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東京大学名誉教授の月尾嘉男先生に聞く「コロンブス交換」について

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

“聴くスポーツ新聞”TBSラジオで放送中の「生島ヒロシのおはよう一直線」(毎週月曜~金曜 朝5時30分~6時30分)ニュース、スポーツ、そして健康、シニアライフ、介護などをキーワードにをコンセプトに生島ヒロシがわかりやすく、元気に様々な情報をお伝えしています!


毎週月~金曜日の5時45分頃からは、日替わりでお送りする「うるおい生活講座」
今朝は・・・東京大学名誉教授の

月尾 嘉男 先生

コロンブス交換」について、お話頂きました。

 

■コロンブスは1492年にアメリカ大陸に到達した偉業で知られ、それから400年が過ぎた1893年には、シカゴで世界コロンビア博覧会が開かれたほどの英雄。
しかし、4度の探検で多数の先住民族を虐殺。探検の資金を提供してくれたスペインのイザベル女王から先住民族を奴隷にする許可を得ていた奴隷商人であったことが問題とされている。

コロンブスが行なった重要な貢献は奴隷以外に、新大陸から様々な動物や植物を持ち帰ったことで、シチメンチョウ、アライグマ、アルパカなどの動物、パイナップル、トウモロコシ、タバコ、トマト、ラッカセイなどの植物などがあります。
ジャガイモなどは、ヨーロッパの飢饉を救ったという意味で重要な意味がありました。
一方、持ち込んだものもあり、ウシ、ウマ、ブタなどの動物、キャベツ、ニンニク、サトウキビ、大豆などの植物が代表です。

この持ち込んだものと、持ち帰ったもの、両方を合わせて「コロンブス交換」と言いますが、厄介な交換もありました。疫病の交換です。

コロンブスが持ち込んだのは、コレラ、ペスト、腸チフス、結核などで、免疫のない人々に一気に伝染し、中米のアステカ帝国の人口が激減。
1521年にはエルナン・コルテスにより滅ぼされています。
一方、持ち帰ったのは梅毒や黄熱で、とりわけ梅毒はコロンブス一行が帰国してから5年間にヨーロッパで500万人近くが死亡しています。

長々と500年以上前のことをお話したのは、現代で、重要なコロンブス交換が発生していることをご紹介するためです。

 

■それは、情報社会のコロンブス交換で、コロンブスに相当するのがGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)です。
これらの企業は世界に相互のコミュニケーションの機会を提供し、便利な買い物の手段を提供し、膨大な情報から必要な情報を発見できる手段を、ほとんど無償で提供しています。
しかし、その一方で利用する個人は何を調べたか、何を伝えたか、何を買ったかというプライバシーを提供しており、一種のコロンブス交換が成立していることになります。

事例を紹介すると…、コロナウイルスの蔓延で人出を減らす努力がされていますが、その効果を示すため、ニュースで銀座や新宿の歩行者がどれだけ増えたか減ったかなどを紹介しています。
なぜ、あのようなことが可能かというと、携帯電話の位置情報を基地局で把握して計算しているからです。個別の携帯電話の位置は発表しませんが、把握はされています。

 

このほか、詳しくはradikoのタイムフリーでお聴き下さい!

 

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