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心からの言葉は相手を苦しめたり癒したりする【義血侠血・後篇】

ラジオシアター~文学の扉

毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

今週も引き続き、歌手の石川さゆりさんと中嶋朋子さんで、泉鏡花の「義血侠血」その後編をお送りしました。

石川さゆりさんの演じられた滝の白糸は先週の印象とは違った、人を傷つける一面を演じられていました。
この一面がある事によって、人が本来持つ身勝手さが表現されると共に、義理堅さも表されていて、前編からの物語の流れが味わい深いものになっていました。
さらに、美しい声と物語の流れに沿った安定した声のリズムがたまりませんでした!

中嶋朋子さんの演じられた欣弥は、長い間支えてくれた滝の白糸との法廷での再会は、どんな思いだったのでしょうか?
恩人が自分の為に罪を犯し、それを裁く立場にあるなんて・・・。
前編では聴くことのできなかった、荒々しくも悲しげな声から欣弥の苦しみが感じられ、なんともやり切れない気持ちになりました。

今回のラジオドラマ「義血侠血」後編は、怒涛の展開と悲しい結末、そして言葉の持つ不思議な力を垣間見れる物語でした。
滝の白糸が投げかけた言葉と行動によって路頭に迷った欣弥は救われ、自らの夢に希望を持てました。
言葉は希望も苦しみも作り出します。だったら希望を作りたいと常日頃思うばかりであります。

By 西村成忠

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