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ありがた~い「ふろふき大根」のお話

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今日は、「ふろふき大根」のお話でした。

ではまず、なぜ「ふろふき」なのか、というところから。漆の乾きが悪く困っていた漆職人が、ある僧侶に、大根の茹で汁を漆風呂とよばれる貯蔵庫で霧吹きをして乾かすと良い、と教えられ、試したところ、効果があったそうです。そして、風呂吹きに使った大根を近所に配り、たいへん喜ばれたそうです。これが諸説あるうちのひとつです。

では、おいしいふろふき大根の話に、戻ることにいたしましょう。シンプルな家庭料理ですが、地域による違いもあるようです。
愛知県では、甘みの強い「宮重大根」、煮物によく使われる「方領大根」、漬物向きの「守口大根」という、3種類の大根が愛知県の伝統野菜として認定されています。大根の名産地であることから、大根料を使った料理も愛されてきました。そんな愛知のふろふき大根は、赤みそを使った味噌ダレでいただきます。味噌、ごま、しょうが汁、砂糖などを練り合わせた、甘みとコクがあるタレが、大根のほのかな甘みによく合います。

一方、京都では、白味噌や ゆず味噌のタレでいただきます。大根は、煮ものに向いているとされる「聖護院大根」。聖護院大根の身は、緻密で柔らかく苦味がなくて甘いのが特徴。煮崩れが少なく、煮こむと、ねっとりとした口当たりが楽しめます。出荷のピークは11月からの2か月ほどで、これをつかったふろふき大根は、京都の冬の風物詩でもあります。

愛知でも京都でも、「大根炊き」という行事をするお寺があり、ふろふき大根をふるまって無病息災を願うのだとか。身近な食材でできる簡単な一品ですが、昔の人たちにとっては、寒い冬にカラダを温めてくれる、ありがたい料理だったのでしょうね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。