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若い女はいったい…【待っている女】ゲスト:中林大樹さん

ラジオシアター~文学の扉

毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

今週はゲストに俳優の中林大樹さんをお迎えして、山川方夫の【待っている女】をお届けしました。

お聴きくださった皆様ありがとうございます。
男女ともに、「あぁ、その気持ち分かる分かる。」と共感された方が多いのではないでしょうか?

今回、初めてブログを担当させていただくことになり、リモートで収録風景を見学させていただきました。
どのように収録されるのか未経験だったのでワクワク。

初共演ということもあり、少し緊張されてるのかなと感じた中林さんですが、中嶋さんとすぐに打ち解け、早速リハーサルへ。
読み合わせをし、脚本家の横山さんアドバイスのもと、今回の物語は“人との実際の距離感”を大切にしよう。ということで声の大きさで距離感を表現することに。
細部までこだわります。
リハーサルが終わりいざ本番へ。

注目していただきたいのは、初共演とは思えない中嶋朋子さんと中林大樹さんの掛け合いです。
冒頭は、夫婦の喧嘩から物語は始まります。
中嶋さん演じる妻が出かけてしまったというのに、中林さん演じる夫は家でのんびりできてうれしいなぁという呑気具合。
ふと、外を見るとずっと誰かを待っている女が1人。
男は気になってついに優しくお声をかけるが、女は男を相手にしていない。

男の人の可愛い部分と馬鹿だなあ…と思う部分を絶妙に声で表現してくださった中林さんと、中嶋さん演じたつれない女(若い女)との見事な掛け合い、滑稽なやりとりがくすっと笑いを誘います。
妻が帰宅し、夫が「どこに行ってたんだ?」と聞くと、「公園で1人で立っていた。」と答える妻。
妻の話を聞いているうちに、昼間見た若い女と姿が重なり冷えきった妻をギュッと抱きしめる。
最後のこの一文で、この夫は妻のことを愛しているのだなと分かり、私はグッと心を掴まれました。

中林大樹さんは原作を読んだ時、初めに自分が読んだ本の世界観が合っているのか分からなくなり、いろんな人に意見を聞いてみたそうな。
すると人によって解釈が全く違ったそうです。私は、初めて読んだ際、この若い女は実は妻だったのではないか…と捉えました。
皆さんはどのような解釈をしましたか?

次回の文学の扉もゲストに中林大樹さんをお迎えしてお送りします。お楽しみに。

by 高尾美有


 

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