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コロナ禍の中の高齢者生活支援サービス▼人権TODAY(2020年5月16日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは『コロナ禍の中の高齢者生活支援サービス』

「100円家事代行」を売りに成長!

主に高齢者向けに生活支援サービスを提供する「株式会社 御用聞き」。東京・板橋区の高島平団地に事務所を構えていますが、大きな売りとしているサービスは「100円家事代行」。高齢者になると、電球を替えるなどの簡単なことでも、台に乗ったりするのが非常に骨の折れる作業になります。「御用聞き」はそんなニーズに応え、5分100円という価格で、電球や電池の交換、植木への水やり、あて名書きや瓶のふた開け等々を請け負います。

「100円家事代行」よりも重労働になる、粗大ごみや家具の移動などは「たすかるサービス」といって、5分ごとに300円で請け負います。出張費は1件につき200円から500円ほど掛かりますが、例えば粗大ごみのタンスを移動させる料金は、税込みトータルで3,000円程度。草むしりは3,600円程度という目安です。

「御用聞き」のサービスで特徴的なのは、作業中やその合間に、依頼主である高齢者の方と、にこやかに話をすることです。悩みや相談を直接聞いてこそ、ニーズが汲み取れるというわけです。

「御用聞き」に関しては2年半前にも、「人権トゥデイ」で取り上げましたが、その時にサービスを提供していた地域は、東京と埼玉のそれぞれ一部でした。
(2017年10月14日放送 https://www.tbsradio.jp/191638)

それが今では、東京は23区及び多摩地区までカバーしています。また愛知県でもサービスをスタート!他の県でも生活支援サービスを提供している他のグループや業者と、日々連携を深めています。また2年半前には「御用聞き」のスタッフは40数名だったんですが、今では大学生の有償ボランティアなどを軸に、200人近くにまで膨らんでいます。

「㈱御用聞き」代表取締役社長の古市盛久氏

「株式会社 御用聞き」代表取締役社長 古市盛久さん
練馬区に在る団地で、エレベーター無しの5階建て。老朽化に伴う建て替えということで、7月末までに全ての方々(470世帯)がお引越しをするのに、
粗大ごみですとか、80代の方の「お引越しって何なの?」というところの心のケアまで、一括でいまサポートさせていただいているっていう案件が進んでいます。

「株式会社 御用聞き」の代表取締役社長は、古市盛久(ふるいち もりひさ)さん。超高齢化社会の中で、最近はこんな大掛かりな依頼もあると言います。

こちらは「石神井公園団地」。築50年以上で、お住いの方々の平均年齢も70才以上。ここで「御用聞き」が培ってきたノウハウを生かして、長年住み慣れた所を離れることになる高齢者の不安に応えるというわけです。

“新型コロナ禍”の中での新たなサービス

「御用聞き」のノウハウが生きる場という意味では、最近は介護付き有料老人ホームなどでのサービス提供も増えてきました。介護士資格などがなくても出来る施設内での雑務を行うのですが、その中には、家族と会いたくてもなかなか会えない高齢者のために「孫レク」というサービスもあります。「孫レク」は文字通り、老人ホームに住む高齢者のお孫さん代わりになって、「人生ゲーム」などで一緒に遊んだりするというサービス。大好評だったのですが、この度の“新型コロナ禍”で、「三密」「濃厚接触」を避けるためとして、中止になってしまいました。

このままでは“コロナ禍”によって 老人ホームの高齢者たちは、身体的にも社会的にも益々不自由な状態に追い込まれ、ストレスが溜まっていく一方となります。そこで「御用聞き」では、新たにこんなサービスを始めました!

新サービスの“リモート買い物代行”

「株式会社 御用聞き」代表取締役社長 古市盛久さん
“リモート買い物代行”というのをいま進めていまして。zoomですとかオンラインのビデオソフトをスマートフォンで使いながら、施設の中と外とをつないで、映像を見ながら入居者さんたちが買い物を楽しむというのを、やらしていただいています。特売コーナーの映像を見て「そこでお兄さん止めてー」って言われたら、イヤホン付けながら止めてですね。「右ですか?左ですか?」みたいな形で。「あ、じゃあ今日は私、桜餅買うわ~」みたいなですね。

「御用聞き」のスタッフがスマホでスーパーなどの動画を、リアルタイムで老人ホームに送ります。それを高齢者が見て、楽しみながら買い物の指示をするわけです。

キーワードは「地産地消」

更に「御用聞き」は、“コロナ禍”で苦境に陥っている方々のため、こんな取り組みも行っています。

「株式会社 御用聞き」代表取締役社長 古市盛久さん
文京区主催で、商店街連合会が共同運営なので、公的資金を活用した飲食店の救済事業と言いますか、その辺りの企画・開発・運営を「御用聞き」がやっています。飲食店さんに、弁当容器をすべて無償で提供して、文京区民の方々が5月末までの間は配達料無料で、500円か1,000円の登録するお店のお弁当を届けてもらって、食べることが出来ると。そのような飲食店支援の、まあ事業といいますか、
イベントをやっています。

「御用聞き」がチャレンジしているのは、“非常事態宣言”の中で、苦境に陥った飲食店を、公的資金でバックアップするという取り組みです。弁当の配送を担当するのは、文京区民のボランティア70名。

「御用聞き」代表の古市さん曰く、高齢者の生活支援サービスも、「地産地消」が重要。今回の“コロナ禍”の影響もあって、その地域の事情に応じて、その地域で賄うというニーズが、今後益々高まってくるだろうということです。

★「株式会社 御用聞き」
https://www.goyo-kiki.com/
℡:0120-309-540 (平日:9:00〜17:00)

担当:松崎まこと(放送作家/映画活動家)