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「先輩からボールペンでプチっと…」元CAの愚痴・完全版

宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど

9月まで「ACTION」の中で放送していたコーナーが番組になりました。様々な職業・立場の方々に「宮藤さんに言ってもしょうがない」愚痴を聞いていきます。知らなかった苦労を知ることで、明日からきっと、優しくなれる。 そして、それぞれの職業から考える世の中への要望も聞くと、社会の構造的問題も見えてくる!

今回は、元CA(客室乗務員)の愚痴。現役CAさんは、いろいろな問題で本当に出演できないとのことで、「元」のお二人に来ていただきました。10月2日の放送でも入りきらなかったトークを掲載した完全版です。

◆田中さん
33歳、 CA 歴3年。現役時代は主に国際線を担当。ニューヨークとデリーがメイン。

◆ユウさん
35歳、CA 歴10年。現役時代は、国際線・国内線両方を担当。
ホノルルとバンコクがメイン。でも、疲れすぎて、現地で遊べないそうです。

宮藤:田中さんの事前アンケートによると、ニューヨークは旅慣れた人が多いが、「荷物置いといて」的なサービスに対する要求がきっちりしている と。

田中:ビジネスマンの方は旅慣れて要領がわかっていて、「これやっといて」という感じの方が結構いらっしゃる印象ですね。ちょっと無理っても聞いてくれるっていうのはわかってらっしゃるので、

宮藤:図々しいってことですね。

ユウ:「俺は慣れてる」みたいな感じで、きっちり収納するのが「デキる俺」みたいな人も結構いて。「パーフェクトです!お客様!」「ありがとうございます~!」と言っていました。

宮藤:観光地に行く人はどうですか?

田中:逆に、旅に慣れていらっしゃらないので、ベルトの付け方とか、そういうところもわからなかったり。あとは、上に、乗せてはいけないような水モノを乗っけたりとか。うまく収納できなかったり。

宮藤:あと、「安く行ける場所は客席が居酒屋状態になりがち」って書いてあって。僕も前から思ってたんですけど、お酒って無限に頼めるんですか?

田中:まぁ…うーん…

ユウ:無限…うーん…

宮藤:頼んだ分をチェックされてはいないですよね?

田中:はい。でも、たくさん召し上がっていらっしゃると、アルコールコントロールをやっぱりしていかないと。上空って酔いやすいので。よほど泥酔しそうなお客様には。

宮藤:俺、インド行ったとき、こんなに飲んでいいの!?っていうくらい飲みました。そのときに思ったんです。これだけ飲む人ばっかりだったら、お酒が無くなりませんか?

ユウ:無くなります。無くなりやすい種類もあります。

田中:インド便は、なぜかウイスキーが無くなることが多くて。インドの方がウイスキーがお好きなんですかね。「これ以上提供できない」って言ったときに、インドのお客様に叱られたことはありますね。

宮藤:へーーー、そうなんだ。

ユウ:はい。インドはウイスキーがなくなります!

田中:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、 CA って体力的に本当に大変なんです。

宮藤:まず国際線だと、時差がね。

田中:ニューヨークだと真逆。私は時差を感じやすいタイプだったので、ホテル着いたらもうずっと寝てるような状態でしたね。

宮藤:12時間かけて向こう行ったら、12時間前の時間なわけですもんね…。だから、飛んでる時間は何もない…なかった時間と考えれば時差はないけど…そうはいかないですよね。

ユウ:私は、飛行機の中では、もう「時計は無いもの」ってことにして。

宮藤:そんなわけない!

ユウ:着いたら、あ、朝の10時だ!ってマインドコントロールみたいな。それで、あまり寝すぎないようにして。じゃないと夜寝れなくなっちゃう。

宮藤:自分に暗示をかけるっていうことですね。

田中:私は暗示はかけられなかったので、眠いときに寝て、起きたいときに起きて。

ユウ:太陽の光を浴びるとリセットされるって言いません?

宮藤:あ~。うん。ん?「あぁ、もう昼だよ!」みたいなことかな?

ユウ:太陽で、体が。

宮藤:・・・だといいですね・・・

2人:(笑)

宮藤:体を壊すか結婚するかで退職する人が多いっていうことですけど。

田中:私はなし崩し的に、いろんなところが機能しなくなって。体が言うことをきかなくなった瞬間があって、これは難しいかなって思いましたね。

ユウ:私は腰に来ちゃって。荷物あげたり、すごく重くて… 引きずるのはいいんですけど、それを上げるのが負荷。首のヘルニアになった人もいました。

宮藤:あと、食事を入れてるカートが実は重いって知らなかったんですけど。

ユウ:飲み物のカートがすごく重くて、70キロくらい。

宮藤:最初に配るやつですか?

