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迷走の時代から私を救ったマサカの一言~LiLiCoさん

コシノジュンコ MASACA

2020年3月22日(日)放送
LiLiCoさん(part 2)
タレント、歌手、映画コメンテーター。1970年スウェーデンのストックホルム生まれ。スウェーデン人の父親と日本人の母親の間に生まれる。日本のアイドル歌手に憧れて、18歳の時に単身で来日。長い下積み時代を経て、2001年にTBS『王様のブランチ』で映画コメンテーターとしてレギュラー出演を果たし、現在は映画俳優へのインタビューをはじめ、トークイベント、ナレーション、雑誌エッセイ執筆など、マルチタレントとして幅広く活躍しています。

出水:今年5月で芸能生活31年!

Li:50歳になる年なのでね。40になってからもう楽しくて、TVの中でやりたかったこと、ラジオでやりたかったことをやっているので、これからは何のために日本に来たのかというのをもう一度考えて、いろんなことをしようかなと思っています。

JK:いろんな経験をしてるから、今は余裕ですよね。これからLiLiCoさんらしいことができるんじゃない? 楽しみですね!

出水:お茶の間の方は映画コメンテーターとしてのLiLiCoさんを思い浮かべると思うんです。

JK:映画って1本みるのに2時間かかるでしょう?

Li:移動を含めると、試写会場に行くにも30分ぐらいかかりますからね。結構大変です。今『王様のブランチ』を19年やってるんですけど、「LiLiCoさんみたいになりた~い! 映画2本見て、ハリウッドスターに会いた~い!」って言われるんですけど、毎週15本ぐらい観て、そこから選んで、ハリウッドスターが来たら3分の制限時間の中でベストを尽くさなきゃいけない。最近では、誰も私みたいになりたいって言わなくなりました(笑)

JK:ははは(笑)

Li:私たちはハリウッドスターとしゃべるのが仕事じゃなくて、宣伝マンと話をしたり、連絡を取ったり。試写会はだいたい1日3回あるんですけど、映画会社もいろいろあるので、そこの移動時間も考えて。雑誌もいっぱいやってるので、締め切りに間に合うかとか・・・そのスケジュール管理は結構忙しい。

JK:週にどのぐらい観るの?

LI:年に3~400本ぐらいだから・・・旅番組が入ったりすると、その週は全く見られない。でも、1日2本は必ず見るようにしています。

JK:ごっちゃにならないの?!

Li:メモってます。似てるものもありますし、男性誌の連載も多いので、男性目線で見ることが多いです。それ以外に、女性目線と、素人目線と、プロ目線、あとはオネエ目線で見てる。5人ぐらいのLiLiCoがいて。男性目線のときは、ヒロインがキレイだから抱きたい!ぐらいな、男のフィーリングで見たり。そういうのを暗闇で、短いペンでメモってます。

JK:暗いところでよく書けるわね~。

Li:たまに字が重なってたり(^^)必ず鉛筆にしてます。ボールペンにしてたこともあるんですけど、会場を出たらインクが全然出てなくて(^^;)何を書いたか分からなくなったり。19年の間にさまざまなハプニングがありましたね。

出水:実際にそれだけご覧になっても、半分ぐらいしかご紹介できないんですよね。

Li:そうなんです。つまらないから紹介できない、というわけではなくて、ドキュメンタリーってそもそも紹介しにくい。音楽もののドキュメンタリーはなかなか難しい。あとは傑作であればあるほどコメントしにくい! 自分の言葉で、この素晴らしい映画をつぶしたくない! 私の日本語で果たして説明できるか、っていうのは毎回悩みますね。

JK:私も映画の審査員したことあるんだけど。フランス映画の。ちょっとカッコいいと思ってうけたんだけど、もう二度と受けない! 何本か見るのに、自分の中でごっちゃになっちゃう。私むいてない(笑)

Li:2年前に『幸せなひとりぼっち』っていうスウェーデン映画があったんですね。その年の私のNO.1だったんですけど、ハネス・ホルムという、役者としてもスウェーデンではすごく有名な人が監督で。この映画もスウェーデンでは100万冊ぐらい売れているベストセラー。人口が900万人ぐらいしかいないのに100万冊売れるってすごいことなんですよ!

