(1月26日放送)
髪の健康は、見た目に大きく関わりますが、加齢からくる、白髪・薄毛・パサつきが年齢を感じさせてしまいます。しかも、この時期は乾燥もしやすいのでケアは大事。
そんな頭皮ケアについて、健康生活情報誌『からだにいいこと』の奥谷裕子さんが教えてくれました。『からだにいいこと』で特集した、美容師や毛髪診断士などのスペシャリスト4人による「頭皮ケアに関するプロのスゴ技」から一部ご紹介します。
基本のシャワー。ちゃんとできてますか?“ピッタリ流し”で刺激をカット
奥谷:
毛髪診断士の小林弘子さんによると、薄毛やパサつき対策の要は、「頭皮の洗浄」。頭皮は顔の皮膚と同じように乾燥を防ぎ、清潔に保つことが大切です。
小林さんのお店・頭皮専門サロン「サイエ」式の“洗髪”
・ポイントは2つ
まずシャンプーの液体は直接頭皮につけずに泡立てます。これはやっているかたも多いかもしれません。シャンプーの泡を頭全体にのせ、泡を頭皮に押し込むように密着させる。指の腹でシャカシャカするのはNGです。泡を押し込むだけで頭皮の汚れは分解できます。
洗い流すときはシャワーヘッドを、頭にピッタリつけながら泡を洗い流す。ピッタリつけることで、水圧が弱くなるので頭皮への刺激が最小限になります。
重力に逆らう、頭皮マッサージ
奥谷:
さきほどの小林さんによると、薄毛に悩む人の9割は頭皮がカチコチ。頭蓋骨の形を整え、 頭皮をやわらかくすると、血液の流れが改善されます。太くてまっすぐな髪を育てる頭皮環境を作れます。小林さんの頭皮マッサージをすれば、髪のハリ・ツヤが復活します!
頭皮マッサージを実践
やり方はとても簡単。マッサージに使うのは、両手の親指のつけ根。親指と手首の間にあるプクっとふくれた部分です。「特に頭頂部の髪が薄くなってきている人、髪のツヤが不足している人は、すぐにやってみて」とのこと。
▼まずは「こめかみ」。親指の付け根部分を、こめかみに当て、おでこの中心に向かって押し上げていきます。おでこの中心で3秒キープ。
※首や肩にチカラを入れすぎないようにしてください。
▼続いて「耳の上」。親指の付け根を耳の上の部分に当て、今度は、“おでこ”と“つむじ”の間に向かって持ち上げる。また3秒キープ。
▼最後は、「耳の後ろ」。親指の付け根を、耳の後ろに当て、“つむじ”あたりに向かってゆっくり持ち上げる。3秒キープ。
<↓ジェーン・スー、堀井アナと一緒にやってみよう↓>
(オリジナルサイトでは簡単に音声が聴けます。番組HPからどうぞ)
ガムを噛むだけ!それだけ
奥谷:
ヘッドスパ専門店の辻敦哉(あつや)さんによると、ガムを噛んでいるとアゴを使うため、顔から頭全体までの筋肉が刺激されて血行が促進。すると、髪を育てる毛母細胞が活性化され、育毛効果が期待できます。具体的には、口の周りの口輪筋、大頬骨筋(だいきょうこつきん)などの顔の表情筋、さらに、こめかみも動かせます。また、唾液の分泌も盛んになり、唾液をたくさん飲み込むことで、東洋医学で生命力や若さを司る『腎』の働きが高まり、薄毛など髪の老化や抜け毛を防止する効果があるとされています。
奥谷さんがプロデューサーを務める『からだにいいこと』が昨年12月、見事復刊!!
■「からだにいいこと」2月号が、税込み750円で販売中。今回ご紹介した内容は発売中の2月号にさらに詳しく載っています。
■「からだにいいこと」公式のLINE&Instagramアカウントでは健康・美容・ダイエット情報を配信中。「からだにいいこと」を検索して登録してみてください。
【奥谷裕子】
学習研究社にて、「おはよう奥さん」編集部に所属したあと、2004年に健康生活情報誌『からだにいいこと』を創刊。現在は同紙のプロデューサー。