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自動運転で賃貸住宅に新たな価値を!大東建託が創造する「未来の自動運転社会」

見事なお仕事

企業の“見事な”取り組みや新情報をお届けする番組『見事なお仕事』。ポップカルチャーの総合誌「BRUTUS」の編集長でカルチャーに精通する西田善太さんならではの視点で、企業の“見事なお仕事”の内容と秘訣を、インタビュー形式で伺っていきます。

7月25日(土)のゲストは、大東建託株式会社の宗健さん。実現すれば、移動手段の選択肢が大きく変わる!? 宗さんが「賃貸未来研究所」で手がける、自動運転と賃貸住宅を組み合わせた新たなサービスについてのお話をうかがいました。

自動運転が土地の価値を変える!?

西田 宗さんは大東建託の「賃貸未来研究所」に所属されているそうですが、そこで何を研究しているんですか?

宗 住まいや不動産についての研究所ですね。たとえば今は、自動運転の技術革新と賃貸住宅を組み合わせたビジネスモデルを考えています。

西田 自動運転!? それが賃貸住宅とどうかかわってくるんですか。

宗 賃貸住宅の入居者向けに、自動運転車のシェアサービスを展開するんです。たとえば、公共交通機関が少なく車での移動が前提となっている地域でも、タクシーは町に数台しかないなんてことがよくあります。夜にお酒を飲んだら、もう車に乗れないので帰れなくなってしまう。

西田 たしかに、地域によっては車は必需品ですよね。

宗 はい。そこで、入居者が自由に使用できる自動運転車を設置したり、自動運転のバスを朝晩に巡回させるなどして、自分で車を所持せずとも、必要な時だけ使えるサービスの形を考えています。

西田 なるほど! 住宅運営のサービスの一つとして、自動運転を取り入れるということですね。

宗 やはり日本は自動運転車に対する規制の問題が大きいので、何年後に実現できるかというのはまだまだわからないんですけどね。もし自動運転バスの無人化が実現できたら、人件費が削減できるので、数十円の運賃でバスに乗ることも可能になるかもしれません。

西田 それはすごい! 名前通り「未来」に向けての研究をしているということですね。いつでも自由に移動できて、お酒を飲んでも自動運転で帰れる。公共交通機関に頼らない移動手段が確保できるなら、土地の価値も変わってきそうですね。

宗 影響はあると思います。土地に求められる条件は移動手段によっても変わりますからね。たとえば、地方は駅近の土地より駅から離れた田んぼの真ん中のアパートの方が家賃が高い、なんてことが多いんです。

西田 ええっ! それはどうしてですか。

宗 そういった場所は公共交通機関を使わない前提になっているので、駅に近いことが必ずしも土地の価値に結びつくわけではないんですよ。

西田 なるほど。やっぱり、移動手段は土地の価値に大きな影響を与えているんですね。

若者は、賃貸で「待に身を慣らす」のがおすすめ

西田 土地と移動手段の関係でいうと、たとえば、定年後は田舎暮らしをしたいなんて言う人がよくいるけれど、高齢になればなるほど、むしろインフラが整っている都心に住んだほうがいいって言いますよね。

宗 価値観によって住みたい場所は大きく変わりますからね。ただ、若い人の方が住まいに対する価値観がはっきりしているように感じます。

西田 どういうことですか?

宗 若い人が住む街を選ぶ基準って、たとえば会社に近いとか、繁華街に近いほうがいいとか。

西田 彼女の家に近いほうがいいとかね。

宗 あとは、合コンでウケがいい街に住みたいとか(笑)。そういうふうに、街の持つ機能性を重視して選ばれる方が多いんです。でも、高齢者の人は、たとえ住んでいる土地が不便な所でも、人生を過ごした土地への愛着を重視して、引っ越さない人もいます。

西田 動き回るよりも、自分の人生の中心地に居続けたいんですね。

宗 歳をとればとるほど、取り巻く環境は分岐していきますから、住まいに対する価値観も多様化していくんです。そういう意味では、高齢者の方がより多様な価値観で住まいを選択していると思います。

西田 へえー、おもしろい! たしかに、結婚したり、子どもができると、そのことも考えて住まいを選ばなくてはいけませんしね。

宗 どういう環境で自分の子どもを育てたいかを考えて土地を選ぶ方は多いです。そんなふうに、住まいを選ぶ基準はさまざまなので、いざ持ち家を買おうと思ったときに悩まれる方が多いんですね。ですので、若いうちは賃貸でいろいろな場所に住むことをお勧めします。

西田 自分にどんな土地が向いているのかって、住んでみないとわからないですからね。そういう意味では、賃貸住宅って街に身を慣らす実験をするような感覚があります。

宗 本当にその通りです。自分の生活にぴったりの土地を探すために、ぜひいろいろな場所を体験してほしいと思っています。

西田 そうすればもっと多様な視点で住まいを選べるようになりますね。本日はありがとうございました!