Li:その映画化だから超プレッシャーじゃないですか。でも監督と対談させていただいたとき、「LiLiCoが何かの本を読んで、その本の話をするときに本の話をしますか?」って言われたんです。「本の話じゃなく、LiLiCoはLiLiCoの話をしてる。だからそれでいい。これは僕の物語なんだ」って。たしかに映画化はしているけれど、親子関係のシーンとか、自分の話も入っているから、それでいいんだって。ああそうか、私も『王様のブランチ』でぺちゃくちゃおしゃべりしてるけど、結局LiLiCoというフィルターを通っているから、それでいいんだって。だからジュンコさんのも、ごちゃごちゃでもよかったと思います(笑)

JK:いやね、審査委員長がジャンヌ・モローだったのよ。それで受けたの(笑)単純ね。

Li:いや、それは私も受けると思います(笑)

JK:この番組は『MASACA』って言うんだけど・・・LiLiCoさんはそれこそ言いたいこといっぱいあるでしょう!

Li:いっぱいありますけどね! 31年間の芸能生活の中で、ホームレスが5年間。マネージャーと車内で暮らしたりとか、しがない演歌歌手になったりとか・・・結婚したこともそうですし。映画コメンテーターになるなんて、それもマサカなんですけど。でも演歌歌手になったとき、葛飾に住んでた私のおばあちゃんとマネージャーが「日本で売れたいなら、日本人にならないとだめ」っていつも言ってたんです。ルックスが派手なので誰よりも頭下げなきゃいけないし、メイクとか服装とかも日本人らしくしなきゃ、と思って、どんどん自分らしさを失っていたんですね。

JK:あ~、わかるわかる。

Li:で、忘れもしない20年前ぐらいのある日。まだ『王様のブランチ』に声がかかる前の時です。当時お世話になっていた人からTBSに見学に来ないかって誘われて。その時TBSの玄関で「LiLiCoさんって日本人になり過ぎてつまらない」って言われたんです。あの日から全部ひっくり返りましたね! 私は何に向かって頑張ってたんだろうと思って。8年間ずっとスウェーデンに帰ってなかったんですけど、その一言でスウェーデン人の私はどこへ行ってしまったんだろうって。そこから徐々に取り戻しているところです。全部取り戻せているかは分からないですけど(^^;)

JK:スウェーデンの代表だもんね。

Li:でもすごく難しかったです。今みたいに仕事がいっぱいいただくようになって、よくスウェーデンに帰ると、プロデュース力がすごいんです。番組の企画書を書くのがめちゃ上手い(笑)8年前ぐらい、1年に5回ぐらいスウェーデンに帰ったんです! 全部自分のプレゼンテーションで! プロデューサーが面白いって言ってくれて。でも5回も帰るとさすがに疲れちゃった(^^;)

出水:ははは(笑)

Li:私の母はもう亡くなっているんですけど、父のパートナーのブリットさんという人がいて、本当に良くしてくださって、TVにも出てくださって。でも5年前にある日「カメラはいつなくなるの?」って言われたんです。それもマサカで。私はスウェーデンに帰るためにはロケにしないと休みが取れないって思い込んでた。でも親にとっては、いつもLiLiCoで、娘じゃない。いつもLiLiCoの顔でカメラがついてて、娘と話ができなかったんです。私のお父さんではなく、ブリットさんが言ってくれたことが大きかったですね。そこから「ああ、休んでいいんだ、カメラなしでスウェーデンに帰っていいんだ」って。50にもなったし、1週間休んだからって仕事がなくなるわけじゃないし。でも仕事がない時期が長かったので、仕事しないのが怖かったんですね。

JK:わかるわかる。でも、これからやってみたいことって何? 50代になってからヨッシャーやるぞ!ってことは?

Li:ポールダンス! ポールダンスとミュージカルをやってみたいんです。

JK:ポールダンスにしちゃ、ちょっと身体が大きくない?!

Li:はははは!

出水:ジュンコさん、そこは背中を押しましょうよ(^^;)

JK:ポールがかわいそうよ!

出水:こらこら!

Li:ポールが歪んじゃったりしてね(笑)でもラスベガスでは60~70代の方もポールダンスをするので、これは焦らなくてもいいかなって。学校はもうチェックして。全身の筋肉を使うからスタイルもよくなるんじゃないかなって。ジェニファー・ロペスの映画『ザ・ハスラー』を見ちゃったんですよ。もうカッコよすぎちゃって! 彼女も50歳なのでね。それからもっと歌をやりたい。やっぱり私、歌手になるために日本に来たのでね。

JK:ミュージカルの最中にポールダンスが出てくるとかね! ポールダンスやりながら歌える人ってそういないじゃない!

Li:ポールダンス気に入ってますね(笑)

JK:私の知り合いがプロでね、1位になったのよ。今度紹介するわ!

Li:ぜひぜひ! 体重は絞ります!

=OA楽曲=

M1. The Winner Takes It All /  ABBA

M2. I Love Your Smile /  Shanice

「コシノジュンコ MASACA」
TBSラジオで、毎週日曜17:00-17:30放送中です。ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。