お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

新宿TSUTAYAの閉店…映画界にも衝撃!

森本毅郎 スタンバイ!

先日、新宿TSUTAYAが11月15日に閉店すると発表になり、ネット上で、多くの映画ファンが嘆いていました。他のレンタル店とは違った強い反響がありましたが、それは何故なのか?10月14日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

竹内紫麻の現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20201014073519

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

最近大手レンタルショップの閉店が相次いでいるのですが、やはりネットフリックスやAmazonプライムなど、定額見放題の「サブスク」の影響が大きいのか?メディア動向を調査研究している「映像メディア総合研究所」四方田浩一さんにお話しを伺いました。

★SNSの影響で新作レンタルへのニーズが低下

●映像メディア総合研究所 四方田浩一さん
今回のあの新宿の TSUTAYA さんの閉店に限らずですねこの10年ほどレンタルの需要というのが少なくなってます。その理由として SNSの利用拡大これが最も大きい要因だと思ってます。情報の消費スピードこれが今現在著しく早くなっています。例えば一部のバズった情報というのは情報価値が雪だるま式にですね大きくなるんですが、ほとんどの情報というのはタイムラインに流れ去ってしまって、情報の鮮度が一気に失われてしまいます。SNSの登場以前は例えば映画館で映画を上映し宣伝費かけますのでタイトルが浸透します。それがレンタルに出てくるのは半年後であっても情報鮮度が失われなかった。ところが今現在大体映画館から5ヶ月ほどでレンタルに出る。その段階ですでに新作としての魅力が低下をしているいう所に、この10年で徐々にですねレンタルの利用者というのが減ってきてるということがあります

もちろんサブスクも影響があって、この8月、サブスクがレンタルの利用率を追い抜きました。ただ、レンタルは新作を主戦としたビジネス、動画配信サービスは旧作を主戦としたビジネスで、実は競合ではない。直接的な要因は、SNSの影響で話題の消費のスピードが早くなり、レンタルに出る頃には主戦の新作への関心が薄れるという状況が出ているのが響いていると分析。

閉店を告げる新宿TSUTAYAの公式Twitter

いずれにしてもニーズが低下しているので、閉店も仕方ないところですが、あちこちのレンタル店が閉店する中で、なぜこの新宿TSUTAYAの閉店が、ネット上の映画ファンの間で大騒ぎとなったのか?新宿TSUTAYAに詳しい、映画パーソナリティの伊藤さとりさんに伺いました。

★新宿TSUTAYAのココが違う!旧作、名作、VHS!

映画パーソナリティの伊藤さとりさん
新宿のTSUTAYAというのは旧作が豊富でしたね。ちょっと古き良き名作って言うんですか、だいたいありましたよね。もちろんDVD化、ブルーレイ化されていない作品もたくさんありますよ。VHSの時代に映画が公開された物ってありますよね。でその作品がヒット作だとDVD にすぐなるんですけれど、VHSになったまま止まっていて、DVD化されていないものっていうのもあるんです。そこでVHSの旧作まで見ることができるので、そこがすごい楽しみの1つでもあったので、残念ですよね。

新宿TSUTAYAに感謝!伊藤さとりさんの公式Twitterから

売れ筋の新作だけでなく、貴重な旧作、それもVHSまで残っていて、さらにはVHSのデッキもレンタルあり、映画ファンの期待に応える姿勢が、喜ばれていたようです。洋画4万、邦画2万、アニメ2万、VHS数千本!

ではその貴重なVHSなど旧作はどうなってしまうのか?TSUTAYAに質問したところ「VHSなどの貴重な映像作品は、新宿店の閉店後、ほとんどの映像作品が「SHIBUYA TSUTAYA」でお貸出できるようになります」と映画を守る方針で、すでにVHSは6千本、移動した。これは一安心なのですが・・

ここで疑問に思ったのは、これだけオンデマンドや、CSチャンネルが増えているのに、いまだに見られない映画があるというのはどういうことなのか?再び伊藤さんに聞きました。

★なぜ貴重な名作を目にする機会が少ないのか

映画パーソナリティの伊藤さとりさん
それは権利問題で、日本で海外の映画の権利を持っている人がいなくなると、放送できなくなったりします。旧作の特にコアな作品になると、放送権が無かったりするんですよね。(権利は買えない?)とても高いらしいです。例えばすごい旧作の作品、もうめちゃくちゃ見たいと思う作品があって、でもそれをどれくらいのお客さんが手にするするだろうと考えると、リスクは高くなるんじゃないですかね。だから意外と見られない作品というのもあるんです。そうなるとメジャーな映画しか残らなくなってしまいますから、だからこそ、レンタル店って重要だと思うんですよね。そこら辺をコアなファンというのは拾っていて、VHSのデッキを大事に持っていて、コレクターのように扱ってる人たちも結構いますよね。

今のオンデマンドやCSだけでは、消えてしまう映画がある。だから、過去の作品も残すためにも、レンタル店に頑張って欲しいですね。