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ドラクエ11の素晴らしさをサンシャイン池崎さんが熱弁! ある展開に「う~~~わ~~~~!!!」と絶叫

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

サンシャイン池崎さん完全版トーク後編はこちらから↓↓
※『ドラゴンクエスト11』のネタバレがありますのでご注意ください

■ストーリーもエンディングも鳥肌モノのドラクエ11

ここ二ヶ月ほどリモート収録でお送りしていました「マイゲーム・マイライフ」が、前回から再びスタジオでの通常収録に戻りました。ゲストは先週に引き続き、サンシャイン池崎さんです。

今回もたくさんのタイトルについての話が出てきましたが、壮大なネタバレをしつつも熱量たっぷりで語ってくださったドラクエ11についてを取り上げたいと思います。というわけで、ラジオクラウドの完全版トークの音声、ネタバレに触れたくない方はくれぐれもご注意しつつお楽しみくださいね。


池崎「やっぱね~、PS4(でやったソフト)は、ドラクエが素晴らしかったですね」

宇多丸「11?」

池崎「11。過ぎ去りし時を求めて。やりました?」

宇多丸「僕はこれで初めてドラクエをやったんですよ」

池崎「おあ~! やったんスね!」

宇多丸「やったんだけど、やっぱりね、まず僕、あんまりRPGがね」

池崎「ああ、そうなんですか」

宇多丸「特にドラクエの、これが世に聞くスライムかって思ってやるんですけど、道行くいろんなのを、自分のレベル上げのためにぶったたくじゃないですか」

池崎「ははははは! まあ、そうですよね」

宇多丸「若干そこ、かわいそうじゃない!? みたいな」

宇多丸さん、好きなゲームの系統は銃をドンパチやるような洋ゲーではあるものの、そういった中できっちり信号を守るプレイスタイルですもんね……。物騒な世界観のゲームを好みながらも、ご本人の性格は品行方正という。

池崎「僕、RPGやるときのポリシーとして、レベル上げしないって決めてるんですよ」

宇多丸「ええ! 難しくないですか?」

池崎「やっぱり今、おっしゃったように、レベル上げのために敵を倒すって、ストーリー上おかしいと思うんですよね。物語的に。だから、普通に進めていって倒していって(自然とレベルが)上がる分にはしょうがないけど、必要最小限でいきますね」


宇多丸「へぇ~」

池崎「じゃないと、ストーリーおかしくないですか? 正義の味方がモンスターを探して倒してレベルアップして」

そして、そのままドラクエ11のストーリーについての話に。こちらなんですが、ドラクエ11信者である私としては、もう今すぐサンシャイン池崎さんと握手しに行きたい、と思うくらい、そうそうそうそうそれそれそれそれ、と頷きのオンパレード! ……なのですが、このストーリーに関する部分はネタバレになるかと思いますので、伏字で書き起こすことにしました。伏字だらけですが、ドラクエ11をプレイした人は、どれの話をしているのかすぐにわかるはず……!


池崎「ストーリーが好きでしたね~僕は。どこまで言っていいのかわからないですけど……ネタバレになるので。○○というキャラクターがね、僕はめちゃくちゃ好きで! (ストーリーが進むと)○○なんですよ! う~~~~~わ~~~~~!!!!! と思って! マ~~~~~ジか~~~~!!!! って。で、そのまま○○倒して。ああ~~~、そうなんだ~~~~! と思ったら、そのまま○○が始まって。○○を○○させるストーリーが始まるんですよ! で、そこで! ○○に○○なんですよ! で、そこで、サブタイトルの『過ぎ去りし時を求めて』って出たときに、うーーーーーわーーーーー!!!!!! ってなって」

宇多丸「そうか、そうか、そういう仕掛けが」

池崎「たまらなかったんですよ、それが。それを、ここで回収してきた! って思って」

そして、ドラクエ11で特筆すべきはエンディングです。エンディングが、もうすごい。本当にすごい。エンディングといえば、ゲームの画面がちょこちょこ出てきてスタッフロールが流れるのが常ですが、違うんですよ、ドラクエ11のエンディングにはちょっとした仕掛けが隠されているのです。こちらも微妙にネタバレ……、かもしれませんが、ストーリー本編に関わることではないので、そのまま書かせていただくことにします。個人的には、ここでいったん読むのを辞めてドラクエ11をエンディングまでやってきていただきたいところではありますが……!


池崎「で、エンディングが、よかったですね~……! エンディングが確か、最後に主人公たちが丘かなんかに並んでたんだったかな、それが絵みたいになって、それが本になって、閉じて、それを取って、どこかのお母さんがそれを棚にしまって、で、息子を起こしに行って、『朝だよ、時間だよ』ってなって、Finって終わるんですけど、それがドラクエ3のオープニングなんですよね」

宇多丸「へえ~~~~! あ~、すげぇ」

池崎「3のスタートと繋がってるんですよ。3のスタートはお母さんに起こされて城に行く、みたいな。そこに繋がっている。だからもう、全のっけしてる! ドラクエもうこれ以上、作品出す気ないのか!? って」

宇多丸「いや僕、お話伺ってるだけで鳥肌立っちゃいました」

池崎「いや、そうなんですよ。カマしてるんですよ」

宇多丸「すごいね、いい話なんですけど、完全なネタバレですよ、まったくオンエアできませんよ、これ(笑)」


池崎「はははははは! やった人だけ聞いてください(笑)」

そうなんです。ドラクエ1~3のいわゆる「ロトシリーズ」と呼ばれる作品は、勇者ロトと、その血を引く者たちの物語。物語の時系列としては、3、1、2の順番です。ドラクエ11を最後までプレイし、エンディングを見ることで、ドラクエ11はドラクエ3のさらに昔の話だったのだとわかります。それこそ、ドラクエ1が発売された1986年から、ドラクエ11が発売された2017年、実に30年以上の時を経て、「ロト」ってこういうことだったのか! と判明するのです。もう本当に鳥肌立ちました。
しかもですよ、エンディングでは、ドラクエ1~ドラクエ10までの過去の作品のタイトルロゴや映像が順番に流れていき、そこからドラクエ3のオープニングに繋がっていく演出になっているのです。こんなの泣く。

ドラクエ11のエンディング映像で、パタンと閉じ、息子を起こしにいく母。(※仮に名前を「エニクス」とします)

「起きなさい。起きなさい、私のかわいいエニクスや……」
「おはようエニクス。もう朝ですよ。今日はとても大切な日」
「エニクスが初めてお城に行く日だったでしょ」
「この日のためにお前を勇敢な男の子として育てたつもりです」

こうしてドラクエ3は始まるわけです。お母さんがパタンと閉じた本には、ドラクエ11の物語が記されているのでしょう。勇者である息子が旅立つ日の朝に、お母さんはいにしえの(ドラクエ11の)勇者の伝記を読んでいた、ということでしょうか。

しかも、勇者の力がきちんとドラクエ3の時代にまで受け継がれていくのは、ほかでもないドラクエ11の主人公の活躍によるものなのです。ドラクエ11の世界で、主人公が“あること”をした結果、勇者の力が途絶えることなく後の世に伝承されていきました。

ドラクエ1が登場した1986年から積み上げてきたドラクエのすべてが、ドラクエ11には詰まっているのです。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

池崎「僕、初めて彼女ができたのが大学生なんですよ。だから、小中高と全然恋愛してなくて、それを『ときめきメモリアル』で補填してた感じですね」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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