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お蕎麦の友「薬味」のお話

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今日は、お蕎麦の友「薬味」のお話でした。
大晦日に、健康と長寿を願って、家族で食べる「年越しそば」。おうちによって、それぞれの食べ方があると思いますが、「こうでなければならない」という決まりはありません。そこで今朝は、おそばの薬味に注目。「これは おいしそう!」というものがあれば、ぜひ、皆さんの年越しそばに取り入れてみてください。

まずは、江戸時代の「薬味」から。
江戸時代のはじめ、おそばをつけて食べていたのは、辛味大根のおろし汁。いまは、おそばのおともといえば、ワサビが定番ですが、もともとは、辛味大根が手に入らなかった時の代用品が、ワサビだったそうです。

また、江戸時代の蕎麦の専門書には、大根の絞り汁をはじめ、わさび、梅干し、といったものが、薬味として使われていたことが書かれています。珍しいものとしては、「細かく刻んだくるみを味噌に混ぜたもの」も登場しています。

さて次は、いまも地域に残る、ご当地そばの薬味に注目してみましょう。
福島県会津地方で受け継がれてきた蕎麦は、薬味をお箸として使います。ご存知ない方は、「どういうこと?」と思われるかもしれませんね。お蕎麦には、長いネギが一本添えられていて、これをお箸がわりにして、お蕎麦を食べるんです。ネギを薬味としてかじりながら、食べてゆくのですが、当然どんどん短くなっていきます。食べにくくなったら、最後は本物のお箸を使うそうです。

そして、新潟県小千谷市では、名物の「へぎそば」を食べるとき、ワサビかカラシ、どちらかを選べるお店があるそうです。小千谷ではワサビが採れなかったため、カラシが使われるようになり、物流が盛んになってワサビが入ってきたため、好きな方を選択できるようになったようです。ワサビをカラシに変えるだけで、新鮮な食べ方になりますね。
      
最後は、岩手県花巻・盛岡の名物「わんこそば」。
お客さんのお椀に、休む間もなくお蕎麦を入れてゆくという、独特なスタイルが有名ですが、実は、豊富な薬味も魅力。目の前には、ねぎ、とろろ、かつお節、のり、漬物、なめたけおろし、いくら、紅しょうが、山菜、塩辛など、実にさまざまな薬味が用意されます。お蕎麦をおいしくたくさん食べられるのは、給仕さんの元気な掛け声と、この薬味のおかげだったんですね。
      
薬味はもともと、食あたりの予防や、栄養価を高めるのが、目的だったとされています。お蕎麦を美味しくするだではなく、カラダにいい薬味もあるので、ぜひ、年越しそばに取り入れて、新しい年の健康を願ってくださいね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。