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コロナ禍で飲食店が苦境の中、「出張シェフ」が増加!

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都など各地の飲食店で営業時間短縮の要請が行われ、飲食業に従事する方たちは苦労されています。そんな中、飲食店のシェフ達が新しい働き方に移行するケースが増えています。TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で中村友美ディレクターが取材報告しました。

 

中村友美の現場にアタック〜コロナ禍で「出張シェフ」が増加!http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20201208073540

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

★飲食店のシェフが訪問先の家庭で料理の腕を振るう?

飲食店のシェフの新しい働き方、その名も「出張シェフ」。どういうものか、株式会社シェアダイン共同代表・井出有希さんに聞きました。

株式会社シェアダイン共同代表・井出有希さん
シェフがご自宅に訪問し、4人家族だったら約4回分の夕食に相当するおかずを作っていくという出張料理サービスです。今、850名を超えるシェフが登録している。例えばモールに入っていたレストランが休業。それで自分のスキルの活用の方法や、給料も減ってしまうところで、活躍の場を求めている。または、ご自分で飲食店をやっていたんだけれども、そちらは辞めてこの出張シェフとして登録したという方も増えました。

コロナ禍でなかなかお客が来ず困っているシェフも含め、調理師、栄養士などの資格を持った食の専門家が、サイトを通じて依頼を受けた家庭に出向いて料理を作るサービス。1回につき3時間で、献立決め、調理、後片付けまで行います。利用するには一回あたり6800円から+食材費となっていますが、一気に12品ほど作り、4人家族の4回分の夕食が賄えるので意外とリーズナブルです。

★冷蔵庫の中身から本格レシピを提案

コロナを機に特に3月以降、出張シェフとして登録する人が増え、今では850人になりました。今回、実際に出張シェフとして働いている料理人、REKIさんにどんな様子か伺いました。

出張シェフのREKIさん
コロナ禍で、レストランで勤めてたんですけども、経営がうまく行かなくなってしまいまして、失業したというか、ちょうど次を探してたというか。つい先日行った所はお一人なんですけど、どうしても食材が余ってしまって冷蔵庫に在庫があるのでそれを調理して頂きたいとか。行って、材料見てから作りました、全部。筑前煮と、ホイコーローと、イカと里芋の煮つけとか。ちょっと野菜が多かったので、あと、イカのペーストみたいのがあったので、れんこんを入れてイカ団子みたいな。

REKIさんは元々フランス料理など洋食がご専門で、飲食業28年目のベテランシェフですが、まかないで多ジャンルの料理を作った経験から和洋中なんでも対応しています。そんなREKIさんは料理人仲間と開業したレストランで料理長として1年働いた矢先、コロナの影響で集客に苦戦し、2ヶ月間ほど無給で働いた末、やむなく退職。9月から出張料理を本業として週4ペースで働き、早速リピーターが2人ついたそうです。

★レストランとは違ったやりがいがある「出張シェフ」

出張シェフとしてのREKIさん、順調なように思いますが、実は結構大変でいい経験になっていると語っています。

出張シェフのREKIさん
普段でしたら忘年会とかパーティーが多い時期なので、でも今年はね、なかなか皆さんできないと思いますので、いつもよりはかなり暇というか。でも僕としてはすごいよかったなと思ってまして、ご家庭で作るのって難しいんですよ。例えば、鍋が少なかったりとかしたら、本当は3つ仕掛けたいんですけど1個ずつ作るとか。調味料もご家庭ごとに違いますので、こちら側が合わせていくというか。僕はレストランずっと勤めてたので、ある程度できるっていう思いはあったんですけど、やっぱりお宅で初めて作るとなるとかなり難しいと思いました、最初は。

それぞれの家庭の調理器具や調味料を使うこと、しかも3時間で12品作る事、レストランと異なる制約がある中での調理は、スキルアップ、スピードアップにもつながっているということです。