TBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」。2021/01/07の放送より
地域によりますが、正月の松飾りを立てておく「松の内」は1/7や1/15まで。「お正月」に一区切りがつくこの時期、各国のお正月料理について調べてみました。今回は、日本から近い韓国とロシアのお正月料理をご紹介します。
韓国「トックク」
韓国のお正月料理は「トックク」。どんな食べ物なのか「生活は踊る」の技術担当、申ナリさんに教えてもらいました。

日本の餅はもち米ですが、トッククの餅は通常の米(うるち米)で作られているそうです。
日本でも材料を揃えれば簡単に作れるそうです。
【トッククの材料(3人分)】
トッククの餅 400g
牛肉 150g
ネギ 80g
卵 2~4個
ごま油 15g
オリーブ油 8g
塩 10g
醤油 30g
にんにくおろし 15g
胡椒 適量
海苔 適量
お水 2L
【作り方】
1, 鍋にごま油とオリーブ油を入れて牛肉を弱火で炒めます
2, 肉を炒めた後、水、塩、醤油、切ったネギを入れます
3, 沸いたらお餅を入れます(お餅は入れる30分前に水に入れておいたほうがいいです)
4, 最後にニンニクおろしを入れます
*卵の調理法
1, 卵の白身と黄身を分けます。
2, フライパンにオリーブ油を入れ、卵の白身と黄身を別々に弱火で焼きます
3, 焼き卵を細切りにします
卵と海苔、胡椒をのせて完成です。
トッククのお餅は業務スーパーや新大久保でも購入することができます。ぜひ試してみてください!そして、韓国でのお正月の過ごし方はどうなのか。そちらについても申さんに聴いてみました。
ロシア「ペリメニ」
ロシアではお正月に「ペリメニ」を食べるそうです。こちらについては、日本に来て4年目のニコライさんに教えていただきました。ニコライさんは、幼いころから柔道をやっていて日本文化に興味を持つようになったそうで、日本語の勉強をして、現在は東京在住。コロナの影響で会社は去年3月から在宅勤務が続いていて、年末年始は実家に帰れなかったとのことでした。
「ペリメニ」は、もともとシベリア発祥の水ぎょうざで、今ではロシア全土で食べられている代表的ロシア料理のひとつ。猟師が冬の猟での食事に持って出たのが始まりと言われていて、自然と凍ってしまったペリメニを、雪を火にかけお湯にした鍋で茹でて食べていたそうです。日本ですとロシア料理レストラン「ロゴスキー」で食べられるほか冷凍販売もしていますので、気になった方はぜひ、チェックしてみてください。
そしてロシアの正月の過ごし方を聴いてみました。
韓国やロシアでもお正月は家族で集まり、正月料理を食べるというのは日本と一緒。コロナ禍で海外旅行にも行けない今、料理で異国の雰囲気を味わってみるのも良いのではないでしょうか。