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ドソキーユングにエヴァパロディー、坂東巳之助さんが語る『スーパーマリオRPG』の小ネタ

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

坂東巳之助さん完全版トーク後編はこちらから↓↓

■スーパーマリオRPGに仕込まれている小ネタの数々

「マイゲーム・マイライフ」のゲストは前回に引き続き、歌舞伎役者の坂東巳之助さんです。今回、ようやく話題に出てきましたか! というゲームのタイトルが挙がりました。『スーパーマリオRPG』です。スーファミのゲームで結構人気も高かった記憶があるのですが、意外とこれについて話す人が今までいませんでしたね。これ、名作です。


坂東「RPGが大好きになったのは、このゲーム(『スーパーマリオRPG』)がきっかけだと思いますし、ちょっといつものマリオと毛色が違うのに反応しちゃうんですよね。これもすごく独特で、クッパが仲間になったりとか、クッパからピーチ姫を助けに行くくだりがプロローグとして使われていて」

宇多丸「なんかこう、劇場版ドラえもん的な」

坂東「そうです!」

宇多丸「ジャイアンたちも仲間になるような」

坂東「みたいな。そういう特別感があったんですよね。(中略)マリオとかクッパのめちゃくちゃコミカルな動きだったり、このサイズのドット絵でしっかり表情が見えたり。(中略)何周やったかわからないけど、やるたびに色々な隠し要素とか、やり込み要素が見つかって。あと、大人になってから気づく小ネタみたいな」

宇多丸「小ネタは例えば?」


坂東「このゲームのオリジナルキャラクターで、マロっていうのがいまして。マロの『なに考えてるの?』っていう技があるんですよ。そもそも、技の名前がなんなんだっていう(笑)」

宇多丸「技の名前が『なに考えてるの?』(笑)」

坂東「普通にやると、相手の残りHPが見られるんです。これをタイミングよくボタンを押すと、敵が何を考えているのかをテキストで表示されるという、なんの得もない技があるんですよ。これが全部の敵に設定されてて、すぐ逃げちゃうドラクエでいうメタルスライムみたいな敵に使うと、『逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ』って」

宇多丸「シンジくんだ! エヴァネタが入ってくる!」

坂東「そういう小ネタがめちゃくちゃ散りばめられてて」

宇多丸「へぇ~~~~!!!! 意外な感じしますね」

坂東「ドンキーコングにそっくりな敵キャラのドソキーユングが出てくるとか」

宇多丸「へぇ~! パロディー的なのもある。なんか任天堂とかの王道ブランド感からすると、そういうことやるんだっていう」


坂東「かなり攻めた作品だと思います」

これは本当にギリギリを狙った作品なんですよね。そもそも、相手の残りHPがわかったところで、その技を使うのに1ターン消費するくらいなら攻撃したほうがいいくらい、特に要らない技なんですよ。一度も使うことなくクリアする人も多いんじゃないでしょうか。なのに、すべてのモンスターに仕込みを入れる遊び心! ドソキーユング(見た目もドンキーコングの絵をコピーしたでしょう、というレベルで似てる)といい、任天堂さんって、そういう感じだった!? 大丈夫なの!? というシュールなゲームなのです。このシュールな感じはちょっとMOTHERシリーズに通じるものがあると思っています。

■新発想! バイオハザード7の新しい遊び方

そして話題変わって、宇多丸さんが大絶賛だったバイオハザード7の新しい遊び方について。

宇多丸「VRのバイオハザード7は辛すぎません? 楽しいとかを超えて、辛いという(笑)」

坂東「これ僕、もしかしたらバイオファンの人に怒られちゃうかもしれないけど、めちゃくちゃ邪道な楽しみ方をやっていて。人にVRゴーグルをつけさせて、自分が操作するっていうのが楽しいというのに気づきました」


宇多丸「うわー! すげえ! 初めて聞いた! なるほど!」

坂東「お酒飲みながらやるとめちゃくちゃ盛り上がります」

宇多丸「ははぁ~~~~!!!!! VRって確かに、つけてる人の反応が面白くて、パーティーグッズ的な楽しみがありますけど、こーれは! その発想なかったわ!」

坂東「ひたすら迫ってくるゾンビに対して、撃って! 撃って! って言ってるのに、ナイフしか使わないとか(笑)。なんで撃たないの!!!!! とか言われながらやる」


宇多丸「なぁ~るほど!!!!」

坂東「めちゃくちゃ楽しいです」

宇多丸「これは思いつかなかったわ!!!! 素晴らしい!」

坂東「画期的かなと思います」

確かに今までになかった発想ではありますが、なんてサディスティックな遊び方なんでしょう! ちょっと前まで『スーパーマリオRPG』のような、ほのぼのとかわいらしい世界観のゲームについて熱弁していたのに、この落差たるや……。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

坂東「(区切りのないゲームは苦手だけど)ドラゴンクエストビルダーズはなんかハマっちゃって、24時間近くやっちゃってましたね」

宇多丸「おお~! 出ました24時間」

坂東「ずーっとやってて、気づいたら朝かと思ったら昼、みたいな(笑)。何をやっていたんだ、俺は……ってなりました」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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