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【作品紹介】「それから/夏目漱石」(1月3日・10日)

ラジオシアター~文学の扉

夏目漱石は1867年(慶応3年)、つまり江戸時代の最後の年に
生まれました。
東京帝国大学の教授時代に、高浜虚子に薦められて『吾輩は猫である』を書き、小説家となります。
その後、教授をやめて小説に専念。
50歳で亡くなるまでに『坊ちゃん』『こころ』『明暗』など、いまも残る傑作を次々と書きました。
『三四郎』『それから』『門』という三作は主人公も、設定も違うのですが、男女の関係が変化していく様子が、どこか繋がっているようにも見えるので、三部作と言われています。
中でも、恋愛が、一番、深く濃く描かれているのが、今回の『それから』ではないでしょうか。
また、小説家として漱石の深さは、俳句や落語それに漢詩など日本の伝統的なものが、身体に深く染み込んでいたと同時に、英文学者として海外の「小説」も熟知していたことです。
その為、日本では初期の小説家でありながら、現代の作家でも真似できない重層的な世界を作り上げています。
『それから』もストーリーとは別に、豊かで深い言葉の世界が
広がっていますので、皆さんお手に取ってみてください。

「それから」
代助はかつて、親友の妹・三千代と、平岡という男の仲を取り持ち、結婚させた。
ところが三年後、二人の夫婦仲は冷め、三千代は心臓の病いまで患っている。
代助は、二人を結びつけたことを後悔すると共に、彼女への想いを自覚する…。

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