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下痢・便秘・お腹の張り…原因は小腸にあり?

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、江田クリニック・院長の江田証先生に、『下痢・便秘・お腹の張り…原因は小腸にあり?』と題して伺いました。

■原因不明のおなかの不調は小腸にあり?■
*検査で、がんや潰瘍などの「器質的疾患」が存在しなくても、患者さんとしては症状の原因がないので逆に困ってしまうことでしょう。
*現在、1,700万人もの日本人が原因不明のお腹の不調に悩まされていますが、近年、そのトラブルの原因が「小腸」にあるのではないかと言われています。
*小腸は、胃から送られてきた消化物をさらに細かく分解し、およそ5~8時間かけて身体に必要な栄養を吸収する役割を持ちます。
*幸い、管腔内が流れの速い臓器なので、がんがほとんど発生しない臓器です。
*逆に言うと、小腸はこれまでいわば「ほったらかしの臓器」で、内視鏡も届かない「未知の臓器」などとも呼ばれていました。
*しかし、近年、ストレスや抗生物質の乱用、食生活の乱れなどによって、小腸内での腸内細菌が以上に増え、腹部の張り、ガス、下痢や便秘を招いていることが分かってきました。
*「小腸内細菌の増殖」を意味する英語の頭文字を取って、SIBOと呼んでいます。

■本来細菌の少ない場所に異常に細菌が増殖■
*もともと小腸には、腸内細菌が非常に少ないのが正常です。対照的に、大腸の中には小腸の数十倍の腸内細菌が棲んでいます。このバランスが崩れ、小腸の中で腸内細菌が大増殖してしまうことが問題です。
*腫瘍や炎症など症状の原因となるような病気がないにも関わらず、おなかの調子が悪く痛みが続く「過敏性腸症候群」とも関係していることが分かってきています。

■一般的に良いとされている食物が悪影響■
*お腹に良いとされるヨーグルトは、お腹に不調がない人には効果的です。
*しかし、便秘・下痢・お腹の張りなどで悩んでいる人の場合、ヨーグルトに含まれる糖質(二糖類)が細菌のエサとなり、逆に小腸内の細菌やガスを増やしてしまいます。
*お米の糖質(多糖類)は、小腸でガスを発生させにくい性質を持っていますが、パスタ・パン・リンゴ・タマネギ・納豆・ニンニクなどに含まれる糖質はガスを発生させやすいです。
*このように、小腸ではほとんど吸収されないために、細菌のエサとなって急激に発酵を起こす糖質を総称して「FODMAP」と呼びます。
*このFODMAPを避けた食事法が「低FODMAP食」です。SIBOの人に対しては、分類ごとに糖質を段階的に減らしていくことで、自分に合う糖質と合わない糖質を見つけていく食事療法があります。

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