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コロナ禍で注目高まる“動くホテル”とは?

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあります。そんな中注目される新しい形のホテル「レスキューホテル」とは?TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で中村友美ディレクターが取材報告しました。

 

★有事に動く「レスキューホテル」

レスキューホテルとはどういうものなのか?株式会社デベロップ代表取締役・岡村健史さんに聞きました。

株式会社デベロップ代表取締役・岡村健史さん
簡単に言うと「動くホテル」。有事に避難所、及びそのような活用の仕方として駆け付けられる。そういうホテルを我々レスキューホテルとして呼んでいます。今ですとまさにコロナウイルス感染症、その対策の病院の前室ですとか、実際に今その形はないですけども、感染された方を隔離するための施設としても使えるという風に思ってます。

普段のレスキューホテルは、コンテナ型のビジネスホテルとして千葉県、北関東3県、愛知県の郊外で全21店舗667室が稼働。ダブルベッド、テレビ、冷蔵庫、トイレ、ユニットバスなど設備も一通り備わっています。

そのコンテナ型ホテルにはタイヤがついていて、けん引することで有事の際に駆け付けられる、それがレスキューホテルです。

このコロナ禍で実際に出動する例もありました。今年6月から、東京都千代田区と三鷹市で、PCR検査センターにおける医療スタッフの控室として使われています。例えば千代田区ではこれまでテントを控室として使っていたのですが、どうしても夏は暑く、冬は寒い。そこで代わりにレスキューホテルを導入。エアコンも備わっているので環境が改善されたということです。

★新型コロナが感染拡大したクルーズ船の医療現場で活躍

レスキューホテル。4月にはこんな出動事例もありました。

株式会社デベロップ代表取締役・岡村健史さん
特に注目を集めたのは長崎県のクルーズ船対策。約1か月間、50室を控室としてお使い頂いたと。4月26日の夜、お電話いただいて、29日の未明には到着していた。先生たちも不眠不休という形だったと思う。「非常にきちんとしたものだし、これだけ迅速に50部屋並べられたというのは素晴らしいよね」と。

4月下旬から5月にかけておよそ150人の陽性が判明した「コスタ・アトランチカ号」。その際要請を受け、千葉県成田市と栃木県足利市のホテルから空き室になっていた計50室を運び、わずか2日半で設置しました。この迅速な対応と、日ごろからビジネスホテルとして稼働しているので居住性が高いことが関係者から評価されたと言っていました。

★震災時にいち早く駆け付ける仮設住宅として

このレスキューホテルは、新型コロナ関連以外にも地震など自然災害の際の出動も視野に入れているということです。

株式会社デベロップ代表取締役・岡村健史さん
僕がこの事業を元々想起したのって、東日本大震災。やっぱりあれだけの人が急に避難所で生活をするって、ものすごい大変なことなんだよなっていうのは見て初めて自分も気が付けた。やっぱり赤ん坊だったり、介護が必要な人。そういう親御さんだったり関係者の方は猛烈に疲弊しているっていう姿を見て、我々も建設会社ではあるんで、仮設住宅ってすぐ建たないんだよなというのはそこでも理解しましたし、本当に困ってる人ってたぶん、一か月後の立派な仮設住宅よりも、明日来てくれる独立したプライベートな空間があったらきっと喜ばれるだろうなって思ったのがレスキューホテルの僕の中の始まりなんですよ。

デベロップでは今後、レスキューホテルを全国規模で設置していくと同時に、出動対象の地域と結ぶ「防災協定」も拡大しようしています。日頃から地域の防災担当者とコミュニケ―ションをとることで有事にすぐ対応がとれるよう準備しているということです。