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sumikaの片岡健太さん、テレビゲームを始めたのは、親戚のおじさんがファミコン廃人になったのがきっかけ

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

sumika 片岡健太さんのラジオクラウド完全版・前編はこちら↓↓

■幼稚園の頃に大量のファミコンカセットを入手

「マイゲーム・マイライフ」のゲストに、バンド「sumika」のボーカル・片岡健太さんがやってきました。
片岡さんはゲームとの出会いが一風変わっており、親戚のおじさんがファミコン廃人になったことから始まったのだそうです。

宇多丸「テレビゲームの出会いっていうか、記憶ってありますか? マイファーストテレビゲーム」

片岡「僕が幼稚園の頃なんですけど、親戚のおじちゃんがですね、すごいゲーマーで、ゲームをずーーーっとやっちゃって」

宇多丸「大人ですよね」

片岡「大人です。いい大人です。仕事に行けなくなっちゃいまして」

宇多丸「すごいね」

片岡「そうなんですよ(笑)。それで、親戚のおばちゃんが……おじちゃんのお母さんですね。ゲームを取り上げたんです」

宇多丸「おじちゃんのお母さん。なんていうか、いまどきの社会問題を先取りみたいな」

片岡「そうそうそうそう(笑)」

宇多丸「ゲーム廃人。パイオニア」

片岡「パイオニア」

宇多丸「何にそんなにハマってたんですか?」

片岡「本当にファミコンのソフトで、色々……。アクションもあればRPGもあれば、色々なソフトがあって、最終的にその取り上げられたソフトが僕の家に来ることになり、とんでもない量だったんですよ」

宇多丸「へえ~、あ、じゃあ、1個にハマっちゃったというよりは、本当にゲーム全体が好きになっちゃった」

片岡「そうです、そうです。ジャンル問わず」

宇多丸「それ自体はね。いいじゃんね。いい歳してハマるものができたっていうのはいいけど、社会生活に支障をね」

片岡「いわゆる、ドラクエ3の発売日に会社を、まるまる一週間休んじゃった、というタイプの大人」

宇多丸「いやー、でもさ。逆に、完全に取り上げられて、その後どうなっちゃったの?」

片岡「わりといい年齢までいってたんですけど、その年からタバコを始めるっていう(笑)」

宇多丸「はははははは! タバコに逃げた!」

片岡「わかりやすく逃げてんなー、みたいな(笑)」

宇多丸「へええええ~! え、今どうしてるの? おじさん」

片岡「今ね、ちょっとわかんないです、怖くて聞けないですね(笑)」

宇多丸「今だって、誰でもできるような、ある意味、手元にゲームがある時代だから、こっそりやってるのかもしれないし。片岡さんのおじさんが興味深すぎて、片岡さんのゲームの出会いの手前のところで(笑)。で、おじさんが取り上げられて、片岡家にやってきた」

片岡「来ましたね」

宇多丸「そもそも、おじさんが廃人になっちゃったものをね、こっちに渡していいのかっていう」

片岡「僕そのとき幼稚園とかだったので、たぶんそんなにハードめにハマらないだろうなって。親戚一同見渡したと思うんですよ。中学生とか高校生とか、見た中で、この子だったら大丈夫かなっていうので幼稚園生の僕に回ってきたんですよね」

宇多丸「確かに。中学生くらいに渡したら、負の連鎖が(笑)」

片岡「第二のおじさんを作っていくみたいな(笑)」

宇多丸「小さいからまだ、テレビゲームやったーって感じでもなかったですか?」

片岡「正直わからなかったですね。いわゆるクッキーの缶が10缶くらい来たんですよ。ファミコンのカセットがバーっと入っていて、もう何からやろうかな、みたいな。毎日日替わりでファミコンのカセットさして」

宇多丸「ぜいたく!」

ひとつよかったなと思うのが、廃人化した片岡さんのおじさんのファミコンコレクションが、捨てられなかったことです。「廃人化するほど危険なものを、誰かに渡すわけにはいかない」という発想になっても仕方なかったと思うわけで。とはいえ、そのまま廃人を続けていたら、逆にファミコンについてのブロガーだったりユーチューバーだったり、インターネットで一花咲かせていた可能性もあると思うと、廃人も悪いことばかりじゃありません。
なお、片岡さんは幼少期から豊富なファミコンに囲まれて育ったことで、飢餓感は特になく、廃人化もせずにすくすくと育ったようでした。廃人はDNAが作るものではなく、環境が作り上げるものなのですね。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

「(マイベストゲームは)これね、本当に……、僕マイゲーム・マイライフ聴かせていただいているので、心苦しいんですけど(笑)、……やっぱり、ファイナルファンタジー10」

「10! 10派! 大丈夫、大丈夫ですよ。何人10派が(ゲストに)来たと思ってるんですか!(笑)」

(※宇多丸さんがFFをやっておらず、ゲストに驚かれることがリスナーの間でおなじみのネタとなっている)

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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