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留学生に聞いた日本への帰国と、コロナ禍の留学先・アイルランド

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナウイルスの問題で、政府は今月9月から、日本の在留資格を持つ外国人の再入国についての対応を緩和し、条件を満たせば原則容認することになりました。いったん出国すると、日本に生活拠点があっても戻れなかったわけですが、今後は基本的には、海外から帰国する日本人と同様の扱いに緩和されました。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!

今日9月7日(月)は、『留学生に聞いた日本への帰国と、コロナ禍の留学先・アイルランド。』
というテーマで取材をしました。

 

近堂かおりの現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200907074008

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

★羽田空港への入国の様子

今後、日本人だけでなく外国人も再入国できるとなると、空港から入ってくる人の数は増えそう。そこで気になるのが水際対策。この入国の水際対策は、今どうなっているのか?おととい、留学先のアイルランドから帰国したばかりの日本人女性に、実体験を聞きました。まずは、羽田空港への入国までの様子です。

●「まず、飛行機の中で、5枚綴りくらいの書類を渡されて、その書類にすべての手順などが書かれていて、簡単な問診票を記入して、スムーズにいくように書き込めるところは飛行機の中で書いておく、という形でした。到着後、羽田空港では、搭乗口をうまく利用して広くスペースを取りながら、順番に検査していくような形で、検査は唾液を採取する検査で、乗客も少なかったので、私の場合は一時間くらいで結果が出ました。3時間は待つかな、と思ったのですが。で、結果が出次第、その検査を受けた紙をもらって、それを持って、通常の入国審査の形で入国して、荷物を引き取って外に出る、という形ですね。」

入国時は、空港で、検疫による全員検査が行われていて、そこで感染者が入ってくるのを防ぐ仕組み。日本人ではなく、外国人の入国の場合は、これとは別に、入管による審査があり、出国時に現地で検査を受けた陰性証明も必要。日本人は空港で1回、外国人は現地と、空港の2回検査があり、これが、水際対策となっています。

★自力、自費、自分で判断

しかも、実に日本っぽいのが「細かいマニュアル」・・・ですが、入国後にどうするかについては、そんなに細かくないようでした。

●「外務省のホームページでそういった記載がされているので、それを自分で見る、自分で調べる感じですね。帰国後は公共交通機関は使ってはいけないことになっているので、家族に迎えに来てもらうように手配してまして、で、14日間は自主隔離期間という風に設けられているようで、私も個人的に二週間アパートを借りた、という状況で、直接家には戻らないようにしています。無自覚のままウイルスを持っていたら、ということも考えたので、できるだけ自分でできることはしようと思ったのでアパートを借りました。もう、全部自費で行う感じです。」

空港の外に出たら、まず【公共交通機関を使用してはいけない】。そして【14日間は自主隔離してください】。

彼女は、家族に迎えに来てもらい、さらに家族への感染リスクも考え、自分でアパートを借りて自主隔離しますが、これが全て「自費」。

自家用車が無い人向け(迎えを頼めない人向け)に、送迎付きの宿泊施設というサービスもありますが、こちらも利用するにはもちろん自費、しかもお値段が高い・・・。

果たしてこれで、みんな、隔離のルールを守れているのかどうか?

また、例の細かいマニュアルにある「厚労省からの指示」は【14日間は外出せず、人との接触を可能な限り控えてください】とありますが、【外出せず、でも可能な限り・・・】って、正直どこまでしたらいいのか、迷う、と。食料などは自分で買い出しに行かないといけないけど、これはいいのか?

隔離期間中はLINEのアプリなどで、毎日体調の確認などは、行われるようですが。

一方、留学先のアイルランド・ダブリンでは、3月の中旬に街がロックダウン。ロックダウンや緩和の順序など、指示が非常に分かりやすかったそうですが、日本での指示は表現があいまいで、これでいいのか不安に感じる、ということでした。

★アイルランドの留学生への対応は?

お話を伺っていると、日本とアイルランドでは、水際だけでなく、生活支援でも、対策のきめ細かさがいろいろな面で違うということでした。

●「わりと早い段階で政府から補助金のお知らせがあったので、それは私たち外国人も登録できる措置で、簡単にオンラインで情報入力して、もうその翌週にはお金が銀行口座に振り込まれるかたちで。政府が決めた金額が週で203ユーロだったのですが、その金額だと家賃が払えないという声が国民から上がったようで、その翌週から、週350ユーロに変わったんですよ。家賃も払えるし、食費などもそれでまかなえる。精神的にはもうそれだけでかなり安心できました。ありがたかったです。」

ダブリンの平均家賃が月800ユーロということで、最初の週203ユーロの補助では、家賃が払えるかどうか、ということで、翌週には、350ユーロに増額!

外国人も平等という事で、海外からの語学留学生に、月に1400ユーロ、17万5千円ですよ!

家賃や生活費を心配せずに、安心してステイホームの指示に従うことができた、と。アイルランドは、外国人留学生にも温かい都市でした。

 

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。