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神秘的な世界【木の精のドリアーデ】

ラジオシアター~文学の扉

毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

今週は、ゲストにソプラノ歌手の岡本知高さんをお迎えして、アンデルセンの【木の精のドリアーデ】をお届けしました。

お聴きいただいた皆さんありがとうございます!

文学の扉では、まずはじめにリハーサルを行い、ゲストさんの声の感じ、ボリューム、雰囲気を見て収録に入るのですが、ラジオドラマ初挑戦とおっしゃる岡本さん、その初めてとは思えない完成度とさすがのお声に、リハーサル終わりにブースからは拍手が起こりました!
耳心地の良いお声に心和まされ、また大きな台詞の抑揚が物語をよりドラマチックにしていきます。

今回は「木の精ドリアーデ」というように、精をはじめハトや枝やスズメや、人間以外のあらゆる花鳥風月が物語を紡ぎますが、その世界観と、常人離れした神秘的な岡本さんの声がとてもマッチしていて、スッとイメージを膨らませてくれます。
序盤、田舎町で木々に囲まれ落ち着き払ったドリアーデ、対するマリーはパリへの期待に声を弾ませていました。
それが一転、パリへ向かった2人は、 誇らしかったはずのパリの現実に嘆く毎日、そして変わり果てたマリーは理想とのギャップに沈んだ声です。
物語の序盤と終盤の環境の変化、それによる2人の声の変化、今回は特に、声だけで物語を紡ぐというラジオドラマの真骨頂が聴けた回だったかもしれません!

さて、 実際にパリに住んでいたこともあったという岡本さんは、都会に憧れる気持ち、そして現実に打ちひしがれるこの2人にとても共感出来るところがあるとお話しされていました。
「都会はみんなキラキラしていて自分の欠点ばかりを見つけてしまう。だから時に故郷を思い出し、自分のペースやテンポを見つめ直す」と、とても素敵なお話をされていたので、そのままここに綴らせていただきました。

今回の物語はなかなかなんとも言えない、救いのないような幕引きでしたが、でもだからこそ何か得られる教えがあるのかもしれませんね。
続きが気になる方、より詳しく読んでみたいと思った方は是非この作品の原作をお手に取ってみてはいかがでしょうか。

ということで、今週は「木の精ドリアーデ」をお送りしました。来週もまた岡本知高さんをゲストにお迎えして、アンデルセンの「ある母親の物語」をお送り致します。
それではまた来週!

by 北村健人

 

 

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