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コロナで「福祉」の就活はどう変わる?▼人権TODAY(2020年6月6日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは・・・
“コロナで「福祉」の就活はどう変わる?” についてです。
人権トゥデイ

★初のオンライン開催!福祉の仕事と出会う就職説明会

今日は、「福祉の仕事」に特化した就職フェアについてです。ここ数年、介護や保育、障害者の支援の現場では、慢性的な人手不足と言われています。そんな中、先月下旬、来年度の採用に向けた、学生向けの合同説明会が行われました。どんなものだったのか?イベントを手掛けた、一般社団法人FACE to FUKUSHI(フェイストゥーフクシ)、事務局の池谷 徹さんのお話。

「キャンナス・世田谷用賀支部」代表 中嶋惠子さん
いつもは実際に直接会って、社会福祉法人さんと福祉を勉強している大学生との対面式での就職フェアをしていたが、今年はコロナの影響もあり、オンラインで開催した。「ZOOM(ズーム)」というオンライン会議のシステムを使って、法人さんの話を聞くスタイルで実施した。
人権トゥデイ

福祉に特化した就職フェア「FUKUSHI meets!」

「福祉と出会う」という意味で「FUKUSHI meets!(フクシミーツ!)」と名付けられたイベント。高齢者施設での「介護職」や、障害者施設での「支援員」など、福祉に関わる求人がメインで、5年程前から、東京や大阪などの全国のイベント会場で実施されてきました。

★京都の大学生「京都から東京のオンライン説明会に参加」

そして今年は初のリモート開催だったので、学生は、スマホやパソコンを通してオンライン上で各事業者のライブ配信を視聴しました。実際に5月下旬に行われた説明会に、京都の自宅から参加した、大学2年生の彌榮(みえ)みのりさんに、感想を聞きました。

京都在住の大学生 彌榮(みえ)みのりさん
なかなか東京に気軽に行けないので、遠くの所の話も聞けて、視野が広がって選択肢が増えたなという感じがします。でもやっぱり雰囲気や人柄がオンラインでは伝わりづらいので、事業内容とかは分かるんですが、行ってみないとわからないことが、オンラインでは伝わりにくかったなと思います。お互いに慣れてないので、担当者の方も戸惑いながらやっていたので、実際に会うと受ける印象も違うんだろうなと思いました。

ミエさんは京都在住ですが、今回、25の東京の事業者が集まったオンライン説明会に参加。元々関西での就活を考えていたそうですが、今回話を聞いて、東京にも可能性が広がったとのことでした。

★働く現場を実況中継!オンラインを生かした説明会

一方で、出展していた事業者はどうだったのか。「ぎこちない人もいた」と言われていましたが、お話を聞いたのはそれとは“真逆”。オンラインの強みを生かしたライブ配信を行った、社会福祉法人 福祉楽団の、原田貴征さんのお話。

社会福祉法人 福祉楽団 原田貴征さん
リアル開催の時は、パワーポイントを使って説明したり、若手職員が福祉の仕事の楽しさや辛さを話してもらっていた。ただ、オンラインだと現場の中継ができる。私たちが運営している特別養護老人ホームやデイサービスが併設されてる複合施設があるんですが、「原田さん、現場の方に入ってくださーい」って言われると、私がゴープロというカメラを使って説明する。今こんな状況なので、職員である私たちも中に入ることができないので、施設の外観から、建物、サービス、コンセプトなどの話をしました。
人権トゥデイ

社会福祉法人 福祉学団。「ケアを考え “くらし”を良くし 福祉を変える」のミッションを掲げています

原田さんはこれまでも、実際に人を集めた“リアル開催”の就職フェアに参加してきましたが、今回ズームのチャット機能を使ってリアルタイムで質問を受け付けたり、特に使いこなしていた印象でした。ちなみにこちらの事業者は今後、最終面接までの工程すべてをオンライン化する方針。さらにはインドネシアやフィリピンなどの外国人採用も、現地には赴かずオンラインに切り替えていくということでした。

★コロナ禍で注目される福祉の仕事

このように、就職活動の形も大きく変えた新型コロナウイルスですが、実は、コロナ以降、福祉の仕事に対する学生の関心が、高まってきているようなんです。最後に、主催者のFACE to FUKUSHI、池谷さんに聞きました。

社会福祉法人 福祉楽団 原田貴征さん
コロナの影響でも正にそうなんですが、人の命や、人の生活をどう守っていくか、というのがクローズアップされた。どちらかと言うとコロナの前までは「経済」が表舞台で、「生活や福祉」はベースとなって支えている黒衣のようなイメージがあったと思うが、コロナの中でも変わらず ずっと人を支え続けている。止められない・止まってはいけない分野なので、そういったところに関心を持ってくれる人が増えていくと、より地域や社会も豊かになっていくのではないか。
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今後開催予定の「FUKUSHI meets! 」(6月開催)。詳しくはホームページをご確認ください

5月に行われたこちらの就職フェア、学生の参加者数が、前年比で30%増。しかも、今年は福祉を学ぶ学生以外の参加も目立ってきているようで、こうした社会の基盤となる仕事に興味を抱く学生が、増えてきているようです。
今月はあと3回実施されるようなので、詳しくは、FACE to FUKUSHIのホームページをご覧ください。

(担当:TBSラジオキャスター 田中ひとみ)
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一般社団法人 FACE to FUKUSHIの就職フェア「FUKUSHI meets!」
社会福祉法人 福祉学団
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