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もう三日坊主は卒業!「ゆるい繋がり」が秘訣の運動アプリ

森本毅郎 スタンバイ!

最近、外出が減って運動不足という方も多いと思います。とはいえ、「密」になるスポーツジムには通いづらい…。そんな中で、きょうは、オンラインで繋がる新しい形のトレーニングについて、8月20日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

 

田中ひとみの現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200820074009

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まずは、「LiveRun(ライブラン)」というトレーニングアプリについて。アプリを展開する、ライブラン株式会社のCEO、高田智之さんです。

★自分の名前が実況中継されるかも!新感覚のランニングアプリ

ライブラン株式会社・CEO 高田智之さん
「LiveRun」は、リモート環境でもリアルタイムに繋がり合い、運動ができるサービス。イヤホンをつけてアプリ上から生放送を聞きながら、ランニング、ウォーキング、ヨガ、筋トレ、ピラティスなど様々なトレーニングを行う。スマホのGPSから距離が出るので「それではスタート!いま一位は東京のブンさん!その30メートル後ろには大阪のララさん!10メートル後ろには大阪のシュガーさん!」という生実況を聴きながら走る。リアルに日本中の人たちと繋がっているという気持ちになれて、それがモチベーション、運動を定期的にやる習慣作りに役立ってる。面白い、ゲームみたいとハマってくれる人も多い。
森本毅郎スタンバイ!

ライブラン株式会社のCEO、高田智之さんに聞きました

森本毅郎スタンバイ!

「liveRun」アプリ画面(例)。ランニングクラス終了後、自分がどこを何km走ったのか、そしてトップ5の順位が表示されます

オンライントレーニングは、録画された動画を一方的に見るものが多い中、「LiveRun」は、生実況付きの音声の生配信という、オンラインとリアルの“ハイブリオッド型”とも言えるサービスです。今年の3月と比べて、現在約3倍にユーザー数が増えていて、コロナ禍で需要は増加。参加方法は、スマホで「ライブ・ラン」のアプリをダウンロードし、会員登録。1日に10本弱のクラスが開かれていて、朝9時からピラティス、午後3時からヨガクラスなど、好きな時間の好きなレッスンを選びます。

そして時間になると、インストラクターが音声でリアルタイムで指導してくれるんですが、中でも特徴的なのがランニングです。走っている最中に腕の振り方のアドバイスなども交えつつ、ランナーが持っているスマホの位置情報を見ながら、実況中継してくれるのがウケているようです(ちなみにピンポイントで住所を割り出しているわけではなく、距離を測っているだけなので、途中でコンビニに入ってもバレません)。

私も『ラジオの田中』というハンドルネームで昨日の早朝のランニングクラスに参加してみました。いま、なんでもオンラインになっていて、「正直楽しいのかな?」とも思っていたのですが、走りながら「今、ラジオの田中さんが3キロを越えました!その70メートル先には北海道のケンさんが走っています!」と言った感じてインストラクターが盛り上げてくれるので、辛くてもめげずに30分間頑張ることができました。

また、運動のジムとなると、通うのがめんどうくさい、さらに面倒な人間関係があることも多いので、ネットのほうが「通わずに済むから楽、というのも良いようです。

▼「LiveRun」ホームページはこちら
https://www.liverunapp.com

★「5人一組」で三日坊主とサヨナラ

実際、この仕組みだと三日坊主にもなりにくいようですが、今度は、「三日坊主防止」に特化したサービスも、コロナ禍で注目されていました。「みんチャレ」というアプリを運営する、エーテンラボ株式会社の代表取締役、長坂剛さんに聞きました。

エーテンラボ株式会社・代表取締役 長坂剛さん
「みんチャレ」は、何かを習慣化したい方が、匿名で5人一組のチームをアプリで作って、励まし合って習慣を身に着けることができるサービス。チームごとに目標を立てる。例えば一日8千歩以上歩くとか、毎日自宅でトレーニングする、筋トレやりました、腹筋ローラーやりましたというのを、お互い報告し合う。毎日、証拠写真を送る。しかも証拠写真は当日撮ったものしか送れない。なので、写真を撮ってないということは今日もやっていない。自動退出機能もあって、チャレンジをしていないとそのチームに残れない、自動的に出されてしまう。お互い励ましあって、若干監視し合いながら、習慣を身につける。
森本毅郎スタンバイ!

「みんチャレ」では、5人一組のチームで作ったグループ内チャットに、行動完了の証拠写真を送り合います

みんなでチャレンジという意味の「みんチャレ」という、三日坊主を防止するアプリ。3月からの2ヶ月間で、ダウンロード数が3倍に増加。早起きしたい、とか、勉強何時間やる、とか色んなカテゴリーがあるが、その中でもこのコロナ禍で伸びているのが、やはり、運動系のカテゴリーです。5人一組でグループが作って、例えば「毎日一万歩歩く!」という目標を掲げたチームは、歩数計の写真や、歩いた時の風景の写真等を、毎日グループ内で共有します。

ポイントは、この5人は、「匿名」で参加する赤の他人ということ。にもかかわらず、数ヶ月間、メンバー同士でコメントやスタンプで評価し合っていくうちに、だんだんチームの一体感が生まれてくるそうです。さらにチームの「チャレンジ達成率」が表示されるので、メンバーのためにも目標を達成しなければというプレッシャーがかかってきます。目標が守れないと容赦無く、強制退出というシビアなルールもありますが、この「ゆるい繋がり」、相互の「ゆるい監視」が、習慣化を促すそうです。

▼「みんチャレ」ホームページはこちら
https://minchalle.com/s

★コロナ禍で、「孤独の解消」がキーワード

実際に長坂さんご自身も、「朝コップ一杯の水を飲む」「6000歩以上歩く」「6時間以上寝る」「毎日英文音読」などなど、みんチャレを使って様々な習慣化を実現してきたそうですが、他にも思わぬユーザーに、みんチャレが活用されていると、長坂さんは教えてくれました。

エーテンラボ株式会社・代表取締役 長坂剛さん
TOEIC700点以上合格する為のチーム、簿記2級合格、司法書士合格など、勉強やダイエットのユーザーが最初は多かった。そんな中で長く深く使っている方たちが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の方たちだった。特に糖尿病の方は食事療法とか運動療法を続ける中で、2年、3年とずっと同じチームで使っている方も多くいて、顔と名前が分からないけど親友5人、みたいな不思議な関係も生まれている。やっぱり「孤独」が強かったんだろうなと。自分が病気ですと言いにくい中で、5人1組の同じ目的のチームだと、匿名なので気兼ねない。しかも孤独も解消しつつ一緒に頑張れる点で、選ばれてるんだと思います。

昨年行った東海大学(神奈川県)との共同実験で、糖尿病予備群に「みんチャレ」を使ってもらったところウォーキングの達成率が高まったということで、みんチャレが、人の行動変容・習慣化に役立つことが実証されたそうです。

コロナでつながれない、という方だけでなく、公表しにくい病気の方々が、匿名で繋がることで「孤独の解消」ができる。そういった背景も、このようなトレーニングアプリの需要に表れているのかもしれません。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!