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町工場と現役医師が作り方を公開 ひろがりを見せる非接触グッズ

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナの感染防止では、「あちこち触らない」=非接触が重視されていますが、そんな中、ある町工場が開発した「非接触グッズ」が、話題となっていたので、8月19日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

竹内紫麻の現場にアタックhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200819073458

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

 

まずは、その町工場、大村ネームプレート研究所の代表取締役大村仁志さんのお話です。

★コロナに負けない手

大村ネームプレート研究所の大村仁志さんのおさん
ドアを開けるとか、タブレットを手を触れずに動かすとか、鍵を開閉できるとか、そのような機能を持った「コロナに負けない手(で)」っていうドアオープナーを開発しました。一番初めは販売をする目的ではなくて、従業員とか仕事の関係者の方、あと医療従事者の方に配布しようってことで、その無償配布する中で、より良いものを作ってほしいとか、いろんなご意見頂いて、それに対応する形で、商品化も意識して、考え始めたという形ですね。販売累計で行くと、12000個ぐらい売ってますかね。

この非接触グッズは、抗菌効果があるとされる銅製の非接触グッズです。

これが「コロナに負けない手」!(大村ネームプレート研究所の公式サイトから)

名刺入れよりも小さいくらいのサイズで、これだけで、ドアを開けたり、鍵のツマミをクルッと回して鍵を開けたり、さらには、エレベーターのボタンを押したり、スマホも操作できるなど、全部で5種類の手作業を「非接触」で出来る仕組みになっています。

ドアを開けたり、サムターンを回したり、スマホのタッチもできる!(公式サイトから)

自分の手の代わりにあちこちに触ってくれるグッズなので、「コロナに負けないで」という名前の「で」は「手」という漢字が当てられているということでした。

もともとは、大村さんが個人的に作ったものを、近しい関係者や医療従事者の方に配ったりしていたのですが、周りの要望に応える形で改良に改良を重ね、商品化し他所、1個800円が、もう12000個も売り上げているそうです。

この製品を全国で売り出せば、大村さんの会社は、さぞ儲かるだろうと思ったのですが、実は、この製作のデータは公開してしまったという事でした。大村さんのお話です。

★ものづくりの広がり

大村ネームプレート研究所の大村仁志さん
製作のデータに関しては、基本的には公開っていう形をとってるんですよね。そのデータを使って、同じものを作っていただくこともできますし、ものづくりに活用してもらっても大丈夫ですよってご案内をして、実際にこのデータを使って動かれてる会社も全国で8社ほどありまして。フェイスブック上で繋がりが深くなっていって一緒にものづくりになろうよっていう雰囲気が出てきたってとこなんだと思うんですよね。製造業みたいでかなり受注が減ってるって言う中小企業の現状があって、弊社の取り組みに共感して頂いて、一緒にできることをちょっとずつでもやっていこうという気持ちになってもらえたってところだと思うんですよね

今、コロナの影響で製造業が苦しい状況で、特に大村さんの所のような中小企業は深刻です。でもそこで技術を抱え込んで一人で儲けるのではなく、データを公開して、全国に連携を呼び掛けて、各地、みんなと発展していこうということでした。

実際にこのデータを活用して、デザインを工夫した商品を作って販売している会社も出ているそうで、モノ作りは広がっているようです。

公式Facebookでは、公開したデータを使った他社の取り組みまで紹介!

という町工場向けの技術公開でしたが、一方で、私たち一般人も簡単に「非接触グッズ」が作れるように、作り方を公開した現役の医師もいました。旭川医師大学病院の阿部泰之先生のお話です。

★100均でつくるドアオープナー

旭川医科大学病院の阿部泰之医師さん
僕の開発した アンタッチャ「プル」ですね。なるべく誰でも作れるようなっていう意味で、100円ショップの物を利用さしていただいて作りました。慣れちゃったらもう15分で出来ますけど、最初に作るときは動画見ながら30〜40分で、そんなに難しい作業ではないです。僕も、患者さんに比較的ガンの方とか、免疫がある意味低下してる方を見ることが多いので、僕が媒介するのがすごい恐怖だったんですよ、ウィルスを。患者さんにうつさないようにする為には、自分がまず保菌しないようにしないといけないと思って、まず自分で作ったんですけど、いや別にこれ簡単だし、たくさんの人が作ったほうがそりゃいいよなと思って、作ったその日に、こんなの作ってみましたってSNSにあげたと思います。

ドアを開け閉めできる、押すだけではなく引く事も出来るという意味合いも込めて「アンタッチャ『プル』」と言うネーミングです。

阿部先生は、ご自身のYoutubeチャンネルで、作り方を公開!

こうした非接触グッズは高いものも多いので、手軽に安く作れるように、百円ショップを歩き回って阿部先生ご自身で考案したそうです。Youtubeで「アンタッチャプル 作り方」で検索すると、阿部先生の動画が出てきて、作ることができます。既に1万人以上の方が視聴済みでした。

悪用されないように商標・実用新案出願しているそうですが、個人のみなさんが作るのは大歓迎、ということでした。

というわけで、私も作ってみました!!

誰でも、安く、簡単に作れる。夏休みの工作にもなりそうですね!