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イコールペイデイについて考える

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

イコールペイデイについて考える

今回はイコールペイデイについてです。 あまり、聞きなれない言葉だと思いますが、イコールペイデイとはなんなのか?
今回の全国大会を主催した、
NPO法人 日本BPW連合会 理事長の名取はにわさんにききました。

名取はにわさん
「イコールペイデイというのは、同一の賃金の日っていう意味。
世界中どこも男性の賃金の方が女性より高い。
男性が1月1日から12月31日まで働くとする。
男性の賃金に追いつくには、女性は1年を越えて何日まで働けばいいのか、
というのを計算して、今年は4月10日。賃金が女性の方が少ないですよ、
と言ってもなかなか目に見えないしわからない。」

男女の賃金格差を目に見えるようにしようという運動なんです。
男性が1年間で稼ぐ給料と同じ金額を女性が稼ぐには、余分に働く必要がある。
そういった男女の賃金格差を知ってもらおうと始められたのが、 イコールペイデイ運動です。
今年は先月、4月10日がイコールペイデイでした。

この日にちは、毎年、厚生労働省から発表される「男女の賃金データ」を元に算出。
日本の2014年の一般労働者・平均月収は男性が32万9600円、
女性は23万8000円で、男女の賃金格差は、28.65%。
このデータをもとに計算したところ、男性が1月1日から
12月31日までの1年間働いてもらえる給料を、女性は、
4月10日まで働かなければもらえないということになるそうです。
この賃金格差は減ってきていて、日にちも毎年縮まっているそうなんですが、
まだ3カ月と10日くらいの差があるということで、
そうした現状を伝えようと運動されている。
イコールペイデイではどういった活動をされているのか?
活動の具体的な内容を名取さんに聞きました。

名取はにわさん
「イコールペイデイのチラシを作って、道行く人たちに撒いたり、 ただ、賃金格差をなくしましょうと騒いでも、どうしたらいいのかわからない。だから去年から全国会議というものを開いて、厚生労働省の課長に来てもらって、それから学者の先生方に来て頂いて、イコールペイデイについての理論的なことを勉強している。あとは、知事や市長を訪ねて男女の賃金格差をなくそうということを訴えたりしています。」

イコールペイデイ運動は、ドイツなどを中心に活発に行われてたんですが、日本でもイコールペイデイを広めたいと、日本BPW連合会が5年ほど前から活動を行っています。
また日本は、他の国に比べて男女の賃金格差が大きく、
OECD=経済協力開発機構に加盟している34カ国の中で、
韓国、エストニアに次いで3番目に格差が大きい国なんだそうです。
そういったこともあって、ここ数年、積極的に活動を行っています。

日本ではなぜそんなに男女の賃金格差が大きいんでしょうか?
名取さんいわく原因はいろいろあるんですが、主に2つ。
1つは女性の方が、仕事をやめやすいということ。2つ目が、女性が昇進しにくい。
この2つが男女の賃金格差を生んでいるそうです。
こうした問題を解決すれば、賃金格差が縮小するというのはわかっているんですが、
子育て問題や会社の制度の問題などがあり、すぐに解決しないというのが現状なんです。
ただ、名取さんは最後にこんなお話をされていました。

名取はにわさん
「イコールペイデイ運動は、私たちが拳上げて賃金上げろという話ではなくて、こんなに賃金格差があるということを皆様に知ってもらい、どうしたらいいだろうと、経済界、市民団体、もちろん政府にも考えてもらうということなので、これは引き続き、毎年、イコールペイデイが1月1日になるまで頑張っていきたいと思ってます。」

名取さんは、今後イコールペイデイ運動をもっと全国に広めて、
さらに継続的に国や自治体などに男女の賃金格差是正を訴えていきたいと話していました。

担当:清水栄志

<関連情報・お問い合わせ先>
日本BPW連合会
http://www.bpw-japan.jp/japanese/epd.html