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「糊と紙を使ったもの全般」を作る、表具屋さん

檀れい 今日の1ページ

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今朝は、江戸時代に「大経師」という称号を得た、東京・日本橋の表具屋さんに注目しました。

昨年の秋、檀さんが、東京の明治座で主演した舞台「恋、燃ゆる」。
京都の大店の若いおかみ、「おさん」が、手代の茂平と、道ならぬ恋に落ちてゆくというお話でした。このお話の舞台となっているのが、老舗の経師屋。経師屋とは、ふすまや障子、掛け軸や屏風を製作する職業で、表具屋とも呼ばれます。舞台となった大店は、「大経師」という特別な称号も与えられていました。

独特の世界が描かれている、この舞台、「経師監修」として、蔭から支えて下さったのが、日本橋の表具屋さん「経新堂稲崎」です。こちらも、大経師の称号を持つ老舗で、江戸時代には、武士のように名字帯刀も許され、お城に出入りをしていたそうです。さて、「経師」と「表具」について「五代目の次男にあたる稲崎昌仁さんに教えていただきました。はっきりした定義はありませんが、仏教を伝えるために、写経や経典の装丁をした人たちを、源流とするのが「経師」。茶道で最も重要とされている、「掛け軸」とともに発展していったのが、「表具」という考え方があるそうです。

「経新堂 稲崎」では、表装、額装、屏風、襖、など、簡単に言ってしまえば、「糊と紙を使ったもの全般」を製作。また、保存・修理も行っています。修理するといっても、ただきれいにすればいいというわけではありません。たとえば、江戸時代の掛け軸なら、作品に合わせる生地「裂地」も、近い年代のものを探して、使うこともあるそうです。美術館の収蔵品や、お寺の壁画という依頼もあり、歴史、文化、建築など、多岐にわたる知識が必要。現在は、五代目と二人の息子さんが、職人をされていますが、世襲で受け継いできた知識と技術と、新しい知識と技術、これを総動員させて、ひとつひとつの仕事に向き合っています。いつまでたっても勉強することは尽きません、と、昌仁さんはおっしゃっていました。

檀さんが出演した舞台「恋、燃ゆる」では、「経新堂 稲崎」さんが、「経師監修」を担当。時代に合った道具、各職人さんの役割や動き、といった、細かいところをアドバイスされたそうです!


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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