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人気爆発 缶詰がカンダフル!

森本毅郎 スタンバイ!

ここ数年、「サバ缶」などで缶詰ブームでしたが、ここへきて、それが加速!またコロナの影響で新しい動きも出ているようです。どんな状況なのか? 3月31日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

竹内紫麻の現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210331073745

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まずは最近の缶詰ブームの動きについて、缶詰博士の黒川勇人さんに伺いました。

★お肉に果物缶詰!

缶詰博士 黒川勇人さん
新型コロナウイルスの影響で外出がままならなくなったということで、缶詰全般は去年1年間かなり売れまして、全体で見ても25%ぐらい前の年に比べて売れました。中でも肉の缶詰がよく売れまして、前年比で3割超えぐらい。それから、果物デザート缶詰に関しては直近で見ても、売り上げが伸びています。もともと災害があったりする時に果物デザートっていうのは売れる傾向がありまして、ウィルスに感染したくないので買い物に行く機会が減ると、そうすると果物っていうのは鮮度の問題があって大量に買っておいて保管しておくっていうことがなかなか難しいですよね。ですので常温のまま長期保存できる缶詰のフルーツを買っておいて、それで食べたいときにいつでも食べるっていうことだと思います。

缶詰博士の黒川勇人さん(公式ツイッターから)

ツナ缶やサバ缶のように魚のイメージの強い缶詰ですが、コロナ禍では、買いだめや宅飲みなど、さまざまなニーズが出て、買われる商品も多様化。これまでの魚ではなく、肉の缶詰の売り上げが伸びているそうです。黒川さんは、缶詰を追いかけて17年のベテランですが「初めての出来事」だと話していました。

そしてもう一つが果物類。災害だけでなく、SARSや新型インフルエンザなどが流行した時も果物類の缶詰の需要が高まるというデータがあるそうで、コロナ禍でも同じ現象が起きたそうです。

缶詰というと、保存食なので、防腐剤や保存料が入っているイメージがありますが、実は缶詰はそうしたものを使っていません。密封した直後の高温加熱で菌が死滅するので、保存料や防腐剤などは要らない。新鮮で安全なフルーツが食べられるので買われているようです。

こうした中、店舗内に缶詰専用売り場を作って成功しているところもありました。売り場の名前は「缶詰+ワンダフル」で「カンダフル」株式会社日本百貨店 ファウンダー鈴木正晴さんのお話しです。

★「カンダフル」

株式会社日本百貨店 ファウンダー鈴木正晴さん
日本中のローカル缶詰を集めて、都心の方々にご紹介しようという売り場です。350種類以上集めています。元々店舗の中に缶詰はあったんですが、需要が増えてきたのが見えたので、缶詰全てを集積する売り場を作り展開しています。それまでは30万円くらい、缶詰の売上足しても。集積して売り場作ったら100万円になったので、すごい!と皆で喜んでいます。例えば福岡に「糠炊き」という糠味噌でサバを炊いたローカルフードがあって、そうした缶詰もあります。その中で、何をキーにするかというと、作ってらっしゃる方の考え方、なんでこれを作ったのか、そうしたことを一人一人お話を伺って、それをお店で伝えるということを大事にしています。

これが「カンダフル」!(日本百貨店公式サイトから)

人気爆発中の「カンダフル」はJR秋葉原駅から徒歩1分の「日本百貨店しょくひんかん」の中の缶詰売り場。元々あった全国各地の缶詰を1箇所に集めただけで、売り上げが3倍に急増。

サバはもちろん、かます、あじ、たい、あなご、お肉もさまざまあり、牛タンデミグラスソース、など多種多様。

そして現地でしか食べられないような郷土料理のご当地缶詰が人気のよう。広島呉名物「鳥皮みそ煮」、気仙沼の「ゴロほぐし焼き鯖」、北陸3県名物「たらの子」、そして鹿児島の「黒豚の白ワイン煮込み」…故郷の味に再会して喜ぶお客さんも多いようです。

また、ご当地缶詰に加えて「缶詰のストーリー」も重視していて、例えば、ケーキの缶詰では、「災害の避難時でも子供たちが元気に楽しめるように作られた」など理念も伝えながら売っているそうです。

「カンダフル」は缶詰の「ストーリー」も大切にしています。

この「さば缶」は被災地の復興と支援のストーリーが!

生産者の声に耳を傾けながら販売しているそうです(日本百貨店公式サイトから)

缶詰ブームは、全国のご当地缶詰へと広がっていますが、今後の可能性はどうなのか?再び缶詰に詳しい黒川さんのお話しです

★ご当地缶詰の可能性

株式会社日本百貨店 ファウンダー鈴木正晴さん
特にここ2、3年で地方発のご当地缶詰が非常に賑やかになってきてまして、自分たちの住んでいる地域の産品を生かしたご当地缶詰を作って売り出そうとするとか、地元の料理屋さんが名物料理を缶詰にして売り出すとか、販促ツールのような役割を果たしているんだと思います。そのために小さな缶詰の加工場を立ち上げたっていうのも、ここ数年で増えたところで、例えば昔の学校が廃校になって、廃校になった後の有効活用としてその中に缶詰の加工場を作っているっていうところもあります。

全国のご当地缶詰ブームは、都心で消費される一方で、地方の活性化でも一役かっている、そんな実態があるようです。