お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • コラム
  • 音声あり

歌舞伎役者・坂東巳之助さん「キングダムハーツはディズニーだから、ゲームしてても母親が許してくれた」

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

坂東巳之助さん完全版トーク前編はこちらから↓↓

■キングダムハーツはドナルドが戦ってくれるから……

「マイゲーム・マイライフ」のゲストに、歌舞伎役者の坂東巳之助さんがやってきました。冒頭のトークで宇多丸さんは、歌舞伎役者の方とゲームというのがイメージとして意外な組み合わせであると話していました。が、実際にお話を伺っていると、なんと坂東巳之助さんさんの父親(十代目坂東三津五郎さん)が、自分ではなく祖父(九代目坂東三津五郎さん)へのプレゼントにスーファミを買ってくるくらいゲームが身近なご家庭で育ったとのこと。
とはいえ、いくらでもゲームをやっていいという教育方針ではなかったようです。ただ、キングダムハーツだけはなぜか許されていたようで……。


坂東「母親はそんなにゲームやる人じゃなかったんですけど、ディズニーっていう大人も子どももみんな大好きなジャンルのものが組み込まれていることによって、母親も『あ、ドナルドだ』って、ゲームをやっていることを許される感じがあったんですよね(笑)」

宇多丸「ああ~、そっか。確かに」

坂東「母親からすると、わけのわからないゲームを何時間もやってるんじゃないってなりがちなところが、一緒にドナルドとグーフィーが戦ってくれるから」

宇多丸「あらディズニー!」


坂東「あらディズニーじゃない、オッケーオッケー、みたいな」

宇多丸「でもよく考えると、ディズニーキャラってこんなことしていいのかなっていうことをやるゲームでもあるけど(笑)」

坂東「そうなんですけど(笑)。(母親が許してくれる)っていうのがあって、心置きなくハマれた」

宇多丸「意外とそういうご家庭多いかもしれないですね」

坂東「多いと思いますよ」


宇多丸「ディズニーという免罪符」

坂東「それこそ、FFの世界観も入ってますけど、FFやってるときのお母さんの態度と、キングダムハーツやってるときのお母さんの態度は、絶対違ったはずです!」

宇多丸「ははははは! まあそうですよね」


坂東「多くのご家庭で絶対違ったはずです!(笑)」

宇多丸「そうか、その視点! キングダムハーツ人気の、ひとつのポイントはそれか!」

坂東「そうです。僕、中学1、2年生くらいだったと思うんですけど、ちょうどそれくらいの頃じゃないですか。勉強しなさい、ゲームは一日一時間、みたいな教育を親が強める頃だから。そんな中で、キングダムハーツは、プーさんとか母親が好きなので、許されるんですよ」

宇多丸「冷静に考えればおかしな話ですよ? プーさんが(笑)」

これは確かになるほど、と思いました。
ちなみに我が家の場合は、勉強よりも、目が悪くなるという理由でゲームを厳しく取り締まられていたのですが、そういえばドラクエをやるときよりもポケモンをやるときのほうが、母親の目が厳しくなかったような気がします。やはりポケモンはモンスターがかわいいからでしょうか。母がピカチュウかわいいかわいいと言っていたような記憶があります。ドラクエはスーファミで、ポケモンはゲームボーイなので、ゲームボーイのほうが明らかに目に悪いはずなのに……。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

坂東「祖父母はずーっとゲームやっているような人たちで、幼い頃の記憶では、ファミコンのテトリスとかをずっとやってて、結構ガチの夫婦喧嘩が始まっちゃうくらい」

宇多丸「ははははは! マジですか!」

坂東「『なんでそこに棒のやつ置かなかったんだよ!』、『私の好きにやらせてくださいよ!』って」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

ピックアップ