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ヒョウタン×6=?

檀れい 今日の1ページ

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今週は、新しい年に、幸せを呼び込んでくれるカモしれない、「縁起物」のお話をお送りしてまいります。

着物や陶磁器に描かれる、縁起のいい模様。
松竹梅や鶴亀など、いろいろありますが、そのひとつが、「ヒョウタン」。どこかユーモラスな姿のヒョウタンですが、なぜ、縁起物になったのでしょうか。
     
まずは身近だったこと。
日本では、古くから生活の中にあったようで、720年成立の『日本書紀』にも、「ひさご」という呼び方で登場します。昔は、作物の種を入れる容器として使用されていたため、「瓢箪の中に入れた種は必ず芽が出る」ということから、「チャンスが巡ってくる縁起物」と、言われるようになりました。また、実が、鈴なりにたくさん成ることから、子孫繁栄や商売繁盛の象徴にもなっています。

そして、日本人が大好きな「ゴロ合わせ」が、このヒョウタンにも!
「瓢(ひさご)」という字を「びょう」と読み、ヒョウタンを六つ揃えて、「無病」つまり「病気除け」の縁起物としました。

たとえば、6個のヒョウタンを扇子の柄にしたり、ヒョウタン型のお菓子を6個詰めにしたり、ヒョウタン型の箸置きを6個セットにしたり、など、「ムビョウ」のモチーフは、色んなところで使われています。

このヒョウタンを愛した戦国武将がいます。
歴史が好きな方ならわかりますね、そう、豊臣秀吉です。まだ、木下藤吉郎と名乗っていた頃、手柄を立てた秀吉に、織田信長は、金のヒョウタンを与えます。そして、ヒョウタンを「馬印」にすることを許しました。馬印とは、武将たちが、戦場で自分の居場所がわかるように立てたもの。自分の手柄を、戦場でアピールするものでもありました。
秀吉公は、長い柄の先に、金色のヒョウタンを逆さにつけて、馬印としました。大きなヒョウタンのまわりには、小さなヒョウタンがたくさん。小さいものは、合戦で勝つたびに、増やしたものだそうです。秀吉公をおまつりしている、京都の豊国神社には、ヒョウタンをかたどった絵馬や、可愛いお守りもあります。大出世をした秀吉公にあやかりたいという人たちが、このお守りを身に着けるようです。

それにしても・・・・なんてご利益の多い縁起物なのでしょう。
子孫繁栄、商売繁盛、無病息災、出世祈願、ヒョウタンひとつで、なんでも願いが叶ってしまいそうです。もしかすると、「絶対に無理!」と思うような願いも叶ってしまうかもしれません。もし叶ったとしたら、まさに、「ヒョウタンからコマ」ですね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。