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使い捨てずに使い食べる!?もぐカップ!

森本毅郎 スタンバイ!

先日、アサヒビールがコップの販売を始めた、というニュースがありました。ビール会社が、飲み物じゃなくて、コップを??そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!今日3月29日(月)は、『使い捨てずに使い食べる!?もぐカップ!』。というテーマで取材しました。

 

近堂かおりの現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210329073810

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

★食べられるコップ「もぐカップ」です!

それはただのコップではない・・・いったい、どんなコップなのか?開発担当で名付け親でもありますアサヒビール株式会社・パッケージング技術研究所の古原徹さんのお話です。

古原徹さん
「耐水性がある、食べられるコップ「もぐカップ」です。イベントやアウトドアの使い捨て容器を減らしたいという意図で、使い捨てずに、使い食べてしまおう!というコンセプトの商品です。飲食に関わる環境負荷を減らしていこうと思ったときに、やはりゴミの問題は避けて通れないところです。もともと私が、エコカップ、何回も使えるコップっていうのは別でやっていて、ただ持ち運ぶのがめんどくさい、と言う方もいるので、であれば、食べられるものであればめんどくささが無いよね、と思ったのが着想のきっかけです。店舗利用だけではなくて、ご家庭で洗いものが出なくなるのもいいよね、という声も頂いてて、そこは全然想定してなかったんですけれど、たしかに、たくさん小皿を使うようなときとかに、もぐカップを使って頂くと、ゴミも出ないし、洗い物も出ない、というので、便利さもあるのかなと思っています。」

「使い捨て」ならぬ、「使い食べ」!食べられるコップ、その名も「もぐカップ」です。1時間は余裕、という耐水性!ゴミを減らそうとなると、ちょっとめんどくさかったり取り組みづらい・・・(これも分かりますよね)。そこで、それならば、使い終わったら、食べられるコップならゴミは出ない!とひらめいた!

★食べ切れる、ための工夫がいっぱい!

さらに、ゴミを減らすための「もぐカップ」だからこそ、の、古原さんの、こだわりがありました。

古原徹さん
「主原料は国産のジャガイモでんぷんで、でんぷんだけだと味が無いので、色々味付けをして美味しく食べ切れるようにしています。食べ切れないと、食べ物を無駄にしてしまうことに、フードロスになってしまうので、食べ切れるってところには、こだわって、味と、あとはあまり厚くし過ぎないように、薄めに作るっていうところも心掛けました。飲みながら、半分くらい飲んだら齧ってみたり、とかですね、そういう使い方をされている方もいらっしゃって、面白いなと思って見ています。(カップでお腹いっぱいになりそうですね?)そうなんですよ(笑)ただ、あの~、ジャガイモでんぷんが主原料なので、そんなにカロリー自体は無くて、あと食物繊維も入ってるので、素材としては、食べて頂いても健康素材と言って良いかな、と思います。」

食べ切れなければ、今度は食べ残しゴミを増やすだけになってしまいますから、美味しい、ということは、とても大事なことなんです。また、なるべく薄くして、食べ残さないようにしました。(薄くすると耐水性を保つのが大変なんです!)

「もぐカップ」左から、プレーン味(Ⅼ)、チョコ味(S)、ナッツ味(M)、えびせん味(Ⅼ)

ほんのり甘い「プレーン味」「チョコ味」「ナッツ味」、そしてちょっぴり塩味の「えびせん味」。サイズは、S(50㎖)M(100㎖)L(200㎖)の3サイズで、それぞれ10個入りで、Sから1150円、1200円、1400円。インターネットで販売しています。

使った方からは、「食べられる容器は美味しくないと思っていたけどおいしい」という感想、「もう少し甘みを抑えて」とか「缶ビール一本分入る大きいサイズ作って」といったリクエストなど様々な声が届くということで「まだまだ改良していきます」と古原さん話していました。

お茶を入れて、一時間。底がかなり柔らかくなってきました。でも、水は漏れません!

★えびせんべいの技術で食べられるお皿を

この「もぐカップ」を作ったのは、愛知県碧南市の丸繁製菓という会社。この会社は10年前から食べられるお皿(イートレイ)を製造販売しているのですが、その第一人者をして、もぐカップについては、何しろ薄くするのがとても難しかった、とのことでした。

丸繁製菓は、アイスクリームのモナカの皮を作っている会社。なぜ、モナカの皮を作る会社が、食べられるお皿を作る会社になったのか?またモナカの皮はすぐふにゃふにゃになるのに、なぜ耐水性があるのか? 株式会社丸繁製菓、専務取締役の榊原勝彦さんのお話です。

神野秀人教授
「当社があります愛知県碧南市という街がですね、えびせんべいの産地でして、そういったえびせんべいの技術を転化したっていうのも一つあります。主原料であるでんぷんが、耐水性というところを大きく担保しているようなそんなような形になってます。原料が一個ヒミツがあるんですけども、あの~そこの辺りは秘密になりますね。地元の技術っていうのが、その市場だとか今後の外部環境に合わせていって、どんどん進化していってる、そんなイメージの商品を心掛けてます。もともと、アイスクリームのモナカのメーカーなので、日の目が当たるのはアイスクリームの中のクリームだったんですよね。ただ我々このアイスクリームのモナカメーカーとしてやっていくのに、自分たちが作ってる商品っていうのが、こうライトが当たるようなそんな商品を作ってみたいっていう夢がありましたので、ひとつのカタチは見せられたのかな、とは思ってますけども。10年前と比べるとかなり売り上げも伸びておりまして、それこそ一昨年と比べても3倍近く売り上げが伸びている状態なので、かなり市場も今後拡がってくると思ってます。」

地元の産業・えびせんべいの技術と秘密の原材材料で、最低でも1時間、ものによっては5時間もの耐水性を実現!すごい!

榊原さんが、10年前イベントでこのお皿を提供した時は、「意味わかんない~」と若い女の子に言われたり、食べられますって言っても習慣で捨てられたりだったのですが、今ではイベントや店舗での使用が増え、なんとハワイのかき氷屋さんでも使われているんです。また、自宅での個人利用も増えて、環境意識の高まりを感じる、と榊原さんは話していました。

いまではみなさんお買い物行くときは、マイバックを持っていくのがすっかり定着しました。このもぐカップも、同じように広がって「あれ?コップ食べないの?」と聞かれる日も近いかもしれませんね!