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川柳の成り立ち教えます!

檀れい 今日の1ページ

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今日は、5・7・5で、世相や人情を表現する、「川柳」のおはなしです。

今日8月25日は、「川柳の日」です。なぜ、この日が「川柳の記念日」になったのか、まずは、川柳の成り立ちからお話ししましょう。江戸時代のことです。当時、「前句づけ」という、一種の公募イベントのようなものが流行していました。

たとえば、「早い事かな、早い事かな」という7・7の「前句」が出題されたとします。参加者は、これにぴったりの「付け句」を5・7・5で考えて、5・7・5・7・7のかたちを完成させます。

回答例をご紹介しますと、

「見つかって、馬ぬすっとは、乗ってにげ早い事かな 早い事かな」

主催者は、「一句につき、いくら」といった応募料をとり、優秀な作品には賞金を出して、残りを利益としていました。

この前句付けの点者・・・つまり審査員として、人気があったのが柄井川柳という人でした。審査は公平で、人柄もよかったという川柳さん。この人が「たくさんの参加者を集めたい!」ということで始めたのが、川柳評万句合です。公募から、優秀作品の選考、入選作品を発表する印刷物までを、ひとつの「興行」として行うというもので、最初の「万句合わせ」が行われたのが、宝暦7年8月25日。「川柳の日」を8月25日にしたのは、これにちなんでのことでした。

回を重ねるうちに応募者が増え、多いときには、二万を超える応募があったとか、また、優秀作品の中から、さらによりすぐって本にしたのが、「排風柳多留」。ここには、付け句のみ、5・7・5だけで成り立つ作品を、掲載したということです。

川柳には、俳句のような「季語のルール」はありません。笑い、人情、皮肉、そして、現代ならば、「18歳未満は読んじゃダメ!」と言われそうな、男女のアレコレも自由に描かれています。

では、最後に、「排風柳多留」から、有名な一句をご紹介しておきましょう。

寝ていても 団扇のうごく 親心

添い寝をしているのは、お父さんでしょうか、お母さんでしょうか。うとうとしているのに、子どもを扇ぐ手は止めない…さしい光景が、目に浮かぶような一句です。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。