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認知症にならないために、医師が実践している予防法

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、聖路加国際大学臨床教授 で、認知症専門医の遠藤英俊先生に、『認知症にならないために、医師が実践している予防法』と題して伺いました。

■遠藤先生について■
*長年、愛知県の「国立長寿医療研究センター」で認知症の研究・診療をしてきた。
*定年退職後も週の半分はいくつかの病院で非常勤で診察したり、大学で教えている。

■認知症研究で分かっていること■
*認知症患者は国内に600万人いると言われ、その7割がアルツハイマー型の認知症。アルツハイマー型は、脳内に「アミロイドβ」というたんぱく質がたまることで神経細胞が徐々に働きを失い、認知機能が低下する。
*アミロイドβがたまり始めるのは、発症の20~30年前くらいからということも分かってきている。ということは、30代・40代からでも認知症予防のための生活習慣を見直す必要があるとも言える。

■6~8時間の睡眠時間を確保し、生活にリズムをもたせる■
*睡眠を取るとアミロイドβを脳から洗い流す能力が高まることが分かってきている。1日6~8時間の睡眠時間を確保する。
*同時に脳の神経細胞を活性化することも予防には効果的。有酸素運動、知的運動を軸に、私も以前からいくつか実践していることがある。
*ゴルフや水泳、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動。脳の血流や脳の酸素摂取量が増え、アミロイドβの蓄積を防げることが考えられる。
*ウォーキングをしながら、目についた車のナンバープレートを覚えたり、ナンバープレートの数字を逆から足し算していくなど、脳を働かせるとさらにいい。
*料理をすること。料理は下ごしらえから調理、盛りつけまで、いくつかの作業を同時進行させながら進めていくので、脳の活性化に役立つ。
*コロナの状況下で料理教室に通えないので、個人の先生に習ったり、自宅で作ったりしている。この前は、デザートのティラミスを作った。
*「毎日が日曜日」にしない。仕事でなくても、決まった時間や曜日にジャケットを着て外出する、買い物に行く、習い事をするなど、意識して行動する。
*離れて住む高齢の親が心配という人もいるでしょう。コロナの影響で会いに行くこともできない。ならば、毎日電話してあげて!どうせなら、テレビ電話で話せばなおよい。

■カレーの予防効果が判明?■
*効果が期待できるメニューといえば、カレー。私も週に2~3回は食べている。
*香辛料として使われているターメリック(ウコン)には、「クルクミン」というポリフェノールの一種が含まれており、アミロイドβの蓄積を防ぐ効果がある。
*研究室での試験管内での実験、動物実験、そして疫学調査の論文がそれぞれある。
*疫学調査では、以前、「インド人は認知症患者が少ない」という話があったが、それは当時のインドでは平均寿命が短いせいではないか、という反論が出ていた。
*その後、シンガポール人を対象とした調査で、よくカレーを食べる人は認知症のリスクが少ないという結果が出た。
*また、沖縄で採れる柑橘・シークヮーサーに多く含まれる成分「ノビレチン」には、脳の神経変性の予防や改善の効果があることが複数の研究で明らかになっている。
*「ノビレチン」は、果肉部分にはあまり含まれておらず、果皮部分に含まれる。

医師が認知症予防のためにやっていること。
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