TBSラジオ
『TOMAS presents High School a Go Go!!』(毎週・月曜夜9時~9時30分)
「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまく
いろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、
そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。
ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。
▼メインパーソナリティ:TBSアナウンサー・石井大裕
▼2020年10月12日(月) 放送後記
スタジオは高校3年生の谷本魁渡(たにもと・かいと)くん、
高校1年生の美空(みく)さんとお送りしました。
<高校生の主張>
「新型コロナウイルス」の感染拡大を防止するため、5月や6月は
高校はもちろん、大学、中学校、小学校など、
ほぼ全ての教育機関で休校状態が続きました。
緊急事態宣言は解除されましたが、生徒の皆さんは、今年、
今までとは違う「日常」を過ごされていますね。
番組でも、2月以来、高校への直撃取材を見合わせてきましたが、
感染防止対策をじゅうぶんに行い、徐々に再開しています。
そして、学校側と感染防止対策について協議を行い、
部活動の取材を再開しました。
今回は、東京都多摩市あります大妻多摩中学・高等学校を訪ねました。
大妻は、21世紀、国際化と女性の社会進出が進む時代に活躍する
「高い知性と品位を備えた女性の育成」を教育目標に掲げています。
今回は大妻多摩の「バトン部」を取材しました。
2年生の松永明佳さん(部長)、市口みどりさん(副部長)
そして1年生の工藤みなみさん(学年代表)に、
番組レポーターの田中ひとみが伺いました。
田中ひとみレポーター
- バトン競技は、どんなスポーツですか
- 生徒の皆さん
- 「バトンという棒状のものをくるくる回して演技をします。あとは、ダンスを踊り、曲に合わせて技を繰り出し、それで演技をして表現する競技です」「バトンを投げることもありますし、身体の上で転がしたりもします。投げた時のバトンの高さやタイミングも揃えなければならないので、かなり大変です」(皆で演技もやりつつバトンを回すことはいかがですか?)「演技の踊りや、投げるタイミング、バトンの回転などを揃えなければならないので、けっこう難しいです」
田中レポーター
- いろいろな大会があるそうですが、今年は新型コロナウィルスがどう影響しましたか
- 生徒の皆さん
- 「今年は、東京都大会は完全に無くなってしまいました。その次の関東大会は、出場するチームが(一カ所に)集まることは危険なので、それぞれの団体が動画を撮って提出し、その動画を審査員の方々が審査をして順位を付ける方式です。(演目については?)『このチームで組む』という時点から決まっていたので、演目は変えなかったのですが、皆で集まって練習ができなかったので、個人個人で、自分たちで何をやれば良いのかを考えて、次に繋がるような練習をしました」「今年は、顔と顔が向き合ってる状態では、絶対に2メートル空けないといけないという大会の決まりがあることと、顔と顔を合わせてなくても、隣り合う時は絶対に1メートル空けないといけないというルールが加わりました。さらに、お互いのバトンを投げ合うなど、バトンとバトンを交換する演目も感染防止のために無いので、今年は自分で投げたバトンを自分で取るという内容で、華やかさは欠けてしまいますね」
<なんでも課外授業>
「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」を
ゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。
今週は、石井大裕も出演しているTBSテレビ「NEWS23」のアンカー、
ジャーナリストの星浩(ほし・ひろし)さんを迎えました。
星浩さん
星浩さんは福島県のご出身。福島県立福島高校から東京大学へ進学。東京大学教養学部卒業後の1979年、「朝日新聞社」に入社。長野支局、千葉支局を経て、1985年から東京本社・政治部記者として、政治の第一線で取材をされました。その後、ワシントン特派員、政治部デスクを経て、特別編集委員に就任。2016年より、石井大裕もスポーツコーナーの担当で出演している、TBSテレビ「NEWS23」に「アンカー」として出演中です。
- 石井大裕アナウンサー
- どんな学生時代でしたか
- 星浩さん
- 高校ではサッカー少年でした。中学・高校とサッカー部でした。大学でもサッカー部に数日間入って練習しましたが、思っていた程、レベルが高くなくて(笑)、大学ではサッカーをやめて勉強をしようと切り替えました。高校は公立で男子校でした。女の子と付き合うなどということもなく、やることは勉強しか無かったですね。若い時は、なるべく、自分に負荷をかけると、いずれ、それがちゃんとエネルギーになりますからね。(東京大学を目指そうと考えたのはいつ頃からですか?)僕らの地域、福島市というのは、当時、仙台まで電車で1時間くらいでした。今は新幹線があるので30分ほどですが。だから、仙台の大学に行く人が多かったのですが、せっかく行くなら東京にチャレンジしてみようと考えました。(新聞記者になりたいという考えは?)大学時代は国際政治の勉強をしていました。大学に残って「学者になろうかな」と「新聞記者になろうかな」という気持ちは半々で、大学院を受験しようかなとも考えていましたが、新聞記者も面白いなと受験したら受かりました
- 美空さん、谷本魁渡くん
- 星さんにとって、新聞記者の魅力、そして最も辛かったことを教えて下さい
- 星浩さん
- 魅力の一つは、やはりスクープですね。皆の知らないことを朝刊に書いて、「すごい!こんなことがあるのか!」と他のライバル社の記者もびっくりして走り回ったり、政治家も驚きますからね。もう一つの魅力は、良い文章です。それを読んだら涙が出るとか、怒りに震えるとか、そういうことがありますよね。スクープと名文、それが新聞の醍醐味です。(辛かったことは)他社に(スクープ記事を)抜かれることですね。そうなったら、後追い取材をしますよね。なかなか(そのスクープが)わからなくて、デスクや部長に怒られるんですよね。これは辛いですね。もう35年くらい、政治記者をやってきました
大妻多摩中学・高等学校をお訪ねしたのは二度目です。
今回も温かく迎えていただきました。
ありがとうございました。
星浩さんの著書「官房長官 側近の政治学」は、
朝日新聞出版「朝日選書」から発売中です。
お近くの書店、インターネットの書籍販売サイトなどで
ぜひ、お買い求め下さい。
そして、星浩さんが「アンカー」を、
石井大裕が「スポーツキャスター」を務める
TBSテレビ「NEWS23」は、
月曜日から金曜日までの毎日、
TBSテレビ・6チャンネルで放送中です。
詳しくは、番組のホームページをご覧下さい。
https://www.tbs.co.jp/news23/
番組について詳しくは、下記のバナーをクリックして、
radikoのタイムフリーでお聴きください!
ほぼ毎日、顔を合わせている星浩さんのご出演に、
石井大裕は感激と緊張の両方の気持ちでいっぱいでした。
来週もお楽しみに。
今後も、感染防止に留意しながら、
番組の制作・取材を続けてまいります。
「ハイスクール・ア・ゴーゴー」は、
これからも高校生の皆さんを全力で応援してまいります。
寒さが増してきましたね。皆さん、ご自愛下さい。
よろしくお願い申し上げます。