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可愛い子には、気を付けよう。【カチカチ山】ゲスト:千秋さん

ラジオシアター~文学の扉

毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

今週は中嶋朋子さんが冬休みのため、俳優でタレントの石井正則さんが番組を担当。
先週に引き続き、ゲストにタレントの千秋さんをお迎えし、太宰治の「カチカチ山」をお届けしました。

千秋さんの兎の演技は無垢な雰囲気が特徴的でしたが、皆さんはどのような印象を持ちましたか?
私の場合は、物語の冒頭はもちろん可愛らしいと思っておりましたが、物語が進むにつれ無垢ながらも、狸に厳しく接する様子に、少し怖さも感じました。
この不思議な恐ろしさが聞きどころです。
千秋さんは、収録の何日も前から演技が心配だったそうですが、何と全ての収録一発OKでした!
オリジナリティ溢れる演技は、今回のラジオドラマの花。
石井さん演じる狸の、物語全体を通してのコミカルさにも注目です!
中年男に例えられていた狸ですが、まんまと兎に振り回されている様子から、惑わされている中年男が目に浮かぶようでした。
石井さんは典型的な狸タイプのようで、兎にまんまとしてやられてしまう狸に共感ができると対談で仰っていましたが、そんな出演者の皆さんの意外な側面を知る事ができるのも、この番組の素敵なところだと私は思います。

童話をこの様な物語に再構築した太宰治の才能もさることながら、この物語に命を吹き込んだお二人の演技はとても素敵で、コミカルな狸の演技が物語を暗くさせませんでした。
千秋さんの兎の演技が無垢ゆえに、狸への行いに手加減がない様子は、子供の持つ時に残酷な性質がとても良く表現されていました。

by 西村成忠

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