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手にとって一枚一枚を選ぶことができる「小津和紙」

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」今週は、新しい年に、幸せを呼び込んでくれるカモしれない、「縁起物」のお話をお送りしてまいりました。今日は、東京・日本橋にある和紙の専門店をご紹介しました。

今日は、毎週プロの仕事をご紹介している金曜日。
今年最初にご紹介するのは、東京・日本橋にある「小津和紙」です。
伊勢松阪出身の小津清左衛門が、1653年・承応二年に、日本橋で紙問屋を創業。現在は、「小津商店」として多彩な事業を手掛けていますが、この「小津和紙」を通じて、和紙の魅力を伝え続けています。1階のショップでは、日本各地の工房から集まった和紙の原紙をはじめ、文具や和紙工芸のキットなど、紙にまつわるグッズを販売。2階はギャラリーとカルチャースクール、3階は、和紙の歴史や職人を紹介する展示フロアになっています。
     
すべてのフロアをじっくり見ると、各地それぞれに個性的な和紙があり、和紙が、いつも文化の中心にあったことがわかります。しかし、工房の後継者不足は深刻です。小津和紙の広報担当・高木清さんによりますと、昭和40年代には全国で二万人いた和紙職人が、現在は、200人になってしまったそうです。

さて、すばらしい技術がありながら、存続が厳しい工房も少なくないという和紙。小津和紙は、作り手と買う人をつなぐことで、工房の支援も行っています。ショップは、まさに、お客さまのニーズがわかる場所。いま、何が求められているかをここで把握し、工房に伝えているのです。小津和紙が扱っている原紙は、700から800種類。手すきの和紙を買いに来るお客さまは、微妙な違いを一枚一枚確かめながら選ぶそうで、真剣に選ぶ方は、半日から一日かかることもあるそうです。
また、便箋やはがき、ブックカバーや和紙工芸の素材など、アイテムの数は、2000以上。今週、この番組では、さまざまな縁起物をご紹介してきましたが、こちらにも、ポチ袋や、干支の張り子人形など、お正月に活躍する縁起物が並んでいます。

そして、最近は、御朱印を集める神社めぐりが人気ですが、自分で手作りができる御朱印帳キットもあります。表紙にするためのきれいな和紙も入っていますが、ショップで好きな紙を買って、使う方もいるそうです。京都の友禅紙や、江戸の千代紙は、どれもうっとりするほど、きれいです。お店に並んだ引き出しから、好きな一枚を選ぶというのも、楽しくて贅沢な時間になるかもしれません。

近ごろは、海外の方が、インテリアに取り入れるなどして、和紙を上手に使っているといいます。もしかすると、日本にいる私たちのほうが、うまく利用できていないのかもしれません。日本の文化を守る意味でも、もっともっと和紙に触れてゆきたいものですね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。