お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ

本物?絵?フィギュア?超絶技巧な金魚

檀れい 今日の1ページ

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今日は「金魚を題材にした美術作家・深堀隆介さん」についてご紹介しました。

金魚を題材にしたアートで世界中から注目される、美術作家が日本にいます。その方は、深堀隆介さん。現在47歳。深堀さんの作品の特徴は、立体感。一見、フィギュアのようにも見える金魚は、平面に描かれた絵画なんです。器の中に、樹脂を流し込み、その上にアクリル絵の具で金魚を描く。この技法を繰り返すことによって、絵が重なり合って、影が落ち、まるで本当に泳いでいるかのような、生命力あふれる、美しい金魚が誕生します。まさに超絶技巧です。

では、深堀隆介さんは、なぜ金魚をテーマに選んだのでしょうか?それは、20年前の出来事がきっかけでした。ある日、「ああ、もう美術なんてやめてしまおう」と思った深堀さん。部屋で寝転がった時、ベッドの横にあった小さな水槽が目に止まりました。そこには7年前、夏祭りですくってきた金魚が一匹。名前は、メスのキンピン。たいして可愛がりもせず、粗末に扱ってきたため、水も汚れていましたが、金魚は20センチ以上に成長していました。深堀さんは、水槽の蓋を開け、金魚を上から見たところ、背筋がゾクゾクしたそうです。

汚れた水の中で、赤く光る金魚の背中は、怪しく、そして最高に美しかった。「この子がきっと僕を救ってくれる」。そう信じて、赤い絵の具を取り出し、金魚をモデルに筆を走らせたところ、あっという間に、金魚の大群を描いた作品が生まれました。1匹の金魚からヒントを得た深堀さんはこの日の出来事を「金魚救い」と呼んで大切にしています。

金魚本来の美しさを守るのは、人間の使命かもしれませんね。

では、日本人にとって、金魚とは、どんな存在なのでしょうか?深堀隆介さんによりますと、日本と海外では金魚の認識に違いがあるそうです。海外のペットショップに行くと、金魚も熱帯魚もごちゃ混ぜで売られていることがあるそうです。

しかし、我々日本人は違います。金魚と熱帯魚は明確に分けて販売されていて、金魚を特別視している傾向があるそうです。深堀さんは、グローバル化が進む中で、金魚を大切にする日本文化の独自性を守りたいとおっしゃっていました。私も深掘さんの作品は大好き! ぜひ、頑張っていただきたいです。

来月11月8日まで、愛知県の豊川市桜ヶ丘ミュージアムで、深堀さんが監修した金魚のアート展を開催中です。深堀さんをはじめ、様々なアーティストの作品を鑑賞いただけます。また、来年は全国巡回展も予定しているようですよ。

深堀さんの立体的な金魚の絵画をご覧になりたい方、個展などの情報は深堀さんのホームページ「金魚養画場」をご覧下さい!


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。