お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ

訪問した〝世界遺産〟は、世界82カ国、552件!世界遺産ニスト・鈴木かの子が、イラン『イスファハンのイマーム広場』で体験した仰天エピソードとは?!

金曜ボイスログ

毎週金曜日、皆さんのログ=レビューを集めて、「あーでもない」「こーでもない」と語り合う、『金曜ボイスログ』。

1月15日の特集テーマは、「世界遺産」
ゲストには、「世界遺産検定」マイスター、世界遺産ニスト鈴木かの子さんをお招きしました。

世界82カ国552件の世界遺産を巡ってみてわかった、〝世界遺産〟勝手にランキング!

鈴木:私のポリシーとして、世界遺産をその単純になんか「トップ5」とか、そういう風にランキングってしないんですが…今回はですね、これまでにたくさんの世界遺産を巡るなかで、「こんな切り口ならここが印象深いな」っていうのを、いくつかご紹介できれば、っていう風に思っています。

まずは…

〝たどり着くまでが大変だった、世界遺産No.1〟ベネズエラ「カナイマ国立公園」エンジェルフォール

鈴木:南米・ベネズエラの南東部には、世界でも秘境中の秘境と云われている、広大な「ギアナ高地」があるんですが、その中心部が「カナイマ国立公園」ということで、世界遺産にも登録されているんですね。この「カナイマ国立公園」で最も有名なのは、世界最大の落差を誇る、「エンジェルフォール」の滝なんですね。落差はなんと、979m近いそうなんですよ。実に、「東京スカイツリー」と「東京タワー」を足した感じの高さなんですよね。で、あまりに高いが故に、地上に着くまでに水が霧散してしまうという。

臼井:もう下まで保たないんだ!

鈴木:なんですよね、ほとんど滝壺がないことでも知られているんですよ。

臼井:そもそも滝壺って、水が下を穿つからできるわけですけど。こんな高すぎるとね!これ、たどり着くまでが大変だった世界遺産No.1、ということですが?

鈴木:セスナと木製ボートを乗り継いで、およそ5時間。やっとジャングルに辿り着くんですけど、そこはハンモックで一泊泊まるんですね。

臼井:野営ですね!本当に。

鈴木:それで、朝早起きして、1時間のトレッキングをでやっと到達する、っていう。すごい大変だったんですね。ただ、滝に虹が架かったんですよ。もうその時の姿がね、忘れられないんです!

臼井:「エンジェルフォール」自体もすごいですけど、やっぱりこの「ギアナ高地」っていうのは、地形がね。写真で見ると、すごいですよね。

鈴木:そうそう、本当にテーブルみたいに。よくこんな地形ができたな、っていう。おもしろいですよね。

臼井:あと、ジャングルでハンモックに揺られて寝る、っていうのは、野生動物に襲われたりとかは大丈夫なんですか?

鈴木:それは大丈夫だったんですけど、本当に電気も水道もないんですよね。雨水を貯めて、トイレを流したりとか、電気もないので、ろうそくでしたね、まさに野獣でしたよ。

ちなみにね、リスナーさんからメールもいただいていますよ。ラジオネーム:ゼットン橋本さん、52歳・男性の方。

私が人生で見た中で一番美しいと思った景色は、ベネズエラ「ギアナ高地」にある、「エンジェルフォール」です。20億年前に大陸が分裂していく中でも同じ場所に留まったらしく、この不思議な地形ができたようです。青い空と地層が露出した山肌深い緑の森林。そして、滝が織りなす景色は神聖です。一生のうち、一度はぜひ行ってみてください。

臼井:…いいですね!でも、この方も大変な思いをされて行かれたってことですよね。

臼井:では、2つ目の世界遺産をご紹介いただいてもよろしいでしょうか?

〝現地の人々の優しさが忘れられない、世界遺産No.1〟イラン「イスファハンのイマーム広場」

鈴木:この広場は、サファヴィー朝の第5代皇帝アッバース1世が1598年、イスファハンに遷都した際、イスファハンをコーランの楽園を手本とした都市にしようと考え、最初に着手されたんです。美しい庭園があって、その周りをですね、すごく綺麗なモスクや宮殿が囲んでいる、とても美しい場所なんですね。

鈴木:当時、「イスファハンは世界の半分」っていう風に言われた事があって、でもそれどういうことかって言うと、もう世界中から人や富が集まってきてるから、もういっそ、イスファハンを見れば、世界の半分を見たことになる、という意味なんですよ。

臼井:なるほどね!そのくらい、もう当時は栄華を極めていたんですね。

鈴木:で、そのモスクの素晴らしさももちろんなんですが、人々の優しさが印象に残っているんです。イランてね、外国人が珍しいのと、あと、旅人に優しくするっていう教えがイスラム教にあって。わざわざ来てくれたお客さんにはよくしてあげなさい、という。

臼井:教えにあるんだ!具体的にその優しさを実感したエピソードはありますか?

鈴木:もうちょっとね、あの待ってるだけで、「チャイ飲んでいかない?」みたいな。道を聞けば、「車に乗っていかない?」って感じで。送ってくれたりします。その「イスファハンのイマーム広場」で、一緒に写真を撮った若い男性の方がいたんですけど、その人が私と夫にですね、わざわざ額縁に入った絵をプレゼントしてくれたんですよ。

臼井:現地の方、ってことですよね?

鈴木:「あなたたちは遠い日本から来てくれた、大切なゲストだから」ってことで。持ってきてくれたんですよ。もう感激してしまって。今でもね、まだ飾っているくらい。

臼井:ちなみにこちらもね、リスナーさんからメールが届いていますよ。
ラジネーム:東京稲子まつりさん、男性の方。

自分は年に1度の国境越え旅行を趣味にしてます。そのついでに寄った中で、一番良かった世界遺産は、イラン「イスファハンのイマーム広場」です。たまたま天気が良かったのもありますが、美しいイスラム様式の建物に囲まれた庭園で、お茶を飲みながら、ウロウロしながら、何度眺めても飽きません。

臼井:…この方もお茶なんですね!周囲をブラブラして、また広場に戻って。別の角度から眺めながら、お茶を飲む。もう1日いられちゃいますね。イスラム圏ということは、鈴木さん。服装なんかも肌は見せちゃいけないとか、そういうこともあったんじゃないですか?

鈴木:女性はずっと黒いマントとコートを着なきゃいけなくって、ずっと着てたんですけど、暑くて。30℃以上なんですよ、暑かったんですが、ホントそんなこと吹っ飛ぶぐらいに、その人々の優しさがね、忘れられないんですよ。

臼井:いやー、すっかり旅したい気分になってきちゃいますね…。