時代は変わってしまった。東海地方に300軒もあった同業者は次々と廃業しているのが現実・・・。

★一本の電話が光となって・・・

海外に無い技術で、なんとか踏ん張っていた菱田さんでしたが、実は、コロナの半年前、大きな病気で入院し、やっとのことで働き始めたころ、コロナで売り上げが大幅に落ち、さらに、社名への苦情・・・。底の底で、ずっと叩かれ続けてる、という感じだった、菱田さんはおっしゃいます。

菱田さんを底の底まで落とした、社名に関する様々な意見。

しかし、逆に菱田さんを底から救い上げたのもまた、その電話の中の一本でした。

菱田男さん
「東京の方だったんですけども、せっかくこの名前で手袋屋をやってるんだったら、ちょうど今みんな、電車のつり革とかも触るのがキビシイ状況があって、その方たちのための何か製品を考えてくれないか、っていう意見の電話があったのが、きっかけですね。もう、なにもかも、やる気も無くなってましたし、いろんなことを諦めていた時期でしたので、売れ行きよりも、自分が落ち込んだ時の、モチベーションの起爆剤になったことが、ほんとに一番うれしいですね。色々なメディアさんとかで、うちのことを目にして下さるお客さんも増えてきまして、こういう工場でこう困ってるから、こんな手袋を作ってくれないだろうか、とか、色んな問い合わせをいただくことになったので、大きく変わるのは、ほんとに最初の一歩次第だな、っていうのはほんとに良く思いました。東京だ、ということしか聞いてないので、この場を借りてお礼を言いたいくらいですね。」

「せっかく、コロナーという名前で手袋を作っているのなら、コロナ対策になる手袋を考えてくれないか?」という東京の男性からの電話をきっかけに、作り始めたのが、抗菌効果が期待できる手袋。接触防止手袋「Touch」。

抗菌の効果が期待できる「有限会社コロナー」の接触予防手袋 Touch。

色違いです。接触予防手袋 Touch
1双 500円

銅や銀を加工して、糸にして、例の薄い手袋を作る機械で編み上げました。イメージは手のストッキング。銀行のATMやスマホの操作も、手袋をしたままで可能だそうです。

この抗菌手袋をきっかけに、自動車工場以外からも問い合わせが増え、現在は、スーパーやコンビニのレジの方からのオーダーに応える手袋を開発中。レジの方がよくしているゴム手袋のような手袋は、通気性が悪いので、手荒れがひどい!なんとかして!という悲鳴のような声が届いたのだそうです。こちらはもう少しで出来上がる、ということですよ。

同じ社名に関する意見でも、こんな風に支援につながることもあるんですね。

コロナー社に電話した東京の方、聞いていますか??あなたの一言が、有限会社コロナーの大きな力になりましたよ!!

 

有限会社コロナー ホームページより

【「接触予防手袋 Touch」製品概要】

https://www.rakuten.ne.jp/gold/corona-glove/

  • 価格:1双 500円
  • 販売方法:本社・楽天市場 【手袋屋CORONA】
  • 色展開 ホワイト・ブラック
  • サイズ フリーサイズ
  • 生産国 日本

◇ご注意◇

  • 本製品は医療用ではありません。
  • モニターにより、色の見え方が実際の商品と異なることがあります。
  • 出来る限り迅速に対応しておりますが、完売の場合ご用意できない場合もありますので、予めご了承ください。