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今年の天気は2007年とそっくり?!今年の残暑予報も!【気象予報士・増田雅昭解説】

ジェーン・スー 生活は踊る

毎月最初の月曜日は、天気が好きすぎる気象予報士・増田雅昭さんがご出演!今日9月7日のテーマは、「台風10号について」そして「今年の残暑」についてでした。音声はこちらから!

台風10号はどんな台風だった?

まずは台風10号の振り返りから、、、
当初の予報ほどの発達ではありませんでしたが、ピーク時には920hPaで沖縄の南大東島、九州へも945hPaで接近しました。台風は気圧が低いほど、勢力が強く、風が強まりやすくなります。去年、関東に来た台風15号(房総半島台風)が上陸時に960hPa、台風19号(東日本台風)が955hPa。それより強かったわけです。台風10号は、この時間、朝鮮半島を北上中。九州や中国地方の風のピークは越えていますが、風はすぐにはやみません。急に強まるということもあるので、慎重な行動をお願いしたいところです。

今回、台風が発達したのは海水温が高かったからです。海水面が高いと、海から水蒸気が多く供給され、台風が発達しやすくなります。海面水温は、かつてないほど高く、本州のすぐ南まで30℃以上。熱帯の海が、日本のすぐ近くまで広がっているような感じになっています。

なぜ海水温が高いのか?
①今年は、はじめから高かった。大暖冬で冷えるべき時期に例年ほど冷えなかった。
②8月によく晴れて、海が温められた。
③台風が少なかった。台風が通ると海をかき混ぜて、下の冷たい海水が上がってきて、海面水温は下がる。

台風8号、9号、10号と相次いだ九州周辺は、海面水温がだいぶ下がった一方、四国~関東の南海上はまだまだ海水温が高いため、今後、台風が来ると、衰えないまま北上する可能性は十分に考えられます。

次の台風は、すぐに発生する気配はないですが、今年は発生数がまだ少なく、帳尻合わせて的に次々と発生する可能性も。9月の後半~10月は要注意です。

今後台風は東日本へ!

このさき、台風は東日本に来やすくなります。
今回、台風が九州の西を次々と通ったのは、夏の高気圧が張り出していたから。台風は夏の高気圧の西の縁を、北上します。ところが、秋が深まると、夏の高気圧は南東に退くので、台風のコースはだんだん東になってくるわけです。

あと、海水温が高いと、大雨の心配もあります。
冷たいお風呂と温かいお風呂のイメージと似ていますが、海面が温かいほうが水蒸気はたくさん供給されて、これが雨のもとになります。今のまま海水温が高いと、秋雨シーズンの大雨のリスクも高まってしまいます。

2020年は2007年の天気とそっくり?!

あと、きょうは蒸し暑いですが、これも台風の影響です。台風がやってくると、熱帯、亜熱帯の空気を南からもってくるんですね。ちなみに、気温というと、先月のこの放送でお伝えした気温のこと覚えてます?今年の天気は、「2007年」の夏とそっくり、とお伝えしたのですが、びっくりするくらいそっくりなんです。

7月が冷夏傾向で雨が多く、関東は8月1日に梅雨明け、8月上旬・中旬はよく晴れて、日に日に高温となって、お盆すぎに暑さのピーク!2007年も今年も、お盆過ぎに国内最高気温記録が出ました(今年は浜松で41.1℃)
2007年は、残暑が厳しかったんです。今年も残暑が厳しく、今週は30℃以上の日が多く、かなり蒸し暑くなります。
来週になると、少し暑さが落ち着いて、30℃に届かない日も出てきそう。朝晩は、ちょっと涼しくなるので、朝晩は長袖の準備をしておいていいかも。

ただ、そのまま秋本番とはいきません。また夏の高気圧がねばって、盛り返します。しかも、台風が北上してくると、また熱帯の空気を持ってくるので、「はい、暑さやり直し」とばかりに、30℃を超える日がありそうですね。まだ9月中は半袖など夏の服が仕舞えませんよ。

増田さんへの疑問・質問を大募集!

さて、このコーナーでは、お天気にまつわる質問を募集しています。
どんな些細な疑問でも構いませんので、みなさんが、増田さんに訊いてみたいこと、気軽にお寄せください!
宛先は、番組メールアドレス⦅ so@tbs.co.jp ⦆、件名に「増田さんへの質問」と書いて、送ってくださいね♪

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