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ハロウィーン それぞれの商店街の課題

森本毅郎 スタンバイ!

ハロウィンを目前とした先日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、渋谷区区長が「渋谷に来ることは自粛してほしい」と異例の呼びかけを行い話題となりました。今年のハロウィーン、どう考えたらいいのか?10月28日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

竹内紫麻の現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20201028073902

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まず、渋谷区はどう考えているのか?渋谷区広報コミュニケーション課長、杉山省吾さんのお話です。

★渋谷には来ないで!

渋谷区広報コミュニケーション課長 杉山省吾さん
街の姿勢としてはですね、来ないでくださいってものすごくいいづらいんですけど、本来であれば。ただ、さすがに今年のコロナ禍というところで行きますと、苦渋の話ではあるんですけれど、今年1年我慢して是非控えていただきたいということになりました。渋谷区の若者はほとんどいないんです。大変な残念な話であったんですけど、2年前に、軽トラックが倒された事件がありましたけれども、あちらの事件で書類送検された方たちの属性を見てみますと、周辺区の方だったり、東京都の外の方であったり、外国人の方が、だいたいそこで逮捕送検されていましたので、その対策に昨年からちょっと税金を投じる形になっていますので、ああいった騒動に対して、なぜ区民の税金が使われなければいけないんだと言う声は多く頂戴いたします

調べたところ、ハロウィン時に騒ぎになる現場周辺には、渋谷区民はほぼ居なかったのですが、それにも関わらず、ハロウィンの暴動対策には渋谷区民の税金が使われると言うことで、区民からの苦情も多い。それなら、今年は、コロナの感染リスクもあるので、「来ないで」という方向になったそうです。

渋谷に来ないで!お酒を飲まないで!(渋谷区公式サイトから)

今年は「バーチャル渋谷」という渋谷区公認のネット上の仮想空間でハロウィンイベントがあるので、そちらにオンラインで参加してくださいと、とにかく、リアルのスクランブル交差点には来ないで!(言いづらいけど)

ただ渋谷の商店街にとっては、沢山の人が来るハロウィンは「書き入れ時」なのではないのか?今回の「来ないで!」という区の方針は、商売的には痛手ではないのか?聞いてみました。

★渋谷ハロウィーンは儲からない!

渋谷区広報コミュニケーション課長 杉山省吾さん
実際、渋谷のハロウィンって、あまり地元にとっての経済的にはですね、あまり潤う方向ではなくて、どちらかと言うと早めに店を閉めなきゃいけないですとか、お店の前で吐瀉物が出たりとかですね、汚されたり、シャッター壊されたりとかで、どちらかと言うと経済的に地元にとってはマイナスの側面が強くて、かつ、税金も警備ですとか、清掃ですとか、どうしても投じなければいけないので、経済的な観点でいくと、どちらかと言うと、大きくマイナスだと思っています。そのマイナスをなんとか地元の利益に変えられないかということはずっと課題なんですが、被害の側面ばかりが目立ってしまっているのが正直なところです。

確かに人は集まりますが、スクランブル交差点で大騒ぎとなるので、むしろお店は営業時間を短縮したり、それでもシャッターが壊されたりなど、マイナスの方が大きい。年越しのカウントダウンなら、その一瞬は大騒動ですが、後は寒いので、みんなお店に行ったり、終夜運転の電車で初詣に移動したりするので、程よく儲けて被害も減らせるですが、ハロウインはプラスにできないと。

ここまでは「ハロウィンに来ないで!」という渋谷区の悲鳴でしたが、一方で、コロナでもハロウィンイベントを行う商店会もありました。こちらは調布市の「つつじが丘商店会」、ハロウィン担当の浜中佳朗さんに伺いました。

★ハロウィーンイベントで異文化理解

つつじが丘商店会 ハロウィン担当 浜中佳朗さん
もともと始めたのが、うちが英語教室をやっていまして、まだハロウィンがあまり盛んでなかった頃、30年ぐらい前に始めた。で、なんとなく子供達が街中を歩いてる中で、商店会とタイアップして、ハロウィンをやるようになりました。ただ衣装を着て歩くだけだと、一体何のためにやってるのかな?っていうこともありますので、オリジナルの紙芝居を作っていますので、ハロウィンの英語を紹介したり、ハロウィンって実はこうだったんだよ、元々はケルトのお祭りだったとか、ただオバケが来るってことではなくて、本当にお盆で、日本のお盆で先祖の人が帰ってくる時に一緒にオバケもついて来ちゃうんだよ、そのオバケを振り払う意味もあるんだよということも教えてあげながら、国際理解ということもメインに、やらせて頂いています。

ここのメインの参加者は小さなこどもたち。コロナ対策をしっかりしながら、渋谷のスクランブル交差点の大騒ぎとは違う、「異文化理解」として、学習にも役に立つイベントを実施しながら、少しでも街に活気を、子供たちに元気を、ということで実施する決断に至ったそうです。

大人気のつつじヶ丘商店会のハロウィーンイベント(公式サイトから)

日本でハロウィンが広がり始めたのは、こちらと同じ30年ほど前。一方、5年ほど前から、SNSの普及するにつれて、渋谷での仮装が過激化していったそうです。最近は形が変わってしまったハロウィンが目立ちますが、昔からの「異文化理解」を守るつつじヶ丘商店会の取り組みは、日本のハロウィンの原点ですね!