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動くオフィス 交通機関の変化

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナウイルスに伴う2度目の緊急事態で公共交通機関に変化が出ています。2月24日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

竹内紫麻の現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210224073944

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まずは今月から始まった新幹線の変化。JR東日本 事業創造本部 副課長 中村元さんのお話しです。

★動くシェアオフィス@新幹線!

JR東日本 事業創造本部 副課長 中村 元さん
新幹線オフィス実証実験を現在2月の1ヶ月間、平日について行ってますけれども、こちらについては東北新幹線において、一部の列車でリモートワーク推奨車両を設定して行ってます。通常の座席においてはデッキにてお願いしている電話やオンラインミーティングを座席でも可能としています。Wi-Fi ルーターですとか、集中度の計測できる眼鏡、また一部の座席になりますけれどもヤマハの PC マスキングシステムを試験設置しておりまして、こちらは実際オンラインミーティングだとか電話をしていた場合でも、周囲に話が聞こえにくくするという形の実験を行っております。

車内でのウェブ会議や携帯電話等での通話が可能な「リモートワーク推奨差車両」です。まさに動くシェアオフィス。

東北新幹線の「はやぶさ」「やまびこ」一部の列車で2月1日から実証実験をスタートさせていました。

話し声が他人に聞こえにくくできる座席や、会社にサボってないか疑われないように、集中してるかどうかチェックする眼鏡の貸し出しなどもあって至れり尽くせりですが、利用する際の追加料金はなしというお得な企画。

背景にあるのは、やはり新型コロナの影響で、去年12月は新幹線の利用者が前の年の同じ月に比べ、4割程度に落ち込んでしまい、新たなサービスをと言うことで実験的に始めたそうです。

一方、高速バスでも同じような取り組みが始まっていました。東急バス株式会社 経営統括部・企画課の佐藤 寛信さんのお話しです

★動くオフィス@高速バス!

東急バス株式会社 経営統括部・企画課の佐藤 寛信さん
サテライトビズライナーは、バスの車内で仕事をしながら目的地まで過ごしていただくことができる「動くシェアオフィス」をコンセプトとした新しい移動手段をイメージしてございます。乗車と同時にお仕事を始めていただければ、通勤時間を勤務時間とすることができましてお仕事の前後の時間を有効に活用いただくことができるのではないかと考えております。今回についてはですね、実証実験ということで、4月の28日までの平日の朝と夕方に田園都市線の市が尾駅・たまプラーザ駅から渋谷駅・東京駅までの間をそれぞれ1便運行するというものになっております。

都心への通勤客を狙った企画。Wi-FiやUSBなどが整備されていて、乗車と同時に仕事を開始すれば移動時間も就業時間になる!と言うプラン。一般的な「勤務開始」をイメージして、たまプラーザ駅を朝9時過ぎに発車、帰りはたまプラーザ駅に17時半に到着するダイヤとしています。

東急田園都市線や高速バスのサイトから予約する仕組みで、運賃は、たまプラーザ~渋谷が1000円。電車の4倍と割高ですが、この料金でないと成り立たないため、この料金でも需要があるかどうかも見極めるため、まずは実験ということでした。

東急バスも、昨年の緊急事態宣言では4割近い減収、その後も元の収入には戻っていないという苦しい中での試行錯誤となっています。

ただ苦しいのは街中の路線バスも同じ。新幹線、高速バスのように長距離を走らないため、テレワーク企画もできない。今、路線バスはどうしているのか?

中央区の晴海エリアと有楽町駅・東京駅を結ぶ「晴海ライナー」を運行している日立自動車交通株式会社 岩崎弘幸さんのお話しです。

★路線バスの苦悩

日立自動車交通株式会社 岩崎弘幸さん
かなり経営としては苦しいところがございまして、行政からの補助金ですね、一般の路線バスに関してはない状態ですね。大手の私鉄ですとか、JR 地下鉄の方でも今、終電ですとか、始発の時間帯の見直しというのが報道されておりますので、そういった動向を見きわめながら、そこまで深夜の運行は行ってはいないんですけれども、今後運行の効率化を図っていきたいと考えております。私どもはまだ東京都心部の方の事業者で何とかやれているところがございますけれども、業界中では地方のバス会社ですとか、さらに厳しいところっていうのがあるのが現状でございまして、民間資本のみで運行している事業者というのはかなり厳しいものがあるかと思います。

飲食業のような時短補償もなく苦しい、また先々GoToキャンペーンが始まっても、新幹線ほどの恩恵は受けない。支援が抜け落ちているのが路線バス。

晴海ライナーは、それでも「暮らしの足を奪うわけにはいかない」として、赤字でも減便しないで頑張っているそうです。ただこれが長引くと運行の見直しも必要かもと心配していました。

地方のバスの中には、終電を2時間も繰り上げた会社もあり、市民の足の路線バスは苦しい状況です。