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夏の装い、浴衣のススメ。

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今朝は、夏の装い「浴衣」のお話です。

最近では、若い皆さんも着ている浴衣。「SNS映えする」ということで、大きなヘアアクセサリーをあしらったりして、現代風の楽しみ方をしている方も多いようです。時代が変われば、装いも変わる・・・。では、浴衣は、どんな変化を遂げてきたのでしょうか。

「浴衣」を漢字で書くと「浴びるころも」。この名前が示すとおり、もともとは入浴のときに着るものでした。起源は、平安時代。このころの「入浴」といえば、湯舟に浸かるものではなく、蒸し風呂でした。貴族がこの蒸し風呂に入る時、水蒸気でやけどをしないように着たのが、「湯帷子(ゆかたびら)」という衣服。これが「ゆかた」の語源だと言われています。素材は「麻」だったといいますから、ちょっとチクチクしたかもしれませんね。

しかし、江戸時代になり、木綿が普及するようになると、湯上りに、木綿の浴衣を着るようになります。吸水性がよく、素肌にも心地良い木綿は、湯あがりのバスローブとして最適だったんです。江戸時代は、お風呂屋さんが発達し、湯上りは、二階でのんびりしたりおしゃべりしたり、という文化もありました。そんなときに着ていた浴衣を、そのまま外でも着るようになります。

そして、おしゃれとして楽しむようになったのは、「天保の改革」がきっかけだったといいます。「ゼイタクはダメ! 庶民は、絹を着ちゃダメー!」そんな禁止令が出されたわけですが、庶民は絹を着ないかわりに、木綿素材の浴衣でおしゃれを楽しむようになります。色にしても、鮮やかに染めては、おとがめを受けますから、藍を使ってさまざまな柄を染めました。

流行に敏感な江戸の人たち。彼らがこぞって買ったというのは、人気の歌舞伎役者たちにちなんだ柄。役者が舞台で着た衣装や、楽屋で着た浴衣など、話題になった柄を、浴衣で楽しんでいました。ダメと言われたら、創意工夫で楽しむ。それが江戸っ子の「粋」なんでしょうね。


ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
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