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「東京レインボープライド」

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

「東京レインボープライド」

先月、東京・渋谷区で、同性のパートナー証明を含む条例が成立してニュースになりましたが、ここ数年、渋谷ではゴールデンウィークが近づくと、街を虹の色に染めるイベント「東京レインボープライド」が行われています。
「LGBT」というゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、性同一性障害を含むトランスジェンダーを示す言葉がありますが、「LGBT」をはじめとする性的少数者、セクシュアルマイノリティが差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントです。パレードという形では1994年から行われていますが、「レインボープライド」としては、今年で4回目です。

「レインボープライド」の意味ですが「レインボー」は虹。その様々な色が、多様な性のあり方を象徴しています。
また、「プライド」は、「誇り」という意味ですが、国際的にはセクシュアルマイノリティのパレードを指す言葉となっています。
パレードを行う意味について、共同代表を務める山縣真矢さんに聞きました。

山縣真矢さん
「LGBTというマイノリティの『可視化』というのが1つ大きなテーマであって、いないことにされてきた存在が見えるようになるということがとても大事で、皆さんよく『新宿2丁目』とか名前だけは知ってると思うんですけど、そういう夜に活動するだけではなくて、東京の渋谷の昼間にみんなが行進して『我々がここにいる』ということを、社会にマジョリティに沿道にいる仲間にアピールしたり、それがとても大きなテーマだと思っています」

ただ、このパレードは拡声器を使ってスローガンを叫ぶようなデモとはちょっと違います。
具体的には、「フロート」と呼ばれるデコレーションしたトラックに例えば、ドラァグクイーンと呼ばれる美しく着飾った女装の人たちが乗っていたり、DJが音楽をかけて、踊りながら歌いながら楽しく歩いたりする人もいます。プラカードを持ってアピールする人、散歩気分で歩く人、本当に様々です。女装だけではなく、服装も様々です。

また、今年は、「自分らしくていいんだよ」というメッセージを悩んでいるセクシュアルマイノリティの子供たちに伝えようという、教育に関わる人や、医療、福祉関係のフロートがあるのが特徴だそうです。
山縣さんは「現場で具体的にいろんな問題を見てきた彼らだからこそ声を上げてグループとして歩こうとしたんだと思う」と話していました。

そしてパレードの出発地点となる代々木公園では2日間、フェスタが開かれ、ブラスバンドの演奏や歌やトークのショーが行われるほか、イベントの趣旨に賛同する企業などのブースや飲食ブースもあります。

このイベントはセクシュアルマイノリティの人でなくても、イベントを応援しようという気持ちがあれば、誰でも参加できます。
「パレードで歩くのはちょっと…」という人でも、沿道で旗を振ったり声をかけたりして、当事者の人もそうでない人も一緒になって、みんなで盛り上げるイベントです。

それから、イベントを支えるボランティアのスタッフも様々です。先日、ボランティア説明会がありましたので、参加者に聞きました。

参加者
「私のボスがジェンダーの方で、結婚式もゲイの方同士で挙げたんですけど、友達がとってもそういう方多いんですね、私。なので、何かできればいいなと思って」
「何か可決されたのを知ってちょっと興味を持ったのと、大学に入ってレズビアンの子に出会いまして、それをきっかけで興味を持って、飛び入りでボランティアに行こうかなと」

様々なきっかけがあるようで、卒業論文で取り上げたいという大学生もいましたし、渋谷区の条例がニュースになったこともつながっているようです。まだ1つの区で条例になっただけで、具体的な運用や、他の自治体への広がりはこれからですが、「東京レインボープライド」の共同代表杉山文野さんはこう話します。

杉山文野さん
「渋谷からスタートですけど、全国で議論されるようになって、いろんな人たちがそれを話題にするようになったというのがすごく大きなことなのかなと。今回、反対意見とかもかなり出たみたいなんですけど、今まで、何となく目に見えない差別というか偏見というのが具体的に声に出てきたっていうのもすごく大きな進歩といえば進歩かなと」

「東京レインボープライド2015」は、渋谷の代々木公園で4月25日(土)・26日(日)です。
パレードは26日(日)の午後1時から渋谷~原宿などを回ります。
このほか「レインボーウィーク」として、ゴールデイウィークを含む12日間、各地でイベントが行われます。HIV/エイズや「同性婚と憲法」といったまじめなシンポジウム、講演などから、音楽やアートなどのエンタテインメントまでいろいろです。杉山さんも元フェンシング女子日本代表という経歴を生かして、子どもたちと「一緒に身体を動かそう!」というイベントを開くそうです。

山縣さんは「とりあえず、ふらっと来てもらえれば楽しめると思います」と話していました。

担当:進藤誠人

<関連情報・お問い合わせ先>
「東京レインボープライド2015」
http://tokyorainbowpride.com/