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梅雨の終わりの豪雨。なぜ起こる?【気象予報士・増田雅昭解説】

ジェーン・スー 生活は踊る

九州では4日土曜日から、ひどい大雨に。特別警報も出ました。なぜ、こういったことになってしまったのでしょうか。

線状降水帯による大雨

原因は、線状降水帯。活発な雨雲が集中。停滞して動かず、記録的な大雨に。近年、大規模な災害を引き起こすのはこのパターンが多いです。梅雨の終わりは、毎年のように列島のどこかで豪雨の被害が出てしまっています。夏が近づき、南の太平洋から湿気たっぷりの亜熱帯の空気がどんどん来る時季です。南から大量の水蒸気が来る一方、日本付近に停滞している梅雨前線が、空気の壁のように行く手をさえぎり、梅雨前線付近で大量の雨として降ってしまうのです。しかも、九州はアジアモンスーンの影響を受けます。インドやインドシナ半島などに雨季をもたらす、大量の水蒸気を含んだ西からの風が、日本にも来て、地理的に玄関口となる九州は大雨が降りやすくなってしまいます。

今週いっぱい、梅雨前線が九州~本州を、南北に行ったり来たりします。九州など西日本はもちろん、関東など東日本でも、週末の九州ほどではないにせよ、突発的に豪雨になってもおかしくありません。最新情報を得て、万が一の時はどうするかを一度イメージしておいていただきたいです。

大雨特別警報について

今回、大雨特別警報が出ましたが、やはり特別警報が出る=その地域にとって数十年に一度の大雨になると、大きな災害が起こってしまいます。特別警報は、大雨警戒レベルでは一番上の「5」に相当しますが、レベル5が出た時点では、手遅れで、災害に巻き込まれていてもおかしくないわけです。となると、警戒レベル4(避難指示・勧告)の時点で、危険な場所にいる人は、避難を済ませておかないと、そのまま雨が降り続いた場合、災害に巻き込まれるおそれがあります。

避難場所は??

避難するかどうかは、自宅や仕事場などの場所によります。丈夫な建物の高い階であれば、そのままとどまることも避難の選択肢の一つです。一方で、土砂災害のおそれがある区域や、浸水が想定される地域では、早くその場を離れなくてはなりません。特に、高齢者など避難に時間がかかる方は、警戒レベル「3」で避難を始める必要があります。ハザードマップで、危険な地域かどうか確認しておきましょう。

コロナと避難

今回の九州の豪雨では、コロナウイルスを気にして避難をためらう方がいたようです。ただ、警戒レベルが「4」になるくらいの大雨なら、危険な場所では、コロナで命を落とすよりも、水害で命を落とす可能性が高い状況です。躊躇せずに避難をお願いします。

今年の梅雨明けは?梅雨明けのシナリオが変わった?

    
今週かもというきざしもあったのですが、どうも来週以降にずれ込みそうです。早くて13日週の後半。遅ければ再来週。平年だと関東の梅雨明けが7月21日なので、それより少し早いかどうか。

梅雨明けのシナリオが変わってきた影に、台風があります。今年は台風が、まだ2個しか発生していません。(平年であれば、4〜5つくらいできている時期)夏の空気は、南からやってきます。南の熱帯が完全に夏のパターンになりきれていないということは、夏の高気圧も強まりきれず、梅雨前線が本州より北へなかなか動いてくれないわけです。

ちなみに、台風が6月末までに2個以下の少なかった年を近年で調べてみると、いずれも7・8・9月でたくさん発生しています。今年も帳尻合わせるように夏に多く発生して、次々に接近してくる可能性もあります。

今週の天気は・・・蒸し暑い!!

 今週の関東は、曇る日が多く、雨が降ったりやんだりです。30℃に届くかどうかの日が多いですが、湿気たっぷりで、かなり蒸し暑いですのでご注意を!

増田さんへの疑問・質問を大募集!

さて、このコーナーでは、お天気にまつわる質問を募集しています。
どんな些細な疑問でも構いませんので、みなさんが、増田さんに訊いてみたいこと、気軽にお寄せください!
宛先は、番組メールアドレス⦅ so@tbs.co.jp ⦆、件名に「増田さんへの質問」と書いて、送ってくださいね♪

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