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「トロピカルなポップスで猛暑を吹き飛ばそう! ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドと『サバンナ・バンド歌謡』特集 Part 3」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム(2020/08/14)

「トロピカルなポップスで猛暑を吹き飛ばそう! ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドと『サバンナ・バンド歌謡』特集 Part 3」

高橋:本日はこんな特集です! 「トロピカルなポップスで猛暑を吹き飛ばそう! ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドと『サバンナ・バンド歌謡』特集 Part 3」。

BGM A Night in New York / Elbow Bones and The Racketeers

スー:はい、来ました! 夏ですよ!

高橋:おととしの9月7日、そして去年の8月16日に放送して大好評だった毎年夏恒例の「サバンナ・バンド歌謡」特集です。

スー:今日は番組全体の選曲もそんな感じでしたもんね。

高橋:そう、ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドのプロデューサーであるオーガスト・ダーネルの作品でまとめてみました。そんなわけで、オーガスト・ダーネルが手掛けて1970年代半ばに人気を博したドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンド、そのサバンナ・バンドの流れを汲むエルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズ。それぞれの影響を受けた日本のポップスを紹介していくシリーズでございます。いまBGMとして流れているのは今日の番組のオープニングでも流れたエルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズの1983年のヒット曲「A Night in New York」。

スー:もうこの曲自体がめちゃめちゃ歌謡曲っぽいもんね!

高橋:うん、サバンナ・バンドも含めて日本のポップスに最も影響を与えた洋楽のひとつといってもいいかもしれませんね。サバンナ・バンドもエルボウ・ボーンズもディスコサウンドにビッグバンドジャズやラテン音楽の要素を加えたちょっとノスタルジックでトロピカルな雰囲気が魅力になっているんですけど、今日はこの曲を念頭に置きつつお楽しみいただきたいと思います。暑気払いにばっちりなのを3曲選んでみました!

まずは遠藤京子さんの「銀色の夏」。1985年リリースのアルバム『夢見るスター』の収録曲です。作詞作曲は遠藤さん自身、編曲は寺尾聡さん「ルビーの指輪」などを手掛けた井上鑑さん。遠藤京子さんは1981年にデビューしたシンガーソングライターであり女優でありラジオパーソナリティー。いまは東海ラジオで番組をやられているみたいですね。この「銀色の夏」はシングルとアルバムでバージョンが違っていて。シングルはサバンナ・バンド寄り、アルバムはエルボウ・ボーンズ寄りのゴージャスなアレンジになっています。今日はアルバムバージョンを聴いてみましょう。

M1 銀色の夏 / 遠藤京子

銀色の夏(アルバム・バージョン)

スー:かわいいね!

高橋:素敵だよねー。

スー:アニメかなにかのテーマ曲でもこんな感じのがあったよね(註:スーさんが指摘しているのはおそらく加茂晴美さんの「ときめきトゥナイト」)。

高橋:続いては中原めいこさんの「魔法のカーペット」。1984年リリースのアルバム『ロートスの果実』の収録曲です。大ヒットした「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」が入っているアルバムですね。中原めいこさんは1982年にデビューしたシンガーソングライターで、1984年に「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」でブレイク。早見優さんや少女隊などアイドルを中心に楽曲提供もしていました。この「魔法のカーペット」は作詞作曲が中原さん自身、編曲はオメガトライブの一連のヒット曲などを手掛けている新川博さん。先ほどの遠藤京子さんの「銀色の夏」もそうでしたが、こちらもエルボウ・ボーンズに寄せたアレンジになっています。中原さんのボーカルがコケティッシュで最高なんですよ。

M2 魔法のカーペット / 中原めいこ

ロートスの果実

高橋:この曲はコーラスで思いきり「A Night In New York」って歌っているんですよね(笑)。

スー:アハハハハ! これもかわいいねー。コケティッシュな歌い方が素敵!

高橋:中原めいこさんはこういうラテン調の曲を得意としていたイメージがありますね。では最後、3曲目は今井裕さんの「A Cool Evening」。1977年リリースのアルバム『A Cool Evening』の収録曲です。作曲と編曲が今井さん自身、作詞は加藤和彦さんの盟友としてもおなじみ松山猛さん。今井裕さんはサディスティック・ミカ・バンド/サディスティックスのキーボード奏者で、これは彼の初めてのソロアルバムになります。この「A Cool Evening」は数あるサバンナ・バンド歌謡のなかでも屈指の名曲ですね。途中スタンダードの「Blue Moon」を織り交ぜたリゾート感満点の仕上がり。デュエット相手の桑名晴子さんのパフォーマンスも絶品です。

M3 A COOL EVENING / 今井裕

A COOL EVENING

スー:いやー、おしゃれ!

高橋:これはめちゃくちゃいいでしょ!

スー:ちょっと軽く短編映画を見たような気分。

高橋:実はこの曲、8分以上あるんですよ。

スー:そうなんだ!

高橋:なので皆さん、これはぜひフルバージョンでじっくり聴いていただきたい。

スー:兄弟デュオだったときのキリンジ感があるよね。

高橋:ああ、なるほどね!

スー:「イカロス」とかにつながるめくるめく感じがあるかなって。いやー、素晴らしい!

高橋:「サバンナ・バンド歌謡」はまだまだたくさんありますからね。来年の夏、またお会いしましょう!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

8月10日(月)

(11:07) Jamaica Song / Booker T. Jones
(11:28) Strawberry Letter 23 / Shuggie Otis
(12:139 Help Me / Joni Mitchell
(12:20) Baby I’m-A Want You / Bread

8月11日(火)

(11:07) Long Hot Summer / The Style Council
(11:36) Your Love Is King / Sade
(12:12) Don’t Leave Me Behind / Everything But The Girls
(12:23) Atomic Lullaby / The Blow Monkeys
(12:49) ブルーベルズのサマー / ブルーベルズ

8月12日(水)

(11:05) Hungry Like the Wolf / Duran Duran
(11:26) Poison Arrow / ABC
(11:37) Ooh to Be Ah / Kajagoogoo
(12:12) White Boy / Culture Club
(12:24) Communication / Spandau Ballet
(12:49) 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス / Yellow Magic Orchestra

8月13日(木)

(11:04) Let’s Ride / Roger Nichols & The Small Circle of Friends
(11:28) Love So Fine / The Four King Cousins
(11:36) Mornin’ I’ll Be Movin’ On / The Match
(12:14) Only Me / The First Edition
(12:23) It’s Hard to Say Goodbye / Claudine

8月14日(金)

(11:05) A Night in New York / Elbow Bones and the Racketeers
(11:40) I’m a Wonderful Thing, Baby / Kid Creole & The Coconuts
(12:14) Goin’ to Showdown / Don Armando’s 2nd Avenue Rhumba Band