ユウ:そうですそうです。キッチンのところから、一番前のお客様のところまで引っ張って、後ろ歩きで行くんです。その後ろ歩きがすごく重い。

田中:で、飛行機は斜めだから、坂なんですよ、常に。

宮藤:そうですよね!飛んでるから、坂なんですよね!飛んで、最初にやるのがそれですもんね…。荷物を棚に上げて、飲み物を配る。序盤にキツイのが集中してるってことだ。やっぱり感謝した方がいいですね。

ユウ:そう思っていただけるだけで、CAは嬉しいと思います。

ユウ:宮藤に言ってもしょうがないんですけど、 CA って人間関係もすごく大変なんです。

宮藤:人間関係ってのは、お客さんと?先輩とか、会社の?

ユウ:どっちかと言うと、先輩ですかね。

宮藤:そうですか。どういう結構キツイいじめがありました?

2人:いじめ・・・ではない・・・。(同時)

宮藤:!! すごく高音でハモリましたね!!

2人:教育です!

宮藤:例えばどういう教育が?

田中:気が利かないとすごく怒られますよね。ボールペンで背中をツンっとされたことがあります。

宮藤:ちょっと待って下さい…

ユウ:こわいこわい!

宮藤:ボールペンの形状にもよるし、向きにもよりますよね。キャップがないやつ、芯が出ている状態だと、かなり…。ボールペン、殺傷能力ありますからね。

田中:もちろん新人のときですけど。搭乗中に、私がお客様のサインに気付けず、うまくサービスができなかったことに対して、チーフパーサーが背中にプツって。で、一言「気が利かない」って。

宮藤:背中を刺されて「気が利かない」。これは…なかなかの愚痴を今…

ユウ:カーテンの中で言われますよね。なので、入ってこないでください!私は…3年目とかそれくらいのときに、先輩が日本茶の茶器を準備してたので、「お客様に緑茶を頼まれたんだな!」と思って、作って待ってたんです。そしたら最初は「あ、気が利くわね~」って褒められたんですけど、お茶を出したら、「もっとおいしそうに作れないの!?」って言われてバシャって捨てられました。

宮藤:えー…!気が利くわね~、もっとおいしそうに入れられないの~バシャっ!って。ノリツッコミみたいですね!

田中:お茶はよく捨てられるかもしれない。「マズそ…」って言われて捨てられるのはあります。

宮藤:マズそうなお茶!?

2人:キレイな緑色。濃すぎず、薄すぎず。

宮藤:こういうお客さんが大変だった!というのがあれば。

ユウ:ビジネスクラスでお味噌汁を出したんです。一定の濃さになるように、おいしい濃さのはずなんですけど…、出したら亭主関白みたいな感じで「濃すぎる!」って返されて。「あ…申し訳ございません」みたいな。

宮藤:事前のアンケートには「妻でも彼女でもないのに、好みまで把握できない!」って書いてありますね。田中さんの修学旅行のやつも、すごいですね。

田中:その修学旅行生たちが、全体的にちょっとおませな感じで。ボタンを何個も明けちゃうような。で、結構カップルが各所にいて。

宮藤:飛行機の座席の各所に!?

田中:それで、イチャイチャし始めて。カップルの一組が盛り上がってきちゃって、人がいないとこ行こうぜ!みたいな感じで、後ろの方の非常口ドアのところでちょっといろいろ…

宮藤:はじまっちゃって。

田中:ちょっとヒートアップ…しつつありました。

宮藤:どうやって注意したんですか!?

田中:基本的には「上空でもベルトは着用していただきたいので、揺れることもあるので、お席にお戻りください」って、普通にお伝えしました。

宮藤:その行為をやめろとは言わなかったですね。あくまで安全面の注意っていうことで。

最後にまとめとして、CAさんに関して、世間に訴えたいことがあったら教えて下さい。

田中:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、日本のエアラインは、男性客室乗務をもっと増やしてもいいと思います。

宮藤:男性に会ったことないです。いらっしゃいます?

田中:ほとんどいらっしゃらないですね…

宮藤:同じような仕事をするんですか?

田中:全く同じです。

宮藤:でも確かに、物を上げたり下げたりするのは男性の方がいいですね。

宮藤:ちなみに…よくスポーツ選手や芸能人の人が、 CA さんと結婚するじゃないですか。あれ、そういう何かナンパされたりとか、ないですか?

田中:よく声かけよく声をかけられる CA さんはいますよ。普通にお名刺いただいたり。

宮藤:連絡しちゃいけないんですか?それって。

田中:個人の自由です。

宮藤:やっぱり、本当にガンガン行くんですね、そういう人たちって。

田中:普通に結婚した同期もいます。機内で出会って。

宮藤:わ~、わっかりました!

愚痴から見える世の中がある。
宮藤さんんに言ってもしょうがない話がある方、Twitterで「#guchi954」をつけてツイートするか、gc@tbs.co.jp までメッセージをください!