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伊藤政則×武田砂鉄、ハードロック・ヘヴィメタル熱量対談

ACTION

8月26日(水)のゲストは、日本のメタルゴッド・伊藤政則さん。水曜パーソナリティであるDJ松永さんの代打で出演の金曜パーソナリティ・武田砂鉄さんが憧れているDJ・音楽評論家で、「ゲストで伊藤さんを前々お呼びしたかった!」とのこと。今日は熱量いっぱいでお2人のハードロック、ヘヴィメタル愛を語っていただきました。

武田:僕が中学時代に、政則さんのラジオ番組にリクエストを書いていました。そのリクエストも無理してましたね。一発屋のバンドをあえて狙って書いたら、読んでくださりました。その無理はバレてましたかね?

伊藤:いえいえ、良いリクエストでしたよ。リクエストってリスナーの人が出るんだよね。僕も中高生のときはハガキ職人をやってたから、リスナーがハガキにどういう気持ちを乗せているのかは一瞬で分かるよ。一番分かりやすいのは、息子や娘の名前を語って親父が書いてくるケースね。あれは痛々しいんだよ(笑)まぁ、曲はかけてあげるけどね。そういうリスナーとのつながりは、ラジオDJやっていると楽しいんだよ。

武田:政則さんはラジオで長尺の曲をかけていましたよね。たとえばピンク・フロイド「原子心母」は20分超えの曲ですが、それを流していたことに学生のころは痺れていました。

伊藤:時間は入ればどんな曲かけてもいいからね。第一、自分の心から愛している曲以外のものをかけてもリスナーには伝わらないから、そんなものはまず最初に省くんだよね。なにをリスナーに届けたいかが選曲の目安だから、ピンク・フロイドの曲が20分超えていてもも、行くときは行くんだよ。

武田:学生時代に政則さんの文章を読んでいて、この熱量に魅せられたところがあります。なんでそんなに熱量が高いんですか?

伊藤:「暑苦しい」とか言われますよ(笑)でも熱量って言ってくれるのは嬉しいですね。僕が音楽業界に入ったときにはすでに、渋谷の豪華なビルにオフィスを構えるロックング・オン社の社長の渋谷陽一さんがいたし、あと当時はイケメンだった大貫憲章さんとかね(笑)とにかく、若くてイケメンで行動力のある音楽評論家がたくさんいたんです。そこに遅れて食い込むためには、伊藤政則という人間もなにか工夫しなければいけません。ほかの人がやらなくて目につくものを考えた結果、熱量が自分のキャラの一つになったのかもしれませんね。

武田:政則さんは熱量を出すために、どういった工夫をしていきましたか?

伊藤:渋谷さんや大貫さんは文章が上手くて評論っぽい感じだったので、僕は逆に「どれだけ好きか」を飽きれるぐらい入れたらどうなるかと思って原稿を書いていましたね(笑)だから昔から、「伊藤の原稿は大仰だ」とか「やたらドラマティックだけど中身がない」とかいろんなことを言われたけど、別に気にせず今日まで来ましたね。

武田:僕が高校生のころというのは1997年ぐらいなんですが、そのころのヘヴィメタルはあんまり良くない時期だったんですよね。作品もあんまり良い出来ではなかったと思うんですが、そのときに出会ったヘヴィメタルにも政則さんは熱量の高い文章を書かれていて、それを読んでいました。ある意味でメタルがあんまり良くなかったときに出会ったからこそ、今でもメタルを聴いているのだと思います。僕の文章も「暑苦しい」と言われることが多々あるんですが、そのときに政則さんの文章を読んだのが大きいのかなって思いますね。

伊藤:自分の好きなものが今世の中でどうなっているのかは当然観察したりするんだけど、アメリカの市場でヘヴィメタルという音楽が古いもので置き去りにされたとしても、自分が好きなものを分かっていたら自分自身は迷うことがないよね。今のアメリカで流行っているものを聴きたいのであればそれでいいんだけど、僕が聴きたいものというのは今のアメリカで流行っているものじゃないんだよね。もちろん全米トップ40も嫌いじゃないんだけど、自分の好きなものがきっちりあったからさ。それがイギリスやヨーロッパやアメリカで総スカン喰らっていようが、自分の好きなものだから。逆に言うと不器用ではあるよね。でも好きには、不器用も器用もないよね。たとえば誰かを好きになるじゃん。そのアプローチが上手いとか下手とかは関係ないよね。好きだっていう気持ちだからさ。

引き続き、伊藤さんの熱量ほとばしる音楽話を伺いました。GUEST ACTION全編はradikoのタイムフリーで。

8月26日(水)のGUEST ACTIONを聴くhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200826162935

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)