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【作品紹介】「木の精のドリアーデ」(7月19日)「ある母親の物語」(7月26日)

ラジオシアター~文学の扉

世界的に有名な童話作家の巨匠、アンデルセンは、その作品に必ず、自分が投影されていると言われています。
今回の“木の精のドリアーデ”も、彼がパリでの万国博覧会を見学したときの思いが、色濃く映し出されています。
都会への憧れと、驚き、そして、文明批判。
ドリアーデは、アンデルセン自身だったのかもしれません。

「木の精のドリアーデ」
パリの田舎の学校にあるマロニエの木の精、ドリアーデは、
都会、パリに憧れる。
もうすぐ博覧会、セーヌ川、エッフェル塔、シャンゼリゼ通り。
ドリアーデは、いてもたってもいられない。
同じように若い女性教師マリーも都会に憧れ、パリに行くことに。
やがて、マロニエの木が、パリに移植されることが決まり、
喜ぶ、ドリアーデ。パリに行ったドリアーデが見た現実とは?

“ある母の物語”は我が子を救いたいあまり、他の人間への配慮を忘れたり、常軌を逸した行動をしてしまうという心理を、鋭く描いた作品です。
アンデルセンは実は、オペラ歌手になるのが夢で、15歳まで見事なソプラノ・ヴォイスで有名でした。
声変わりしてから歌がうまく歌えなくなり、挫折。
このときの挫折体験が、決してハッピーエンドではない童話の根底にあるのだという説もあります。
極度の心配性で、眠っているのを死んでいると勘違いされ埋葬されないように、寝床にはいつも「僕は死んでいません」という紙を置いていたそうです。

「ある母親の物語」
わが子がいま、まさに死にゆかんとするのをなんとか止めようと、母親が死神が連れ去った我が子を探す・・・。
母親は自らを犠牲にしてでも、我が子の命を守ろうとするのだが・・・。
死神のもとに辿り着いた母親が目にしたのは二本の花だった。

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