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【放送後記】「日本で一番早くフリースタイルを始めたのは俺たち! だが……」2016年7月9日放送

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル

(2016年7月9日放送・第483回放送後記より)

宇多丸&KIN「だが、決して、うまかったとは、言ってな〜い」

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(2016年7月9日放送・第483回放送後記)

今、巷ではフリースタイル・ラップの大ブーム。雑誌やテレビなどで連日フリースタイル・ラップが取り上げられているものの、どこもそのルーツやオリジネーターに迫ったものがなく、フラストレーションを溜め込んでいた宇多丸。ついに一当事者として、国内フリースタイル・ラップの始祖である後輩、ラッパーのK.I.N(メローイエロー)を召還。日本フリースタイル・ラップの夜明け、その現場の様子について語り合いました。

フリースタイル・ラップがそもそもどういうものなのかさえよく分かってなかった90年代初頭、全国各地で散発的に、あくまで身内の中で完全即興のフリースタイル・ラップが試されていたことはおそらくあるだろう。しかし、ステージ上で、他のラッパーや観客との“コミニュケーション手段として”完全即興のフリースタイル・ラップを始めたのは、紛れもなく93年初夏のK.I.Nが最初である! そして、そこまでまだ誰もやってなかったのだから、それはもうクラブに出向いては他のラッパーたちに連戦連勝だったのである!

宇多丸&KIN「だが! 決して! 俺たちは! うまくは、な~い!!」

……こうした歴史は外部の取材者などがいなかった当時のシーン、当事者の証言を織り重ねていくことでしか明らかにできないため、プロによるより広範な取材と検証が待たれるところです。誰かよろしっく。

それにしてもK.I.Nさん(ファッションブランド「Optimystik」代表でもある)人柄がカジュアル過ぎて、重鎮としての重みがないというのも頷けるナイスガイっぷりでした。

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宇多丸がスタジオに持ち込んだ資料類。日本語ラップの単行本からKRS-ONEの教則本、Twigyの自伝、今は亡きヒップホップ&R&B専門誌『FRONT』まで。そこで宇多丸が佐々木士郎名義で連載していた「B-BOYIZM」も。

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宇多丸、宇多丸が昔から異常にかわいがっている後輩K.I.N、この夜のゲストでスタジオの様子をずっとニコニコ眺めていたシンガーの椎名純平さん。男子っぽい放送となりました。

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無差別映画評論コーナー「ムービーウォッチメン」で扱った映画は『日本で一番悪い奴ら』。宇多丸は「豊作続きの今年の邦画の中でも、エンタメ度ではダントツ!」と太鼓判。詳しい評論はこちらで読めます

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そして来週の映画は、厳正なるムービーガチャマシンで抽選の末、『ペレ 伝説の誕生』に決まりました。

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DJコーナー「ディスコ954」では椎名純平さんのスタジオライブ。

ライブ会場でのみ販売しているニューアルバム「…and the SOUL remains」があまりに素晴らしかったため、早速お招きして素晴らしい歌声と演奏を披露して頂きました。めっちゃいい曲つくるこの人。Wピースなのに。

また、今回はインディー作品につき、音源の一部を特別にTBSラジオCLOUDにてアーカイブしておきます。ぜひ聴いてみて下さい。

そして、これを聞いて気に入った人はぜひお近くのライブ会場へ。情報は御本人のブログに詳しいです。

純平さんが元バービーボーイズのいまみちともたかさんと始めたバンド「ヒトサライ」のアルバムもそろそろ発売。こちらも大いに楽しみ。

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ありがとうございました!

文/古川 耕(構成作家)
写真/小荒井 弥(音楽ディレクター)