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「2020年の夏を彩るおすすめ新作アルバム〜女性シンガーソングライター編」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム(2020/08/07)

「2020年の夏を彩るおすすめ新作アルバム〜女性シンガーソングライター編」

高橋:本日はこんなテーマでお送りいたします! 「2020年の夏を彩るおすすめ新作アルバム〜女性シンガーソングライター編」。夏のリスニングにおすすめのアルバムをここ最近の新譜から紹介していくシリーズ。先々週のR&B編、先週のAOR/シティポップ編に続き、今週は女性シンガーソングライター編をお届けしたいと思います。

スー:先週紹介してもらったドニー・ベネット、聴いてますよ。

高橋:フフフフフ、ありがとうございます。なんかめちゃくちゃ気に入ってくれたみたいね。それはさておきさっそく始めましょう。一曲目はベッカ・マンカリの「Pretend」。6月26日にリリースされたアルバム『The Greatest Part』の収録曲です。

The Greatest Part

ベッカ・マンカリはイタリア人とプエルトリコ人の両親を持つニューヨーク出身のシンガーソングライター。現在はテネシー州ナッシュビルを拠点に置いてアラバマ・シェイクスのブリタニー・ハワードやフォークシンガーのジェシー・ラスファーらとバミューダ・トライアングルなるプロジェクトとしても活動しています。

そんな彼女、2017年のデビューアルバム『Good Woman』がさまざまな音楽メディアで賞賛されまして。なんと『Rolling Stone』誌ではその年のベストアルバムの一枚に選出されていたりします。そんな経緯もあって高い注目を集めている今回のアルバム、ジャケットはベッカ本人のポートレートに淡い水色のフィルターをかけたようなデザインになっているのですが、まさにそのビジュアル通りの幻想的で透明感のあるサウンドになっています。

M1 Pretend / Becca Mancari

高橋:めちゃくちゃさわやかでしょ?

スー:うん。ソーダ水を飲みながら聴きたい感じ。

高橋:さっきも言ったようにジャケットの色がまさにソーダ水みたいだからね。

スー:あとローラースケートしたくなりました(笑)。

高橋:フフフフフ、じゃあ二曲目にいってみたいと思います。二曲目はヘイゼル・イングリッシュの「Wake Up!」。4月24日にリリースされたアルバム『Wake Up!』の収録曲です。

Wake Up!

ヘイゼル・イングリッシュは2017年にデビューしたカリフォルニア州オークランド出身のシンガーソングライター。音楽的には60年代のガールポップの影響が強い印象がありますが、この曲はそういうレトロなポップスの甘いメロディがドライブ感のあるギターサウンドに乗った爽快な仕上がり。ネオアコ好きの方、ギターポップ好きの方はたまらないものがあるのではないでしょうか。

M2 Wake UP! / Hazel English

高橋:いかがでしょう? これもある意味「懐メロの新譜」というやつなのかもしれませんね。

スー:さっそくAppleMusicのライブラリに追加させていただきました!

高橋:おー、ホントに? ほかの曲も素晴らしいのでぜひぜひ聴いてみてくださいよ。

スー:これ、ますますローラースケートしたくなってきたよ(笑)。

高橋:アハハハハ! わかる!

堀井:なんかスーちゃんの最近追加した項目がすごいことになってきてる(笑)。

スー:ドニー・ベネットといいヘイゼル・イングリッシュといい、なかなかインパクトがあるジャケットだな(笑)。

高橋:フフフフフ、ドニー・ベネットの衝撃がかなり尾を引いてるみたいね。では三曲目、今度はフランシス・クインランの「Your Reply」。1月31日にリリースされたアルバム『Likewise』の収録曲です。

Likewise

フランシス・クインランはフィラデルフィア出身のシンガーソングライター。彼女はインディロックバンドのホップ・アロングの中心メンバーで、これが初めてのソロアルバムになります。

そのホップ・アロングはポップなメロディと凝った曲構成が魅力になっているようなところがあるんですけど、その要素はこのフランシスのソロにも持ち込まれていて。かわいらしくもちょっと意表をつく曲展開がおもしろいです。

M3 Your Reply / Frances Quinlan

高橋:かわいいやろ? かわいいやろ?

スー:ローラスケートから自転車に乗り換えました。

高橋:なるほど、そんな感じかもしれない。

スー:リズムが変わったりしてちょっと変わったこともありますね。

高橋:この一筋縄にはいかないあたり、聴き込むうちにきっと病みつきになってくると思います。それでは最後、四曲目はジョーダナの「I’ll Take It Boring」。これは7月31日にリリースされたミニアルバム『Something to Say』の収録曲です。

Something to Say

ジョーダナはカンザス出身の19歳のシンガーソングライター。今年に入ってから有名インディレーベルと契約して2019年に自主制作でつくったアルバム『Classical Notions of Happiness』をリマスターして出し直したんですけど、それは4月のこのコーナーで取り上げました。きっと覚えているリスナーの方もいらっしゃると思います。

それから5ヶ月を経て新作をリリースしてきたわけですが、この調子からすると今後彼女は大化けするかもしれませんね。打ち込みのビートと歪んだギターを軸にしたラフなサウンドなんですけど、全体としてはかなり洗練されたインディポップになっています。

M4 I’ll Take It Boring / Jordana

スー:かわいらしいね。最後に透明感のある曲をありがとうございました!

高橋:例によってすべてアルバムトータルで聴き込めるものばかりです。気に入った曲があったらぜひアルバムごとチェックしてみてくださいね!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

8月3日(月)

(11:05) A Little Bit of Love / Brenda Russell
(11:27) When Love Comes Calling / Deniece Williams
(11:36) My Heart Is Not As Young As it Used to Be / Randy Crawford
(12:19) Island in the Sun / Minnie Riperton
(12:51) やさしい声で殺して / 門あさ美

8月4日(火)

(11:06) Billy Joel / Summer, Highland Falls
(11:25) Carole King / Only Love Is Real
(11:37) Carpenters / Sandy
(12:14) Dennis Wilson / You and I
(12:22) Karla Bonoff / Isn’t It Always Love
(12:49) 矢野顕子 / 電話線

8月5日(水)

(11:05) Vacation / Go-Go’s
(11:26) Shake It Up / The Cars
(11:37) Do Me Anyway You Wanna / The Romantics
(12:16) I Need Your Love / Ramones
(12:24) Live / Bangles
(12:50) 自転車泥棒 / ユニコーン

8月6日(木)

(11:06) Here Comes Summer / Jerry Keller
(11:36) Now That Summer Is Here / The Chimes
(12:16) Summer Souvenirs / Karl Hammel Jr.

8月7日(金)

(11:04) All On a Summers Night / Grace Jones
(11:24) I Remember Yesterday / Donna Summer
(11:35) Tena’s Song / Foxy
(12:13) Tic Toc / Carrie Lucas
(12:24) Here’s to You / Metropolis